13-2
保健室を出てから有紀と一緒に学食へ向かう。
廊下では度々人とすれ違って、視線を感じたけど
横に有紀が居るから特に気にせず歩いた。
「澪梓、ここ。」
有紀が映画館の扉みたいな、大きい扉の前で立ち止まった。
「おっき…」
「そ? 普通じゃん?」
「……」
「ま、いっか。入るぞ」
有紀が扉に手を掛けて、ゆっくりと押す。それに伴って扉もゆっくりと開く。
扉の間から見えた中身は、驚くほど豪華だった。
有紀が扉を完全に開けて俺を引き連れて中に入っていく。
俺は有紀の手首を掴みながら付いていく。
中身は、扉の間から見るよりも豪華だった。
天井には大きなシャンデリア。
床はフワフワしたクリーム色の絨毯。
机と椅子はお洒落なカフェにありそうな机や椅子。
それに、図書館にあるような長いしっかりした机や椅子。
その上に、白いレースのテーブルクロスが置いてあって、バラやゆりの入った花瓶、
赤色のキャンドルも立ってある。
極めつけは、天井だ。
まさかのガラス張り…。 青い空が覗いて、十分な日光を注いでくる。
シャンデリアがある部分だけ天井になってあり、その一部分には細かく天使やらの彫刻が彫られてる。
これは後から有紀に聞いたんだけど、雨の日とかは天井が出てくるんだって。
なんか、スイッチを押したら横からシャンデリアの一部だけの所と同じ柄の天井が
ウィーンって出てくるらしい。 画期的すぎんだろ。
それと、学食の広さが尋常じゃない。
どこのお城かと思うほどにでかい。
まあ実際この学園は城だけど。
「ぅゎー。」
俺は正直引いた。此処までなのか、欧咲学園。
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ああ、自分の説明力の無さが身にしみます…。
特にガラス張りの天井の部分!w
表現の仕方難しかったですw
とにかく豪華って伝わっていることを願います(