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ランシアインペトゥルス王国における魔術学院

魔術学院 魔術師の素養ある子どもを集めて教育を施す国家的教育研究機関。


課程

 初級 イメージ的には0歳児から10歳ぐらいまでが所属する保育園幼稚園小学校一貫教育。

 教育者は下級導師。

 まずは魔力暴発などの事故を起こして死なせないため、魔力操作能力をひたすら叩き込むスパルタ教育が展開され、加えて読み書き計算能力が指導される。

 課程修了者は初級魔術師と呼ばれ、煉瓦色のローブが与えられる。死亡者以外、よほどのことがない限り全員中級に進む。



 中級 イメージ的には11歳くらいから15歳ぐらいまでが所属する中高一貫教育。

 教育者は中級導師。といっても、平民出身が大部分の下級導師とは違い、雑多な人々が混在。

 能力的に高いせいで下級導師から中級導師になっちゃったタイプ。

 上級貴族がごり押しで箔付けのため中級導師という資格をもらっちゃったタイプ(馬鹿坊ちゃんはこれ)

 下級貴族の四女とか、自立の道を選ぶために学院に残ったタイプ。(最低限の礼儀作法などを教える必要があるため、下級貴族出は結構多い)

 教育者というより研究者が自分の教育の片手間に指導する感じ。


 中級導師の中には学院内での出世を望んで暗闘する連中も。

 なお、中級導師からはその能力に合わせて自室が与えられる。

 中級課程修了者は魔術師として放流される。魔術士団的には即戦力扱い。

 魔術特化型貴族の子女は、最低限この中級魔術師となることを求められる。

 ※コッシニアさんがお師匠様からもらったローブは、この中級魔術師のもの。臙脂色だったのが、放浪のため葡萄茶に変色したりしている。



 上級 イメージ的には大学から大学院。

 研究者の、研究者による、研究者のための研究機関。

 所属するのは上級導師(生前のシルウェステルさんはこれ。大貴族の家の出身で研究ヲタ系、だから指導は不熱心。というスタンスの裏で、デキムス王子の傅役を仰せつかってたり、暗部に所属していたり。)と名誉導師(現在のボニーがこれ)。

 上級課程修了者は個々の力量に応じて導師の資格が与えられる。そのためローブの色はさまざま。

 なお、学院に所属しない導師も多い。



導師の種類

 初級導師 薄藍色のローブが与えられる。

 魔術学院の入学者は、彼らがまず指導に当たる。魔力暴発事故を防止するため、魔力制御能力鍛錬の第一歩として、初級導師は入学者の体内にある魔力の操作を行う。

 つまりその程度には高い魔力操作能力が必須。

 加えて、平民の子どもたちは読み書き計算、最低限の礼儀作法も知らないことが多い。

 それらも教えられるだけの知識と能力が求められるため、初級導師自身も平民であることが多い。

 学院生寮の管理も任せられるため、ほぼ24時間労働という超絶ブラック環境。


 中級導師 濃紺のローブが与えられる。

 初級導師に求められる能力に加え、指導者としてお手本になるようにきちんと術式を綺麗に顕界できる安定性など、より高度な魔術知識と能力の+αが必要ということで、一度は初級導師としての経験を積まねば得られない資格。

 だがそのあたりを無理矢理カネとコネでめいっぱい短縮してくる連中がいるのが半ば公然化しているらしい。そのせいで中級課程指導者の質が下がってきているのが学院長の悩みだったり。


 上級導師 漆黒のローブが与えられる。

 教育職というよりは研究職であり、新しい魔術の研究開発を行う以上、中級導師以上の魔力量と魔力操作能力が求められる。

 一応アーセノウスさんも上級導師の資格持ちらしい。


 名誉導師 基本的には漆黒のローブに飾りつき。

 『魔術をもって国に多大なる貢献をなした者』。

 ボニーが与えられた資格。なぜにどうしてこうなった。


なお、魔術師のローブ、導師のローブは一般的なローブと素材や作りが違うため、なりすまし不能。

また、魔術特化型貴族はどのローブを着ているかで、貴族としての発言なのか、魔術師としての立ち位置から喋っているのかを使い分けるので要注意。




位階

 上級課程修了者の中にも得られるものとそうでないものがいる。




称号

 魔術学院から与えられるものではなく、王から与えられるもの。

 名誉は名誉だが、『骸の魔術師』みたくセンスのないものもあるとかないとか。

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