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ランシアインペトゥルス王国 ボヌスヴェルトゥム辺境伯爵家

ランシアインペトゥルス王国には四つ辺境伯爵家があり、ボヌスヴェルトゥム辺境伯爵家は最北端、海の護りを任せられている。


ボヌスヴェルトゥム辺境伯爵家 ボヌスヴェルトゥム辺境伯爵位を受けた家。

現在はランシンペリオ一族が受け継いでいる。武官系。


タキトゥス・ランシンペリオ

 現ボヌスヴェルトゥム辺境伯。

 いいお年の白髪の男性。

 正義感とか公平性という感覚がないわけではないが、配下のバランスとりを優先させがち。

 アロイスが御領主様こと先々代アダマスピカ副伯爵ルベウス・フェロウィクトーリアの死と、自分の騎士号授与式に何があったのかをぶちまけた相手。

 慎重と言えば聞こえは良いが、どちらかというと鈍重。

 そのせいでお家騒動が絶賛拡大中。


ミーティス・ランシンペリオ

 タキトゥスの嫡男だった人。

 濃い褐色の目とダークブロンド。

 アロイスがアダマスピカ副伯爵家を退転することになった騒動の際、ボヌスヴェルトゥム辺境伯家を行く当てもなく去ろうとしていたアロイスに、別の貴族への紹介状を与え支援してくれた人。

 いい人なんだが、ジュラニツハスタの戦いで故人となる。子どもと奥さんがいる。


アウデーンス・ランシンペリオ

 タキトゥスの次男(庶子)。爵位継承権はあり、辺境伯の付属爵位である子爵位を受けている。

 プラチナに近いブロンド、アイスブルーの目。

 イメージ的にはバイキング生まれの豪快エンリケ王子、ただし率先して船に乗るタイプ。

 大胆だけど短気、陽気で社交的。

 よく飲み、よく食べ、よく笑い、頭を下げねばならないと思ったらためらいなく下げる人間。

 現場主義者なので漁でも交易でも現場に出ることが多い。

 そのため、腕っ節ときっぷを評価する船乗りたち中心に支持層は厚い。

 母親の存在が関係しているのかもしれないし、そうでないのかもしれない。


メトゥス・ランシンペリオ

 タキトゥスの三男。ミーティス同様正妻の子だが、性格は全然違う。

 濃い褐色の目と茶色の髪。

 船も乗馬も苦手な文官タイプだが、兄二人が武官系なのでそれがコンプレックス。

 卑屈になるあまりに尊大かつ過激な言動に走るが中身がないのが見透かされてるというね。

 辺境伯家自体が海からの護り、ということもあって、アウデーンスを辺境伯爵位争いの強力なライバルとして敵視。

 怖いからこそ攻撃するという、小型犬タイプな性格。

 ちなみにあまり人望はない。特に海の男たちから絶賛嫌われ中。なぜかというと、アウデーンスさんの真似をして港に出てみたとき、超絶上から目線で接した上に、荒事で腰を抜かし、恥ずかしさの余り怒鳴り散らすという、海の男の嫌う行動三連発をやらかしたから。


クピディターサ・ランシンペリオ

 タキトゥスの嫡男だった人の奥さん。ふわふわとした麦の穂色の髪、女性らしい容姿の女性。

 息子への溺愛のせいか、その目はひたすら曇りまくっている。


ラエトゥス・ランシンペリオ

 タキトゥスの嫡男だった人の嫡男。金褐色の髪の、12、3歳の少年。

 現辺境伯直系の孫なので、たしかに辺境伯爵位継承権は高いのだが、本人その気はあまりない。クピディターサさんが悲しむのでそういう様子を見せないようにはしているが、ほんとは騎士になりたいと考えている。甘やかされぼんぼんの自覚はちょびっとだけある。

 アウデーンスさんは大好きな叔父上、メトゥスさんは気難しい叔父上という認識。



寄子のみなさんは別ページ。


小ネタ

・ランシンペリオ 防護の槍


人名は性格で統一してます。

・タキトゥス 寡黙

・ミーティス 温厚

・アウデーンス 大胆、短気

・メトゥス 恐怖

・クピディタース 憧れ、執着

・ラエトゥス 喜ばしい、楽しい

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