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DEATHT  作者:
プロローグ
1/2

幸福論

君達にとって幸せとは何かな?

例えるなら、うーん、美味しい物を食べること、お金が覚えきれない位の量を所持していること、自由で束縛のないこと……等、数えきれない程に幸せって周りに満ち溢れているんだ。

だけども、幸せは習慣になると常識に変貌を遂げてしまうんだ。

現代ってさ、便利じゃない?

けれどさ、そんなことを不自由なく平和に生きていることを、変わり映えしない毎日だと断定し、刺激的でない普通の生活を送る平凡な一般人だと思って決定し、非現実じみたお伽噺に憧れて、現実と妄想を交互に繰り返し、悲しいことがあらば逃避して、苦しいと思えば挫折して、後一歩で届く距離を妥協して、「死にたい」とか「消えたい」とか重すぎる言葉を平然と言いのけて、絶望の仮定を立てて、未來を確定して、可能性を限定して、案の定今日を終える。

といえどもさ、

もしも、普通じゃない世界で生きている人達は、僕らの普通を非現実的だと憧れを抱くのではないのかな。

でも、そんな180°違う方向から見ても共通点はあるんだ。

幸せは自らを肯定し、信じた道を進み、自らを否定し、戒めて悔やんで何度も何度も螺旋状に少しずつ廻りながら、似たような毎日を今日も、有限な時間を一生懸命に暴力的なスピードで走っている。

さてさて、物語の幕を開けようか。

君の幸せはなんだい?

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