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ゼロのココロ  作者: すぴ
胸騒ぎ
37/84

12-4


有紀に腕を引っ張られて歩いてたら、保健室の前に付いた。

あ、また道見るの忘れた。

ちょっと後悔してたら、また有紀に引っ張られて保健室に入った。



「村田せんせー」

「はいはーい。あれ?山中君と愛川君。どうしたの?」


村田先生が奥の方から出てきた。



「なんかコイツ、熱あるみたいなんです。」

「俺は、だいじょ「大丈夫じゃないだろ。大人しく熱測れ」」


有紀がそういって体温計を渡してきた。って、勝手にそんなことしていいのかよ…

そう思って村田先生を見たら、「大丈夫だよ」って目で俺を見つめ返して来たから、

ならいいか。と、体温計を(わき)に挟んだ。



3分ぐらいすると、ピピピピと高めの機械音が鳴った。


「愛川くん、貸してくれるかな?」

村田先生がそういって手を差し出した。

俺は黙ってその手に体温計を置く。



先生はそれを見るなり驚いたように少しだけ目を大きくした。



「んー、高いね。どうする?保健室で寝る?それとも寮に帰る?」

先生は俺に問いかける。



「何度だったんですか?」

有紀が先生に問いかける。



「はい」と言って先生が有紀に体温計を手渡す。

有紀はそれを見ると「え?!」と言って俺を見る。



「澪梓、大丈夫か?!やっぱ高熱じゃん!」

「な、んど?」

「39.5度!!」


おお、高熱だ。俺は平熱が35度台だから余計か。



「…大丈夫、です。教室、戻り…ます」





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