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ゼロのココロ  作者: すぴ
問題児?
68/84

20-6



奏汰はの顔はまさに顔面蒼白。

今にも土下座をしそうな勢いで先生に謝っている。

それでも先生は許さなくて、奏汰は半泣きになり、それ以降ずっと机に突っ伏していた。

声を掛けようかと思ったけど、それでまた奏汰が怒られては大変なのでやめておいた。


しばらくしてチャイムがなり、先生が授業の終わりを告げた。

それと同時に奏汰の肩がビクッと揺れた。

奏汰がそっと顔を上げると、教卓にニヤリと笑みを浮かべる先生。

それを見て青ざめながらも奏汰は立ち上がる。


「…じゃぁ、行って来るわ…。遺骨は大阪湾にばら撒いてな…」

「おうおう、分かったからさっさと行って来い。先生また怒るぞ」

「…澪梓、短い間やったけど楽しかったわ。また来世で会えたら「さっさとしろ」…ばいばい」


奏汰の声と被るように先生が声を出し、奏汰は重い足取りで教室を去っていった。

俺はそんな奏汰の背中をただ見つめた。





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