謀略編・第五話
謀略編・第五話更新します。
今回は駿河が舞台。ただ長くなりすぎたので、思い切って半分でぶった切りました。
今回は三郎(武田信之)教育編前編、といった感じです。
永禄四年(1561年)四月、駿河国、久能山城、武田信親――
「兄上!」
「三郎か、わざわざ出迎えてくれたのか?」
馬から降りた俺に三郎(武田信之)が駆け寄ってくる気配がする。何というか、甘えてくる子犬を思い出してしまった。
考えてみれば、三郎は守役の虎繁(秋山虎繁)さんや与力の昌信(高坂昌信)さんがいるとは言え、ここで一人で暮らしているのだ。結婚して妻が出来れば話は変わるだろうが、今は独り身。寂しさを感じてもおかしくはないな。
うん、もう少しこまめに文を書いてあげるべきだったな。
「越前以来だな。伯耆守(秋山虎繁)殿も息災かな?」
「お気遣い戴き、忝う御座います。加賀守様」
「やはり傍におったか。こういう時、盲は厄介だ。確認せねば分からんからな」
三郎自ら、俺の手を取り先導してくれる。この弟は本当に良い子だ。もう少しで浅井家の姫を妻とするが、きっと幸せになれるだろう。
もし弟を不幸せにしたら、俺は絶対に許さんぞ。
三郎と会話しながら先導されていくと、どうやら評定の間へ通されたようであった。周囲から衣擦れの音が聞こえてくる。どうやら三郎付きの者達がいるようだ。
「三郎。私の連れの者達に一息つかせてやってくれ。盲のお守りで、終始、気を張りっぱなしであったのでな」
「分かりました。誰か!兄上の家臣達を案内せよ!」
侍女らしい者達の案内のもと、奥村達が俺から離れていく。ここは敵地ではないし、三郎が裏切る事も無いから問題はない。
今の内にしっかり体を休めておけ、と声を掛けると『忝う御座います』という返事が返ってきた。
そうこうしている内に、俺は三郎に上座へと案内される。そのまま俺は三郎の隣に腰を下ろした。
「さて。私がここへ来たのは、長尾による関東侵攻に関りがある。まず三郎には甲斐と駿河の守りを固める事に専念してほしい。とは言え、今も国境の砦には兵を入れておるのだろう?」
「はい、常駐させております」
「ならば問題はない。武田は長尾と同盟中。北条は敵を増やしたくないから、武田と争う事はしない。だが油断だけはしないようにな」
ここで北条家での出来事を口にする訳にはいかん。武田と北条の繋がりが明るみとなれば、それが家臣経由で漏れる可能性が有るからだ。更にそれが長尾に届いた日には、それを口実に動かれる可能性も無いとは言えん。
「それでな、三郎に頼み事があるのだ」
「何で御座いましょうか?」
「甲斐の頃から武田家に仕えている者達――例えば伯耆守殿や弾正(高坂昌信)殿ならご存じだろうが、上野国の箕輪長野家の事だ」
下座から『箕輪長野家で御座いますか』という虎繁さんの声が聞こえてきた。
さすがにこの人なら知っていて当然だろうな。
長野業正さんは、信玄パパが力量を認めた数少ない敵手だし。
「私は現在、箕輪長野家へ仕掛けを行っている。加賀で行われた武芸大会、その参加者の中に長野の家臣である上泉秀綱門下四天王の一人で丸目という男がおったのだ。そ奴が修行が終り次第、私が召し抱える事になっている。そこで長尾の関東侵攻に合わせて動く事にした。三郎よ、甲斐と駿河を預かる者として答えよ。今の情報から、私がどのような筋書きを目論んだのか、考えてみるのだ」
下座からも俺の目論見について考える者が出てきているようだな。互いに相談し合いながら考えている、良い傾向だ。
たとえ答えが間違っていても構わない。考える、という行為が重要なのだ。
『勘』とやらに逃げるようでは、上に立つには相応しく無いからな。
「丸目と言う男は兄上の家臣となる。であれば、兄上が丸目の師匠筋である上泉殿に不利益を齎すような事はされぬと考えます。それは丸目の不信を買う事になるからです。となると、関東侵攻を上泉殿経由でお報せする……いや、これは違うか。長野は関東管領に与する長尾勢に味方している……」
「助言を与えてやろう。私は関東侵攻は最終的に失敗に終わると見ている」
「失敗?北条が関八州の勢力を纏めあげて、長尾勢を撤退へと追い込むという事ですか?」
あら?そう考えてしまったか。ちょっと方向性が違ってしまったな。
「最終的に、失敗だ。結果的に、失敗と言っても良い。三郎、長尾勢の勝利条件は何だと思う?」
「それは関東に平穏と秩序を齎す事ではないのですか?」
「違うな。北条家の完全消滅。これが勝利条件だ」
下座がどよめく。だが虎繁さんや昌信さんを始めとした、数名は理解出来たようだ。『然り』という声が漏れてくる。
少数とは言え、それに気づいてくれた者がいれば、三郎も頼りに出来るだろうな。
「伯耆守殿。皆を代表して、答えて戴けますか?」
「はは。北条家は関東公方、いや古河公方を戴いております。そして古河公方は公方の関東における代理という立場。すなわち関東管領よりも上になります。であれば関東管領を旗頭とする長尾勢が越後へ帰れば、北条家は古河公方を大義名分として領地奪還に動き出すと見ました」
「正解だ。だから私は関東侵攻は失敗に終わると判断した。その上、関東は一昨年ぐらいから飢饉が続いている。兵糧も心もとない。この状態で長尾勢が略奪や徴集を行えば、民の心は北条家にベッタリとなるだろうな。北条家は四公六民で守ってくれた。長尾は奪ったあげくに今後は五公五民だ。民が一揆を起こしても不思議は無いだろう?」
三郎へ顔を向ける。さあ、どうだ?
これ以上のヒントはくれてやらんぞ?
「長尾撤退後に、北条家の逆襲が開始される。となれば……勢いをかって上野国まで雪崩れ込む?」
「私が北条の軍師なら、三国峠を封鎖して、越後と上野を遮断する。そして箕輪城を兵糧攻めしつつ、領地を焼き払うな。さて、三郎。当然だが私は武田家の利となるように動いている。では私が狙う武田家の利は何だ?最初の質問、私の筋書きがそれだ」
「……長野家を匿う!?」
ザワッとどよめく。長野家は武田家とは敵対的中立といった関係だ。一時は信玄パパが食指を伸ばそうとしていたぐらいだからな。西進を進めたから、情勢が収まっただけで。
だが、それはあくまでも箕輪長野家、正確には上野国という存在の優先順位が下がっただけに過ぎない。
将来的な事を見越して、手を打っておくのは武田家にとって損にはならないのだ。
「そうすれば、いずれ上野侵攻の大義名分に使える。故に私は丸目に伝言を託した。場合によっては、長野家がここへ庇護を求めてくるかもしれん。その時には匿ってやって欲しい。そして上野侵攻の時には、長野を旗印に侵攻する事になるだろう」
「しかし、長野家当主長野業正は名将と名高い男。しかも父上の誘いにすら応じなかったと聞いておりますが」
「その通りだ。だが業正殿は御年七十ぐらい。いつ亡くなってもおかしくはない。後継ぎである業盛殿は愚かでは無いが、父には及ばぬようだ。この辺りは経験の差と言った所だと思うがな。話を戻すが、武田家としてもっとも重要な事は、長野家を上野侵攻の大義名分として確保しておく事だ。分かるな?」
『はい』と三郎が返してくる。
素直で宜しい。こういう素直な人間は成長すると相場は決まっている。
三郎につけられた連中は、ちゃんと支えるんだぞ?相応の未来が約束されるからな?
「仮に長野家確保が失敗したのであれば、次善の策として人材確保に移れ。上泉一門を確保できれば、武田家は更に強くなる。私が粉をかけたのは丸目だけだ。他はまだ声を掛けていない。言いたい事は分かるな?」
「まさか、私に?」
「無理強いはせぬがな。越前でも秋に武芸大会を開く予定。となれば、そちらへ参加してしまい、結果としてまだ主のいない門下生は御本家に召し抱えられる可能性がある。だが長野家から禄を戴いている門下生であれば、話は別だろう。特に箕輪城が落ちた、という状況になれば、な?まあやってみて損は無いと言った所か」
この辺りは虎繁さんや昌信さんが上手く取り計らってくれる事を期待する。仮に武田に鞍替えをしなくても、武田家配下の箕輪長野家家臣として働くのならば、それは広い目で見て武田の為に働く家臣。全く問題はない。
この辺りは広い視点で判断すべきだ。面子に拘っても、碌な事にはならん。
人と言うのは、納得して働いた方が良い結果を出すものだからな。
「いずれは其方にも大将として励んでもらう事になる。伯耆守殿や弾正殿達から、色々と学んでおくのだ。その時、其方と戦う事になる相手は、今は言えぬ。伯耆守殿、私からも大御屋形様に進言しておくが、三郎が平和ボケしない為にも、適当な戦で駿河・甲斐の兵力を使うようにお願いして戴きたい。狙いは関東が荒れている間。私の見立て通りなら、来年なら余裕がある筈だ」
「心得ました。直ちに進言いたします」
「本来なら、もっと早くにその事に気づくべきだったのだが、明らかに私の思慮不足だ。とは言え、三郎の婚儀は五月。どちらにしても今年は無理だった。来年なら美作や因幡辺りと戦う筈。三郎に経験を積ませる相手としては丁度良いだろう。ついでに三河勢や浅井勢と協力させれば、御本家としても有難い筈だ」
俺の弟分の晴康、三郎の義兄弟となる賢政さん。二人と繋がりを深めておくのは、大きな意味を持つ事になる。
「或いは俺から御屋形様に進言して、尾張に城を一つ三郎に与えて、尾張の常備兵を三千ほど常駐させるようにする事も考えている」
「……伊勢で問題が起こると?」
「いや、伊勢は結果として狙いになるだけだ。問題は南近江の六角家。現当主の噂は聞いているかな?」
三郎が『はい』と返事をする。
まあ俺が信玄パパに報告しているからな。武田家中での評判ぐらいは耳にしていて当然だったか。
「あまり芳しくない噂でしたが」
「その噂は事実よ。あれは酷い癇癪持ち、かつ嫉妬心の塊だ。いずれ六角家は内部から潰れるだろう。そうすれば北畠家当主御正室となった六角承禎殿の姉君の事を考えずとも良くなる、という訳だ。その時、北畠を攻めるのは松平と浅井にするつもりでいる。その両家を束ねる者として相応しいのは?俺は三郎を総大将として推すつもりだ」
南伊勢攻めか、という声が聞こえてくる。北畠を攻めなかったのは、あくまでも六角家の事があったからだ。加えて、北畠が武田に矛を向けてこなかった、という理由もある。
まあ北伊勢で俺がやらかしているから、警戒していただけかもしれないが。
「尾張の城は、機先を制する為。軍を率いるのではなく、将だけで尾張の城へ向かう。そうすれば行軍にかかる時間は、ゆうに半月は減らせるだろう?」
「そういう手で御座いますか!」
「補給網は私の仕事だ。飢えぬよう、しっかり手配はしておく。それとな、浅井新九郎賢政、松平次郎三郎晴康の両名は、人質生活を送ってきた苦労人だ。三郎、決して二人の心を踏みにじるような真似はしてはならんし、侮られるような真似もしてはならん。傲り高ぶらず、謙虚に接するようにしろ。それを怠れば、いつか二人は其方に刃を向けるだろう。肝に銘じておくのだ、良いな?」
三郎が緊張気味に『はい』と応じる。少し脅し過ぎたかもしれん。だが軽く扱われるよりは百倍マシだ。何とかあの二人と良い間柄になってほしいのだが。
「伯耆守殿、弾正殿。浅井は独自の忍びも抱えている。俺の風のように、貧しい出自の者達。彼らは諜報や流言を得手としている。六角は正直、五年持てば良い方だろう。当主と家臣の溝はとても深くなっているからな」
「それは、浅井が不和の種を植えこんだ、という事ですな?咎めなかったので御座いますか?」
「そうだ。理由は武田にも利があったからだ。下り坂になりつつある同盟相手六角家と、上り調子の従属相手浅井家。武田の領土に食い込む美濃国と人の多い南近江。他にも理由はあるが、六角家は頼りなくなった。ならば、分かるな?御祖父様の時代から、武田家が甲斐で、信濃で繰り返してきた事よ」
そこで三郎が『兄上』と口を挟んできた。
「今の話が六角に伝わったら」
「問題はない。仮に六角に漏らしたとする。だがそれで六角が武田に牙を剥いたとして、武田に勝てると思うか?そんな事をすれば、六角の背後を三好が突くだろうよ。その後で情報を漏らした者がどうなるか?敢えて言うまでも無い。私は厳しいぞ?」
静まり返る評定の間。敵は皆殺しを有言実行する俺が、どんな行動に出るか?
それぐらいは理解出来るだろう。出来なければ後腐れなく対応するだけだ。
「話を戻す。六角家の新当主が頼りない事は、六角家の者達が誰よりも良く知っている。何せ私の送った使者相手に、武田家への宣戦布告を口にしたほどだぞ?承禎入道殿が血相を変えられたそうだ」
「真で御座いますか?」
さすがに驚いたのだろうな。三郎はもとより、虎繁さんや弾正さん、加えて下座にいる者達からざわめきが聞こえてくる。今の武田相手に喧嘩を売るなど、愚か者としか表現できん。それは誰の目にも明らかだからだ。
本当に、何であんな大馬鹿者に成長したんだか。
承禎さんが子育て失敗したのは間違いないんだが、次男の方はそれなりに成功しているんだよな。
幼い頃から禅寺とかで座禅とかさせていれば、少しはまともになったんだろうか?
「私はそろそろ調略をかけるべき頃合いだと考えている。私ではなく、御本家直臣となるなら悪い話では無いからな。浅井より下になるのは業腹だろうが、御本家なら最低でも浅井と立場的には互角だ。面目も保つだろうよ。だが承禎入道殿が健在の間は無理だろう。あの御方は自らに足りぬ物を必死に埋めてきた御仁だ。一人の人間としても、実に学ぶべき所を多々持つ御方よ。今更だが、上洛の時に時間をとって直接、話をさせてやるべきだったな」
「承禎入道殿は、それほどに優秀なのですか?」
「持って生まれた才は並だろう。だが管領代となった名将である父に追いつく為、才の無さを努力で埋め合わせた男だ。あの御方に会えば、才の無さなど実力が足りない理由としては使えぬ、と嫌でも思い知るだろうよ」
更に騒めきの声が大きくなる。それほどの男が南近江を制しているのだ。その南近江が崩れようとしているのだ。引き起こされる騒ぎが、どれだけ大きなものになるだろうか?
だが武田家はそれを利用しないといけないのだ。
「仮に南近江が武田家の物になれば、私は本拠地を近江へ移すように進言する。これはあくまでも個人的な考えだが、畿内を大御屋形様と四郎(諏訪勝頼)で睨む。西を御屋形様率いる直臣と浅井。東を私と其方と信濃の真田殿で制するようになるだろう。相手は強い。自らを磨けよ、三郎」
「はい、兄上!」
「伯耆守殿、弾正殿、そして皆の者。弟、三郎を其方達に託す、どうか支えてやってくれ。これは三郎の兄としてのたっての願いだ」
上座からではあるが、俺は頭を下げた。別に屈辱に感じたりはしない。可愛い弟を助けてくれる相手に、礼儀を守るのは当然の事だからだ。
「加賀守様!どうか頭をお上げ下され!」
「可愛い弟の為なら、こんな頭、幾らでも下げよう。兄として当然の礼儀だからだ。改めて頼むぞ」
スッと姿勢を戻す。少しわざとらしかったが、それでも三郎の為になるなら、こんな頭如き幾らでも下げてやる。
俺に力が無ければ、見下される行為だ。だが俺には築き上げてきた実績がある。それがあるから、この行為は好意的に受け入れられるだろう。
今回もお読み下さり、ありがとう御座います。
【三郎君一人暮らし】
これは仕方ないですね。弟妹連れていく訳にもいかないのでw
ただ主人公が甲斐時代に一人暮らししていたのは、パパが実力を認めた事と、本人の精神年齢が高かったからです。
そうじゃなきゃ、盲目の子供が一人暮らしなんで認められる訳が無い。
【絶対に許さんぞ】
主人公は兄馬鹿wなんだかんだ言って、親馬鹿な信玄パパの血をひいておりますw
【箕輪長野家避難先】
避難経路としては、上野⇒信濃⇒甲斐⇒駿河という経路なので、最初に庇護を頼むのは信州真田家になるとは思いますwただ久能山城へ逃げてこいよ、と丸目に伝言しちゃってるので、長野家が逃げてきたら久能山城を目指しちゃうんだろうなw
【武田家配下の箕輪長野家家臣】
この辺りの考えは人心掌握術の一つと考えて下さい。
御家が小さくでも今の主が良いんだ!という人を無理矢理主替えさせても、碌な事にはならんという考えです。
主人公が前田利家や佐々成政を勝家旗下のままにしている理由でもあります。
最終的に、武田家の為になれば誰が主でも良いんだよ、という事。
【三郎君出陣】
今年は婚儀の主役なので、来年になります。武田家視点では、来年は北条が領地奪還の為に反撃に出るから駿河は安全、という考え。軍神が厩橋城で越年するとは思っていないですからね。ただそうなっても駿河まで軍神が手を伸ばす事は無いので、安全に変わりはないんですがw標的は因幡か美作。援軍は三河松平や北近江浅井。兵の質が凶悪すぎるw
【賢政呼び】
諱を政玄に名を変えるのは、園を妻にしてからの予定なので、まだ賢政です。
【尾張に城一つと兵三千常駐】
行軍速度をガン無視して、一気に南伊勢へ雪崩れ込むという戦略。ただ北畠も尾張(一条信龍)勢を警戒してはいると思うので、他にも手を打つ必要はあります。
まだそこまで主人公も策を練っていないので、こういう事も考えてるよ。総大将は三郎にするつもりだから、来年は経験を積んでおけよ、という感じ。
【虐めちゃだめだぞ?】
これは主人公の現代日本知識ですね。徳川家康が、人質時代の自分を虐めた相手に復讐したという話がありますのでwこの辺はたまたま知っていた、という事にして下さい。教科書に載ってる訳では無いので。
ただ家康は自分に優しくしてくれた相手には恩を返してもいます。仲良くしておくに越した事は無い、と言う判断です。
浅井は……念の為wやっておくに越した事は無い、それだけですw周りの目とか評価も有るので、意味はありますしね。
【六角家は頼りない】
六角潰す宣言。ただ承禎さんが生きてる間は無理だ、というのが原則。承禎さんがいる限り、家臣団が崩れる事は無い、という判断です。
真面目に勉強して成長した主君な訳ですから、家臣としても良い意味で思う所はあるでしょうしね。
【学ぶべき所を多々持つ御方】
主人公の承禎さんへの評価は高いです。史実だと六角家を傾けた片割れwなんですけど。
主人公と会った事で、間違いなく成長への道を歩んだためです。ただ主人公は承禎さんが史実だとあまり出来が良くなかった事は知らないので、今の承禎さんだけを見て評価してます。
努力家の凡人。これって評価高いと思うんですよ。油断も隙も無いですからね。
【頭を下げる】
武田家筆頭軍師を務める知恵者。当主の実弟。冷酷非情な暴君。有能な為政者。
こんな人が頭を下げて『弟を頼む』と言ってきたら家臣はどう思うか?
『期待に応えるか!』それとも『大したことは無いな』。
まあ普通は前者でしょうね。後者と判断したら、そいつはヤベエよw
今回もお読み下さり、ありがとう御座いました。
次回は信之教育編後編となります。御題は分国法。上に立つなら法の知識は必須ですからね。
それではまた次回も宜しくお願い致します。




