表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼロのココロ  作者: すぴ
部屋
8/84

3



*3 部屋


たつにいと別れて少し進むと部屋に着いた。

この学園内で現金にも鍵にもなるカードを

扉の取っ手の上にある画面に(かざ)し、鍵を開けた。


中を見渡すと、本当に広い部屋だった。

元々2人部屋用に作られてるとはいえ、

俺が住んでいたアパートの3倍ぐらい大きい。



白を基調とした、木が多く使われている部屋。

温かみがあるけど、どこか高貴な感じ。

この学園ではあまり使われることの無いキッチンも設備されてある。

大浴場もあるらしいが、部屋に1台ずつ風呂もある。

その風呂も大きいのだ。

大人の男3人が入れるほどのスペースがある浴槽に

六畳ほどの浴室。

しかも床と壁は大理石だ。



無駄すぎる…。

部屋でこんなに広いなら、大浴場はどんなものだろうか…

見てみたい気もするが、大浴場はいろんな人が使うので多分一生見れないんだろうな、。



共有スペースを見た後、個人スペースを覗いた。

向かい合わせにある扉。

2人部屋だったら1人1人がどちらかの部屋を使うんだろう。

だが、俺は1人だ。



「どっちを使おうかな…」



中を覗いてみると、造りは違った。

右側のドアを開けると、フローリングの洋風って感じでベッドがあった。

左側のドアを開けると、畳があって、障子があって…など和風な部屋だ。



俺はどちらかと言うと和風の方が落ち着く。

けど、前のアパートでは布団だったため、ベッドも憧れる…


なんて思ってたけど、この部屋には俺1人だけなんだから、

好きなときに好きなほうを使えばいいという結論にでた。



部屋の設計を見終わったら、一気疲れてきた。



今日は落ち着く和風の部屋で寝ることにする。

布団を敷いて、その中にもぐりこんだ。

畳の匂いが良い感じに心を癒してくれる。

静かに瞼を閉じると眠気が襲ってきた。



今日は疲れた。

とりあえず、これからのことは明日考えよう…

今日くらい、ゆっくり休んでもいいでしょう……?





3部屋 終

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ