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ゼロのココロ  作者: すぴ
御袋の味
55/84

16-2



メールを送ってから2分後にメールが来た。


=====================

 20××/ 4/15 9:47

To:たつにい

sub:Re:起きたよ

=====================


分かった。今から向かう


=====================


そう返事が来て、俺は大人しく椅子に座って待つ。

ていうか、たつにいって今授業中なんじゃない?

寝ぼけてそんなことはちっとも思いつかなかった。

あああ、俺ちょう迷惑な奴じゃん。そう一度でも考えたら、どんどん落ち込んでいく。

3日前だって、絶対授業中なのに息切らせながら来させちゃったし、だいたい小さい頃から…。


なんて考えてたら、部屋の扉が開いた。


「あ…たつにい。」

「おはよ澪梓」

「おはよ」

「もう大丈夫か?」

「全然大丈夫だよ。有難う」


「どう致しまして。どうする?今日はもう学校休むか?」

「んーん、行く。」

「無理しなくていいんだぞ?」

「大丈夫。」

「そうか、じゃあ行くか。…とその前に」

「ん?」

「たつにい特性の焼飯でも作ってやろうか?お前3日間何も食べてないだろ。」


そう言われれば、お腹すいてるかも…。


「…お願いします」

「任せろ。」


たつにいは、ニカッと笑うと白いカッターシャツの袖を捲り上げて、キッチンに入っていく。

キッチンは対面式で、椅子に座ってる俺からもたつにいの姿が見える。


たつにいの料理は凄く美味しい。なんていうか、御袋の味?見たいな感じ。





.

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