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20-1
*20 問題児?
先生が授業を始める。授業の内容は古典だった。
先生は黒板にカツカツとチョークを薦めながら、片手に持った教科書の古文を読んでいる。
アメリカの大学では、外国語の選択授業の時に日本語を選んで、古典にはすこし触れただけなので
俺の中で古典はどちらかというと苦手分野だ。
人並みには出来ると思うけど、それ以上はしっかり勉強しないとあまり見込めない。
なので俺は真剣に黒板に書かれた文字をノートに写す。
さすが進学校とあって、内容も進んでいる。周りの人たちもそれなりにノートを取っていた。
そんな静寂のなか、いきなりドアがガラガラと開いた。
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