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ゼロのココロ  作者: すぴ
騒動
42/84

13-3


『山中様が来てる!』

『めずらしー…』

『てか、あの横の子って今朝の新入生じゃない?』

『そういえば…』

『かわいー』

『けど、山中様の手を掴むなんて…』


『新入早々山中様に近づくなんて許せない。』

『そういえば、始業式でも山中様と一緒に居たよね。』

『それに、鳴海様と三代様とも…』

『図々しい…!』



陰口にもならないほどの声で、俺に悪意を込めた言葉が飛び交う。

俺は、その中の1人が発した「山中様の手を掴むなんて」と言う言葉に、

有紀の手首を掴んでいたことを思い出して、急いで離す。

有紀は不満げに俺を見る。俺は気にしないフリをする。



「それじゃあ、あそこに座ろ」

ちょっと不貞腐れたように有紀が1つの席を指差す。

そこは、周りを柱で囲まれて、あまり人目に付かない所だ。

なんだかんだいって、有紀は気が利く。



「うん」

そういって、少し前を歩く有紀を追いかける。

そのときも周りが色々言ってきて、有紀が周りを睨む。

すると、周りは静かになった。




.

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