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大魔法使いとは・・?

 道案内の目途がたったので着いた街で宿探しをすることになった。周りを見ても宿らしき宿が見つからずかれこれ数十分歩き回っている・・。本当に宿が見つからない・・。


 私が迷子常習犯なのはわかっているのですがアレンもそうなのかな?見えないけど・・。


 ・・・これじゃあ迷子常習コンビになっちゃう・・ハハ・・笑えないんだけど・・。


 ううん・・。隠れているのでしょうか力づくで見つけちゃおっかな?頭のなかかでもんもんと考えているとアレンが口を開いた。


 「・・・なぁリリカ。」


 「はい?」


 「その・・大魔法使いには詳しいか?」


 ・・・詳しいか詳しくないかで言えば詳しいけどボロが出ると嫌だからあんま言いたくない。・・あれ?これ探られてる?いやいや、アレンはそんなことする人ではないし。さすがに警戒しすぎ・・?


 「なんでそんなこと気になるの?」


 私はじっとアレンを見つめた。一応・・そう一応確認のため聞く。もしかしたらただの興味本位かもしれないし。


 「・・・その。俺は魔法の師がいなかったと言っただろう・・・。・・・大魔法使いにあこがれてはいてもどういうものなのかふと気になってな。・・・その、宿探しの中の世間話ということで答えてもらえないだろうか・・。」


 おぉ急にアレンが饒舌になった・・。でもそういう理由なら教えてもいいかもしれない。大魔法使いにこういう印象を持ってる人あんまいなかったしちょっと新鮮。


 「分かった。じゃあ大魔法使いについて教えてあげよう!」


 ふふんと私は得意げになって魔法で眼鏡を取り出し自分にかけた。おぉ以外と似合うな・・と自画自賛しつつアレンの方を向いた。


 「・・・・!感謝する。」


 「大魔法使いは魔法を極めた魔法のスペシャリストで全員で五人いるんだよ。赤、青、緑、黄、白、紫の五色で構成されていて一番強いのは赤の魔法使い・・。強いのでリーダ的存在。あとはどっこいどっこかなぁ・・実力としては。大魔法使いになるには魔法での魔物討伐、極めて優秀な魔法論文を書き上げるとかの実績か大魔法使いに対して一騎打ちを申し込み勝利することで大魔法使いの一員になれる条件。基本的に大魔法使いは大魔法使いの塔へ住んでいるけど、絶対に住まなければいけないわけではないからまぁ自由だねぇ。」


 ちなみに私は白の魔法使いで魔法論文により認められ大魔法使いになった。私がなったのが四年前なのですがメンバーは変わっていない。まぁ基本的に変わらないんだよね・・。私の前の白の魔法使いはご高齢で後継者を探していた時に私を見つけたみたいだが・・。普通はそんな高齢までやる方がめずらしい。結構激務だから体が元気なうちに辞めちゃう人が多い。


 「へぇ、詳しいんだな。」


 アレンが関心するように私を見てくる・・。あ!うっかり身近なことだったから話過ぎてしすぎた。私、情報漏洩してないよね・・?機密情報を漏らすとかなり面倒なんだよなぁ・・。最悪国家機密レベルなので打ち首かも・・。


 少し胃が痛くなった・・自分で話しておいて。うう・・。


 


  

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