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新しい、俺の一面。こんな一面無くていいんだけど。
自分で自分の首を絞めてしまう俺。いい加減考えて行動しないと。
有紀の手をさりげなく離して、莉兎さんがいつのまにか取ってくれてた席に座る。
「なににしようかな~」
莉兎さんが鼻歌交じりにそういいながらメニューを見てた。
小国君可愛いって、周りの人たちが騒ぐ。確かに、可愛い。
莉兎さんは本当に可愛い。女の子みたいだ。
その横に座る拓也さんともお似合いで、何となく顔が緩む。
この2人は親衛隊?にも認められてるのかな。悪口とか、全然聞こえない。
「僕これに決ーめたっ」
「それじゃ、俺もそれ」
莉兎さんがそう言った後、拓也さんが続く。やっぱり、お似合い。
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