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テンプレの多い世界で  作者: 酒ともやし
第一章転生
8/40

聖女


「えーと聖女ってあの聖女かな?」


「ゔん。

『ステータスオープン』これで信じてくれる?」 



 名前:ナミ 年齢:12歳 性別:女


職業:聖女


Lv:1

HP:150/150

SP:300/300

STR:60

DEF:26

AGI:38

DEX:100

LUk:200


パッシブスキル

浄化の波動 LV1

幸運 LV1

不浄感知 LV1



アクティブスキル

治癒魔法 LV1

浄化 LV1

結界 LV1






「んーちょっと待ってね?」


俺はナミちゃんのステータスをいったん置いておくことにして、最適解を出すため頭をフル回転させる。


この村を出たくないかーこれは変換すると。

なるほど、きっとそういうことだな。


「ナミちゃん!ライトの家に行くよ」


「え?」


びっくりして涙が引っ込んだナミちゃんを連れてライトの家に向かった。





「トム、同じ農家の家の子だとしても流石に早すぎるよ」


「すまん、この通りだ」


怒ってるライトに向け土下座する。

何故なら、叩き起こしたからだ。

そしてナミちゃんは、座りながらずっとモジモジしている。


「それでナミちゃんもいるしどうしたの?」


「ライト。ナミちゃんは聖女だ」


「トムくん!!なんで言うの!」


ナミちゃんはモジモジから一変して俺を睨む。


「ナミちゃん落ち着いてくれ。大丈夫だ。

ライト、俺が言いたいことがわかるよな?」


「なるほど。トムの頼みじゃ断れないね。

ナミちゃん今から言うことは内緒だよ。


僕の職業は勇者なんだ

『ステータスオープン』」


ライトはナミちゃんに向けてステータスを出した。


「ナミちゃん、実はライトも伝説上の存在である勇者なんだ。

これから王都に住むようになるだろう。

もちろん、聖女であるナミちゃんも王都の教会に行くことになる。

つまりそういうことだ」


ナミちゃんに伝えた。


ナミちゃんは号泣しライトに抱きついた。

困惑するライトに任せると合図をして、俺は家に帰った。





今日は集会の日、会長である俺の家ではなく、副会長の村長の娘であるメイちゃんの家。

つまり村長の家に我々は集まった。


「それでは集会を始めます」


副会長が宣言をした。


「はい!」


「どうぞリリアさん」


副会長がNO.2のリリアちゃんに言った。


「この中で抜け駆けをした人がいます。

ナミさん!あなたです」


「抜け駆け?そんなことしてません。

ただ、秘密の話をしていただけです」


リリアちゃんに対して自信満々の顔して返した。


「秘密の話ですか、ファンクラブNo.4ナミ。

副会長権限でその内容話しなさい」


「無理です。会長命令で話すことはできません」

「会長そうなのですか?」


ファンクラブの全員から睨まれる。


「悪いがこの秘密に関しては諦めてほしい。

もし追求するのであれば、このファンクラブのことを、


ライトにバラす」


勇気を出してファンクラブのメンバーに伝える。


「副会長命令です。この件は無かったことにし、追求も絶対に行わないこと。

いいですね!!」


《はい》


メンバー全員揃って返事をした。


あとは特に代わり映えもせずに集会は終わった。


変わらないといっても平穏とはいかなく、ライトとなになにしたとか自慢したり。

自慢した人にあらその程度なのとか牽制したり。

何も言わないが、自慢してた人を睨みつけ嫉妬したり。

ライトをこうしたいああしたいと無駄に卑猥なことを話したり。

もちろん暴力を振るったり。

それを俺が必死に止めたりするわけだ。

何故なら会長だから。

ちなみに卑猥なことを言うのは副会長である村長の娘だから困ったもんだ。


どっと疲れた俺はフラフラしながら家に着く。


「ただいまー」


「おかえりトム、お願いがあるんだけど」


「え?疲れてるんだけど?」


「大丈夫若いんだから!

それでね、森の近くにカミラさんの畑あったじゃない?そこにある薬草全部取っていいって言われたから取ってきてほしいの!

道具は外に出しといたから頼むわね!」


テーブルのある部屋から出てきた母さんは、部屋に戻って行った。


「はぁーしゃあない行きますか」


俺は家から出て道具背負い目的の場所に向かった。





「薬草って結構取るの難しいんだよなー」


愚痴をいいながら作業する。


薬草は魔力というものを帯びているため、源である根っこを大きく傷つけると途端に萎れていく。

根っこは太く短いため比較的簡単に抜けるが、ある程度掘ってから抜かないと、引っ張った力で傷がついてしまう。


「ん?なんの音」


俺は背後から変な音がしたので振り向くと。


そこには、成人男性の拳ほどの太さがあり、全長9メートルくらいの白蛇がいた。



読んでいただきあざっす!

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