表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/260

六章エピローグ

今日も元気に宣伝だ~。


「セブンス 1~9巻」好評発売中!

「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1~5巻」好評発売中!

「コミカライズ版 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1~2巻 作画:潮里 潤 先生」好評発売中!

「孤島の学園迷宮」好評発売中!


※電子書籍版もあるよ!

 バンフィールド家の屋敷。


 そこには、メイド服を着た凜鳳と風華の姿があった。


 二人とも苦虫をかみ潰したような顔をしていたのは、可愛らしいメイド服を用意されたからだ。


 同門だからとリアムが特別扱いをして、特注で作らせた制服だった。


 それが、二人には恥ずかしくて仕方がない。


 普段なら、スカートでもかっこいい物を好む。


 それがひらひらした可愛らしいメイド服を着ることで、羞恥心を煽られていた。


「何で僕がこんな服を着ないといけないんだよ」


 凜鳳は本当に嫌がっている。


 対して、風華は普段の強気な態度とは違って、恥ずかしがっていた。


「お、俺がこんな服を着ても似合わないだろ!」


 二人を前にしているのは、教育係として任命されたセリーナである。


 侍女長であるセリーナから直接教育を受けるなど、特別待遇に他ならない。


「本当に野生児みたいな子たちだね」


 ただ、礼儀作法は仕込まれていても、メイドとしてはまったく駄目だった。


 剣士である意識が強く、乱暴な振る舞いが目立つ。


 セリーナの物言いに、凜鳳が剣呑な空気を醸し出していた。


「はぁ? 調子に乗らないでくれる? 刀を奪われたところで、婆一人くらい――」


 すると、物陰から二人を見ている幼子の姿があった。


 風華が気付き、凜鳳に肘打ちを入れてその先の台詞を止めるのだ。


「はうっ!」


 脇腹を押さえる凜鳳に、風華が慌てた様子で物陰を指さす。


「ば、馬鹿! エレンが見てるだろうが!」


 凜鳳も脇腹を手で押さえながら、必死に作り笑いをした。


 物陰にいるエレンが、二人を見ている。


「――師匠に言いつけてやる」


 その台詞に凜鳳が笑みを浮かべながら青くなった。


「エレン、何でもないから。兄弟子にだけは。兄弟子にだけは言わないで」


 二人がリアムを恐れる理由は、安士にあった。


 安士は二人を温かく見守り、叱る時も怒鳴り、手を出す、ということはなかった。


 だが、リアムは違う。


 厳しい上に、二人がわがままを言いすぎれば――刀を抜くのだ。


 一定の技量を持ち、剣士として認めている妹弟子たちには容赦がない。


 屋敷でリアムの言いつけを破ろうものなら、本当に血反吐を吐くことになる。


 エレンが見張っていることもあり、二人はセリーナの前で猫をかぶる。


「よろしくお願いします、侍女長!」

「お願いします!」


 キビキビしだす二人を見て、セリーナがこれからを不安がるのだった。


「まったく――リアム様の頼みじゃなかったら、あんたら二人は預からなかったよ」


 こんな二人をしっかり教育できるのだろうか?


 セリーナは不安に思うのだった。



 バンフィールド家の屋敷の地下。


 そこには限られた者だけが立ち入りを許される場所がある。


 ククリたち暗部の施設があるのだ。


 そこを訪れた俺は、棺の中を見ていた。


「――三十人も死んだのか」


 首都星で暴れ回ったことで、ククリたち暗部を三十人も失った。


 その対価に不満はない。


 帝国の暗部――カルヴァンに従った暗部をかなり削れた。


 俺の側に立つククリが申し訳なさそうにしている。


「申し訳ありません。ですが、無駄死にではありませんでした」


「当たり前だ。俺のために死んだ。無駄死になどあり得ない」


 ――死者は裏切らない。


 転生すればどうなるか分からないが、こいつらはその人生を俺に捧げた。


 裏切らなかった存在たちだ。


 それはとても尊い。


 裏切るのはいつも生者だ。


 俺は人間を信じない。


 だが、俺のために死んだ人間は尊い。


 暗部の葬式があると聞いて足を運んだのは、彼らを弔うためだ。


「死体はどうする?」


 ククリは平然と答える。


「我らの肉体は技術の塊ですので、綺麗に分解します。何も残しません。この世界にいる者たちは、跡形もなく消えるのが運命ですからね」


 何とも寂しいことだ。


 墓くらい作ってやりたいが、それすら拒否する。


 徹底しているな。


「――ククリ、褒美をやる」


「はい? 我らは既に報酬を受け取っておりますが?」


 俺は自分の周りにいる連中を優遇する。


 そもそも経済的な問題から解放されているので、報酬は幾ら払ってもいい。


 だが、俺は悪徳領主でケチだ。


 自分に金は使っても、気前がいい振る舞いは気分次第でしかしない。


 働きに見合った報酬しか支払わない。


 しかし、今回は色々といいことが続いた。


 ティアが捨て身で俺を守ろうとしたことや、ククリたちが命懸けで俺の命令を果たしたことだ。


 彼らは俺のために命をかけた。


 その分の報酬くらいは用意してやる。


「お前たちは役に立った。その分の報酬を用意してやる。何か望みはないか?」


 ここで何でも言え! と言わないのがポイントだ。


 叶えられない願いを聞き入れる気は全くない!


 ククリたち暗部が困惑しているが、しばらくして。


「――では、惑星を一ついただけますか?」


「惑星を?」


「我らの母星は失われております。条件のいい惑星を一ついただければ、そこを我らの母星としたいのです」


 条件を確認すると、俺が領地として持つ惑星の中に一つだけ適したものがあった。


 その星に住んでいる人間もいるが、数千万とまだ少ない。


 ククリが俺の前で膝をつく。


「我が一族の再興が悲願でございます。そのための土地が欲しいのです」


 暗部が住まう隠れ里、か。


 浪漫がある話だな。


 それに、ククリたちが増えれば俺としてもありがたい。


「いいだろう。居住している連中はすぐに追い出してやろう」


「いえ、そこまでは必要ありません。居住者がいる方が都合はいいですからね」


「そういうものか?」


「はい」


「分かった。すぐに必要な物を揃えさせる」


 暗部たちが全員俺の前に膝をつくが、葬式なので立ち上がらせた。


 棺の中に花を入れていく。


「――死者だけは俺を裏切らない。お前たちは裏切らなかった。せめて、次に生まれてくるまでは安らかに眠れ」



 バンフィールド家の屋敷。


 メイドとして働くシエルは、首都星での忙しい日々を思い出していた。


「――何も出来なかった」


 リアムの本性を暴いてやろうとしたのに、何も出来なかった。


 むしろ、真面目に働いていたリアムしか見ていない。


 研修として地方の役所に飛ばされたが、汚職まみれの職場を見事に掃除した。


 遠征軍を裏方として支えながら、毎日パーティーを開いて精力的にクレオ派閥のために動いていた。


 何とかあらを探そうとするが――真面目すぎて見つからない。


「何なの? あいつ何なの? 普通に有能な領主じゃない。それなのに、小物臭だけは人一倍するって何なの!?」


 周りに聞いても皆が「リアム様は素晴らしい領主です!」と言うだけだ。


 誰もリアムの本質を見ていない。


 そして、リアムの側――ロゼッタの側付きとして働けるシエルには、周りから嫉妬の目を向けられることも多かった。


「そんなに羨ましがる立場じゃないでしょ! ここにいる連中は、見る目がなさ過ぎるわね!」


 どうしてリアムに心酔できるのか理解できない。


 部屋の掃除をしていると、そこにロゼッタがやって来た。


「シエル、ここにいたのね」


 どうやらシエルを捜していたようだ。


「ロゼッタ様? お呼びいただければ、すぐにお伺いしたのですが?」


 どうしてこの人は、使用人を自ら捜して歩き回るのだろうか?


 それが不思議で仕方がない。


「貴女の働く姿も見ておきたかったのよ。首都星とは違って、この屋敷でちゃんとやれているか見るのも私の仕事ですからね!」


 シエルは帝国の直臣である男爵家の娘だ。


 リアムの寄子――面倒を見ている家よりも立場が上であり、バンフィールド家がはじめて修業先として受け入れた貴族の子弟である。


 部下の子弟を受け入れるのとは、また違う。


 シエルが成功すれば、次々に貴族の子弟たちを受け入れて欲しいと希望が出てくる。


 そうなれば、今後も貴族と縁を繋ぐ機会が増える。


 また、修業先として頼み込まれる格式ある家と見なされるのだ。


 シエルは思う。


(ここ、うちの実家と同じ田舎なのに、首都星並みにマナーが厳しいのよね。確かに、教育としては悪くないし、修業先としては当たりだけど)


 侍女長のセリーナは厳しいが、帝国の宮殿で侍女長を長年務めていた人物だ。


 ブライアンも多少問題はあるが、執事としてしっかり仕事をこなしている。


 ロゼッタも厳しいが、基本的には優しい。


 自分を気にかけてくれるし、根気よく指導してくれる。


 環境としては最高だろう。


 問題があるとすれば、リアムだけだ。


 ロゼッタは、シエルが真面目に働いている姿を見て嬉しそうにしていた。


「屋敷でも問題なさそうね。これなら、修行を終えて実家に戻れる日も近いわよ。でも、そうなると寂しくなるわね」


 本当に寂しそうにしている。


(この人、いい人なんだけどな。どうしてリアムなんかに惚れたんだろう? 他の人はともかく、この人だけには真実に気付いて欲しいわね)


 ロゼッタだけには、目を覚まして欲しいと思うシエルだった。



 オクシス連合王国の領地。


 ヘンフリー商会の船団が宇宙を移動していた。


 その船団の中に、一隻の宇宙船がある。


 特別仕様の豪華客船だ。


 トーマスが乗り込み、直接相手をしているのはノーデン伯爵だった。


 連合王国で立場を失ったノーデン伯爵は、ヘンフリー商会を頼って国外への脱出を謀ろうとしていた。


 目指すはリアムの寄子であるノーデン男爵家だ。


 過去に、両家は血の繋がりがあった。


 それを頼るつもりで、トーマスを利用している。


 船内で酒を飲み、不安をかき消そうとしている。


「トーマス、お前のせいだぞ! お前は、私を責任持って安全な場所まで逃がせ! くそっ! どうしてこんなことに」


 冷めた目をしているトーマスは、そろそろ帝国の領地に入ると確認してからノーデン伯爵に本題を切り出すのだった。


 それまでは、ノーデン伯爵の相手をしていた。


 話を聞くだけだ。


「――ノーデン伯爵」


「何だ?」


「私たちヘンフリー商会は、リアム様の本拠地に本店を置く御用商人です」


「それがどうした? 金なら渡しただろう? 私を安全な場所に逃がせ。まったく、商人風情が忠義だとでも言うつもりか? 金の亡者の癖に」


「これは耳が痛いですね。確かに商人は金に厳しいでしょう。ですがね――私にだって義理や人情くらい持ち合わせているのですよ。何度も助けていただいたリアム様を裏切った貴方に手を貸せば、それは私たち商会にとって不利益になると思いませんか?」


 ノーデン伯爵は鼻で笑っている。


「お前が黙っておけば誰も気付かない。こんなの、みんなやっていることではないか。いっそ、リアムを裏切るには幾ら金がかかると正直に言えばいいものを」


 貴族ではなくなり、家も家族も捨てて一人で逃げ出したノーデン伯爵。


 今持っているのはリアムを裏切り手に入れた大金だけだ。


 そして、ノーデン伯爵も一応は貴族である。


 商人くらいどうにでもなると思っているし、側には護衛の騎士たちもいた。


 家族は捨てたが、護衛の騎士たちは連れている。


 そのため、強気な態度を崩さない。


 そもそも、ノーデン伯爵がトーマスを頼った理由だが、連合王国に関わる商会が助けるのを拒んだためだ。


 裏切り者のノーデンに大金を積まれたから助けたなど、連合王国では商売が出来なくなるので誰も助けなかった。


 帝国を本拠地にしているヘンフリー商会しか伝手はなく、仕方なくトーマスを頼った形だ。


 そして、遠い親類であるノーデン男爵家へと逃亡を計画していた。


 裏切り者がリアムのお膝元にいるとは思わないだろう。


 ノーデン男爵家もまた、裏切り者だった。


「ノーデン伯爵、今回の件を不満に思っているのは私だけではないのですよ」


「あん?」


 すると、宇宙船が揺れる。


「な、何だ!?」


 ノーデン伯爵と護衛の騎士たちが警戒すると、侵入者が乗り込んできたことを警報で知らせてきた。


 バタバタと音が聞こえてくると、部屋のドアが蹴破られた。


 入ってきたのは紫色のパワードスーツを身につけた女性だった。


 その両手に持つ剣は、禍々しい大鉈で刃がのこぎりのようにギザギザだ。


 それがチェーンソーのように動いている。


 人を痛めつけるための凶悪な武器。


「み、つ、け、たぁ~」


 女のヘルメットのバイザーが開き、そのままヘルメット自体が折りたたまれ収納されていく。


 頭部を出した女は、恍惚とした表情をしていた。


 その後ろには殺気立つ騎士たちの姿。


 ノーデンの護衛たちが武器を持って斬りかかると、入り込んできた騎士たちに全員が斬り伏せられる。


 ノーデンがそれを見て目を丸くしていると、女――マリーがトーマスにお礼を言うのだった。


「トーマス殿、私を頼ってくれたことに感謝しますわ。あのミンチ女ではなく、よく私に声をかけてくれたわ。貴方、見る目があるわね」


 リアムの領地を守るために留守番していたマリーは、数百隻を率いてこの場に襲いかかったのだ。


 トーマスは困った顔をしていた。


「確かにお引き渡ししましたよ」


 マリーが持つ大鉈の刃が耳の痛くなる甲高い音を立てる。


「ノーデン! リアム様を裏切った罪は重い! この私が、寸刻みにしながらゆっくりとお前の罪を教えてやるわ。大丈夫。薬もいっぱいあるの。簡単には死なせないから」


 周囲の騎士たちも同じ雰囲気だ。


「裏切りには死を!」

「リアム様の敵を殺せ!」

「ショーの始まりだぁぁぁ!」


 ノーデンが助けを求めるようにトーマスを見れば、そそくさと部屋から出ていくところだった。


 騎士たちに押さえ込まれたノーデンは叫ぶ。


「た、助けてくれぇぇぇ!」


 マリーが微笑む。


「い、や」



 戦争に負けた連合王国は、責任の所在で大揉めになっていた。


「――あれ? そういえば、ノーデンってどうなっていたかな?」


 自室でくつろいでいるリアムは、ソファーに横になり端末でニュースを見ている。


 連合王国のニュース記事を読み、思い出したのだろう。


 部屋で飲み物を用意している天城に尋ねてきた。


「そちらはトーマス様より、マリー様と処分したという報告が上がってきています」


 リアムは欠伸をする。


「マリーを見かけないと思ったら、裏切り者の処分をしていたのか。働いているようで大変結構」


 天城が紅茶やお菓子を用意すると、リアムは起き上がってそれらの香りを楽しむ。


「天城のお茶の匂いだ」


「普段からその茶葉をお召し上がりですが?」


「お前が淹れてくれたお茶は他とは違う」


「そうでしょうか?」


 微妙な違いをリアムは感じ取っているのだろうか?


 天城はそう考えながら、リアムを見ていた。


 そして、あの日のことを思い出す。


(旦那様の名前を叫んだあの存在――いったいアレは何だったのでしょうか?)


 人の形をしながら人ではなく、ノイズの入った不思議な存在だ。


 それは人に好意的ではないことだけは確かだった。


(旦那様は狙われているのでしょうか? もし、そうなら――)


 人外に狙われているリアムを、天城は心配するのだった。


 ただ、リアムは今日ものんきである。


「あれ? 今日はブライアンを見かけないな?」


 天城はそんなリアムを見て、普段通りの態度を見せる。


 それしか自分には出来ない。


「今日はお休みですよ。お孫さんたちと食事をするそうです」


「ブライアンの孫ね。なら、食事の費用は俺に回すように手配してくれ。こういう時に恩を売るのがいいんだよ」


「かしこまりました」



 宇宙空間。


 そこに漂う案内人のシルクハットに、小さな手足が生えた。


 シルクハットに口が出現し、悔しさに奥歯を噛みしめていた。


「ちくしょう――ちくしょう――」


 グズグズと泣いている。


 ――案内人は死んでいなかった。


「私では勝てない」


 リアムに近付くこともままならない。


 領地で、そして他の土地で――リアムは感謝されており、そのエネルギーを受け取って人でありながら膨大な力を手に入れていた。


 弱り切った案内人ではどうにもならず、全盛期ですら勝負になるか怪しい。


 それでも、案内人は諦めない。


「私は復讐を諦めない。必ずリアムを殺してやる!」


 どんな手段を使ってもリアムを倒す。


 案内人は決意を新たにする。


 そんな案内人を見ている犬がいた。


 死ななかったことに不満そうにしているが、放置しても問題ないと思ったのか犬はどこかへと消えていく。


 案内人は叫ぶ。


「今は敗北を受け入れてやる。だが、私は必ず帰ってくるぞ、リアムゥゥゥ――」


 宇宙空間で回転するように漂いながら、どこかへと流れていく案内人だった。


ブライアン。・゜・(ノД`)・゜・。「リアム様! このブライアン、感動で涙が止まりませんぞ!」


ブライアン(´;ω;`)ノシ「そして、六章は本日までとなります。またしばらく会えませんが、皆様再会の時までどうかお元気で」


若木ちゃん( ゜∀゜)「感想、評価、レビューはいつでも受け付けているわ! 下部に評価、感想をつけられるようになっているから、そこから気軽に書き込んでね」


若木ちゃん( ゜д゜)「でも規約は守ってね」




六章はいかがだったでしょうか?


自分の感想は活動報告を利用しようと思っています。


お暇な時にチェックしてもらえると嬉しいです。


次回七章の投稿は未定ですが、他作品の更新を優先する予定です。


それでは、今後とも応援よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ロゼッタの目が覚めたとしても ツラくて、プライドもズタズタで、自分や家族を追い込む役人に囲まれて。壊れかけて。海賊貴族のバカ息子に強姦されそうになって誰も助けてくれない時に。 必死に自分…
[一言] シルクハットの付喪神?
[一言] 案内人はネタとして流石にもうしつこいかな。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ