表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼロのココロ  作者: すぴ
気がかり
57/84

17



*17 気がかり


たつにいの後ろをパタパタと追いかける。


身長も足の長さも全然違うから、たつにいと一緒に歩くときは常に早歩きだ。

たつにいなりにゆっくり歩いてくれてるけど、俺にはまだ全然速い。

歩きながら雑談しているとすぐに教室に着いた。


親衛隊の人とか、あの先生のこととか考えると、入るのを戸惑ってしまう。

でも中には有紀がいるし。と考えて扉を開けようとしたけど、たつにいに止められた。


「いま入ると授業中だから、目立つぞ」

「あ、そっかぁ…」

「授業が終るまで待っておこう」

「うん」


そういって、俺達はまた控え室に入った。



ソファーに座っているとまたココアをつくってくれた。

今度は火傷しないようにちゃんとフーフーする。

一口飲んで、飲める熱さになったのを確認してすこしずつのどに流し込む。

一息ついたところで、気になっていたことを聞く。



「ねぇ、たつにい。」

「ん?なんだ?」

「たつにいは、授業じゃなかったの?」

「ああ、俺は次の授業からだ。」

「じゃあ、あの日、は…?」

「あの日も授業ではなかった。職員室で先生達と話していただけだ。」


それを聞いてほっとする。そしたら、気にするな。って頭を撫でられた。

ココアを飲み干した頃、タイミングよくチャイムが鳴った。俺の体が跳ねる。


「大丈夫だ。有紀もいる。行って来い」

「うん」


そして俺はまた自分の頬をペチンと叩く。気合が入ったところで、廊下へ出る。

まだあんまり生徒は居なくて安心する。教室の前と後ろにある扉の後ろのほうの扉に手をかける。






17気がかり 終


やっと作成意欲が沸いてきたので最新です…

お待たせしました。5ヶ月ぶりの最新です(*゜д`)←



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ