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--コホン
俺達が自己紹介してると、先生が咳払いをした。
「お互いを知るのは多いに良い事だが、今は授業中だぞ」
「あぁ、ごめん忘れてた!堪忍な。続けて続けて」
「…お前の所為だろ」
「ははー」
奏汰は笑いながら席に着く。
先生は一度だけ大きく溜息をつくとまた黒板にチョークを進める。
奏汰は有紀を言葉を交わしていた。
「お前、相変わらずだな」
「有紀も相変わらず真面目やなー。生徒会やから授業受けんでもいいってゆうのに」
「学生は勉強することが仕事だろ。お前は生徒会でもないくせに堂々と休みすぎだ」
「いやあ、努力はしてるねんけどなー」
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