この世界の神々たち
テールム世界において信仰されている神々
多神教であるため、それぞれの職能というか加護を授ける分野が異なっている。
ちなみに本当に存在しているかは今のところ不明。
神聖魔法みたいなものがあるかどうかも不明。他人の傷を治癒できないのでおそらくはないのでは。
現在のところ、明らかになっているのは次の五柱。
・武神アルマトゥーラ
ある意味創造神の一柱。
多様な武器を背負い、それ以上の武器を周囲に舞わせた壮年の男性として描かれる。
ある戦いで数多の武器を失い、また当人(?)も眠りについたという神話があるというが、それを骨っ子たちが知ることがあるのかは不明。
騎士など武人に信仰されることが多い。
また、テールム世界における主神に近い存在であるのは、各王侯貴族たちが自身たちを『アルマトゥーラの神具の末裔』と称しているため。
それがただの箔付けに過ぎないのは、骨っ子がヴィーリに看破したとおり、この世界の人間がサル系魔物の進化した姿だというあたりでも明白。
象徴は種々の武器。地域によって差があり、グラディウス地方は剣、ランシア地方は槍、クラーワ地方は棍棒。
スクトゥム地方も盾がメインだったはずなのだが、星屑の増加により信仰というものが削れているため、ただの模様としてしかほとんど認識されていない。
色でいうなら白または白金。
・豊穣の女神フェルティリターテ
ある意味創造神の一柱。
裸足の美女として描かれるが、鎖にいましめられた姿、穀物の穂を抱えた姿、腕まくりをして料理をする姿など、さまざまなバリエーションで描かれるのは、神話由来。
豊穣をもたらす女神として、特に農村での信仰が篤い。名前が長すぎてややこしく感じられるせいか、「フェルティ」と呼ばれることも。
結婚の神としても信仰されているが、子どもができない=祝福をさずからなかった、ということで離婚することも認めている、というのはあまり知られていない。
象徴は穀物の穂。火の入った竈。鎖。
色でいうなら黄または金。
・海神マリアム
海岸沿いの地域ではほぼ主神扱いで信仰されているが、そうでない地域(クラーワの山間部など)では異教の神扱い。
死者を慰撫する冥界の神として、また豊漁をもたらす神として、アルボーでは豊饒の神フェルタリーテ同様にあがめられている。
命を恵み、死者を送る、懐深く、情が厚く、気っぷのいい蒼衣の人物として描かれる。
ただし性別は不明。男性形女性形不明系、さまざまな姿の神像があるが、命を捕らえ、自身の奥津城に迎え入れる網と、命を絶つための刃を構えているところは共通している。
激怒すると白刃の群れを送り、舟を沈める凶神でもある。
カトラスを構える神像もあるが、それよりも銛を構えた姿がランシア地方では好んで描かれる。銛も槍の一種だから、らしい。
象徴はすなどる網。断罪の刃。
色でいうなら蒼。
・不運の女神ミセリア
美しい黒衣の少女として描かれるが、不幸の擬神化というべき存在なので、文句の持って行き所にされているせつない神様。
色でいうなら黒。
・幸いの神ベネディクシームス
幸運、とりわけ人と人との出会いの擬神化というべき存在。陽気で人なつっこいおっさんとして描かれる。
象徴は幾何学模様の織り出された布。
色でいうなら赤。
小ネタ
・アルマトゥーラ=武具
・フェルティリターテ=実りをもたらすもの
・マリアム=海
・ミセリア=不幸
ちなみに、武神と豊穣神のEXネタがあるんですが、需要はありますかね?