13-10
今回は少しシリアスな感じです。
思い出すなり、俺の体は恐怖に震える。
「…め…なさ…」
「…澪梓?」
「ごめ、なさ」
「…」
「…い、やだ…や、だ……。ゆるし、て…」
「澪梓、」
「ひ、ろさんっ、やだ」
「澪梓っ」
「い、や……やだああぁあぁああぁぁぁぁあぁぁぁあぁっあぁ!!」
「澪梓!大丈夫!大丈夫だよ! 弘さんは、ここに居ないよ!」
「やあぁあっあぁぁ! いやあぁっやだぁっ」
有紀が俺を抱きしめる。いつもはそうされるだけで俺は落ち着くのに、
今は抱きしめてくれてるのが有紀だって分かってるのに、怖くて、気持ち悪くて、
俺は有紀の腕の中で暴れる。
ドンッと今までよりも強いちからで、有紀のことを押す。
有紀は尻餅を付く。
その瞬間に、ハッと気づく。
有紀のことを突き飛ばしてしまった、と。
俺はそう思うなり、さっきとは違う理由で泣き喚く。
ただひたすら、嫌だと叫ぶ。叫びすぎて声が掠れる。
一体何分ないてるんだろう。
そういえば、此処は食堂だったな。 あれ?でも生徒が居ないや。
あ、そっか。さっき予鈴なってたし、もう教室に向かったのか。
これ異常ないほど大声で泣きながらも、俺の中に冷静なことを考えてる俺も居た。
鳴海先輩は、俺の左側に居て、驚いたように呆然と立っている。
理玖さんは、すこし焦ったように有紀に話しかける。
有紀は、床に座り込む俺の前に立っていて、悔しそうに拳を作りながら、
理玖先輩に指示されたのか、どこかに電話を掛けてる。
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あはは←
シリアスな場面を書いてみたくなったら、こんなんなっちゃいました。
ただ澪梓が叫びまくると言う…。
次回は穏やかな感じにしようかと!!
グダグダですねぇ。
まあ、個人の趣味に走っちゃってる感じなんで、お許し下さい☆←