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ゼロのココロ  作者: すぴ
不機嫌
76/84

21-4



「山中様!神崎様!どちらへ行かれるんですか?」

俺と同じか、それより低いぐらいの背の、可愛い子が有紀の横に来た。

神崎様って、奏汰のことだよね?・・そっか、奏汰も人気なんだ。かっこいいもんね・・。


有紀が困ったように笑いながら学食に行くんだよ、って答えてた。

その子はそうなんですか。って行った後俺を見る。ただ見るんじゃなくて、睨みつけるように。

視線に気づいて、無意識に体が強張る。有紀は気づいて無いみたいで、余所見してる。

いかにも悪意が篭ったその視線が怖くて、有紀に縋りたくなる。


でも、いつまでも有紀に頼ってばっかりじゃ駄目だ。

俺が取り乱したときも、ずっと心配してくれて。俺は迷惑かけるだけで、なにも出来ない。

せめて、自分のことはきちんと自分で処理できるように、ならないと。


って考えてる間もずっと睨まれてて、吐き気がしてきた。

悪意を直に向けられるのは、本当に、苦手。






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