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選らばれるモノ
村長は
「この卵は主を選ぶらしい。皆1人1人持ってみよ」
みんなを見渡しながら言った。
村人は村長に言われた通り1人1人卵を持った。
しかし、卵から生まれる様子はない。
村人は全員で146人。その内、135人試したがだめだった。
「あと10人、か…」
村人は諦めかけていた。もう見つからない、だめだ、と。
1人、もう1人と村人は減っていく…。
「あと5人」
次に卵を持ったのは12歳くらいの少女だった。
少女が手に卵を乗せると…。
ピキッパキパキパキパキ…
音を立てて卵が割れた。
中からは、卵の殻よりも美しい白銀の羽を持った鳥が生まれた。
「そなたが主に選ばれたのだな。大事に育てろよ」
村長は優しい声でそして威厳を持った声で言った。
「はい!」
少女は元気な声で答えた。
少女は生まれてきた鳥を大事に育てた。
4話目です!
1週間ぶりの投稿です。
あらら。
初めてまだ4話目なのに←
これからが…心配だぁ…。
どうしましょ…。