魔域
魔域とは 含有魔力の多い土地のこと。魔物が住み着きやすい。
これまでに出てきた魔域。
・闇森 もともと放出魔力量の多い樹の魔物、森精がともに暮らしていたこともあって、生態系ピラミッドが魔物オンリーで構築されてるんじゃというくらいには多い肥沃な土地。
普通の生態系ピラミッドは食物連鎖で構築されるが、魔物で構築された生態系ピラミッドは魔力の融通しあいでも構築されている。
それぞれの役割を果たしていれば魔力は循環するため、繁殖力の問題もあるのであまり魔物は互いを食い合わない。必要なら外へ行って一狩りするので、どんどん魔力がたまっていく、というかその結果が現在。
・アルボー郊外低湿地 コールナーのテリトリー
湿気その他いろいろなものが溜まる土地。魔力も溜まるがコールナーと幻惑狐の群れぐらいしかいなかったので、よどんだ魔力が魔晶を作ることがちょくちょくあった。
今後は樹杖たちが生えてるし、魔物達が増えていくかも。増えるなら闇森状態になるまで覇権争いが生じる可能性も。コールナーのつがいが発生するかも?!
サル系魔物な人間が踏み荒らしてたら、肥沃な農地にはなっただろう。
じつはユーグラーンスの森、伐採が入りすぎてどんどんと縮小しつつあったり。
そこにしばらくいたヴィーリが胡桃を植え込んだり、樹杖を生やしてみたりしていたので、何か影響を受けるおそれも。
将来的に農地が足りなくなったら人間と魔物の間に問題が起きるかも。
※湿地という意味ではボヌスヴェルトゥウム辺境伯領にある広大な湿地も有望か。
ただしあっちの方がロブル河の勢いが強いのと、幾分南なので温暖、ゆえに生態系が成立しており下手に魔物が入っても近づかない相手が増えるだけ。動物の集団と魔物一体じゃあ魔物も微妙に分が悪い。
・グラディウス地方 幻惑狐たちの住処。
岩石と地衣類、風の流れはあるが命はわずか。魔力は風に流れ来るけれど、それで厳しい生活環境への耐性を得ているだけの動物として生存していた。
幻惑狐たちが魔物らしくなったのは、船に乗り込んで人間の放出魔力を食いまくってから。