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雷鳴編・第一話

 雷鳴編・第一話、更新します。


 今回は山城国(京)が舞台になります。

永禄九年(1566年)七月、山城国、京、土御門東洞院殿、山科言継――



 梅雨が明けて数日。静かに降り注いでくる天の恵みの代わりに、蝉達の大合唱が始まりだした日々。

 常なら『夏になりましたな』『今年は暑くなりましょうか?』という代わり映えの無い話題を繰り返しているのだが……今日に限っては異なっていた。

 御簾の向こう側には主上が。その下座には左右に分かれて殿上人達が座っている。問題はその左右に分かれた者達の間で口論が行われている事なのだ。


 一方は万里小路権大納言(万里小路惟房)殿。東宮であらせられる誠仁親王殿下の伯父であり、東宮殿下を次の主上に据えようとしている御仁。気前が良い為に、取り巻きも数多い事で有名でもある……口の悪い者に言わせれば、三好家の七光り、という事だが。

 もう一方も同じ権大納言である一条内基殿。こちらは姫君がおらぬ為か、万里小路権大納言と比べて、そこまで主上と繋がりが強い訳では無い。だが今回の件に限って言えば、主上の側に就いているのは、こちらの御仁。

 そして問題となっているのは、先日、起きたばかりの比叡山焼き討ち。それもまさかの二度目。当然だが、儂も含めて皆が言葉を失っていたのは言うまでもない。それを為したのは、儂も良く知る相手――武田家筆頭軍師、武田太宰大弐信親殿。


 万里小路権大納言殿は武田家を朝敵として扱うべし。まずは太宰大弐殿に腹を切らせるべき、という言い分なのだが……そもそも武田家が、その命に従うと思っておるのか?と言いたくなる。

 当の本人はと言えば、決して激昂はしておらぬ。激昂どころか、嫌味タップリと言うべきであろうな。対峙している一条権大納言殿は武田家と繋がりを強めている故に。

 それもその筈。武田家は一条家は勿論、目々典侍殿や御春の方殿を通じて、主上に影響力を有している。更に目々典侍殿は男児を御産みになられたのだ。万里小路権大納言殿にしてみれば、邪魔でしかあるまい。故に、纏めて一掃する好機と判断したのだろうな。


 「宜しゅう御座いますかな?太宰大弐(武田信親)殿は、あろうことか主上と血の繋がりのある天台座主殿を撃ち殺したのでおじゃります。この罪を問わずば、主上の御威光に陰を落とす事になりましょう」

 「そうは思いませぬな。麿は武田家、ひいては太宰大弐殿からそのような報せは受けておらぬでおじゃる。罪も無いのに、裁きを受けよと?」

 「何を申されますか。現に天台座主殿は、その日に比叡山にいた。この事は天台座主殿から留守を預かっていた者達が断言しているのでおじゃりますぞ?」

 一条権大納言殿は無表情その物。万里小路権大納言殿の嫌味に対して、顔色一つ変えずに対峙しておるな。あくまでも御遺体は無い、で押し通す御積りなのだろう。

 それが厳しい言い分である事は、御本人も御承知されている筈。それでも貫くからには、それだけ武田家の存在が重要であると分かっているからであろうな。

 今、武田家が無くなればどうなるか?支援を受けている一条家は言うまでも無く、朝廷自体もどうなるか分かった物ではない。武田家からの支援は、とても頼りになっておるからな。はいそうですか、と軽々しく関係を断ち切れるような物ではないのだ。


 頭が痛いのは、そこまで知恵が回らぬ者達。要は万里小路権大納言殿の取り巻き達だ。

 断固として武田家を赦すべからず、という姿勢。本気であるのなら単に知恵が回らぬだけなのだが、彼らの場合は欲が絡んでおるから面倒なのよな。加えて数もそれなり。その数のお蔭で気が強くなっておるのか、いつになく強気だわ。

 対して一条権大納言殿側は飛鳥井家や三条家と言った、武田家と繋がりのある者達。その数は少数……改めて考えてみると、武田家は朝廷工作に関しては、あまり興味が無いのであろうか?儂が武田家の者であれば、もう少し朝廷内で味方を作ろうと考えるがのう?唯一の救いは、主上は明らかにこちら寄り、というところか。


 「留守を預かっていた者達が虚言を口にするとは、麿も思わぬでおじゃる。だが、万里小路権大納言殿が、そこまで強く申されるのだ。天台座主様の御遺体を御覧になられたのでおじゃろうな?」

 「な、何を申されるでおじゃるか。麿が見ている訳が無いでおじゃろう」

 「では断言は出来ぬでおじゃろう。天台座主様が移動中に賊に襲われた、という事も考えられるでおじゃる。それなら御遺体が無くても矛盾は無いでおじゃる」

 何となく重たく感じてきた気分を変えようと、周囲を見回す……それにしても関白(近衛前久)殿下は静かなままよな。どちらに味方する事も無く、沈黙を保ったまま。

 関東管領(上杉輝虎)殿と親しい関白殿下としては、武田家に味方はしたくない。だが父親である太閤(近衛稙家)殿下は武田家、というより太宰大弐殿を贔屓にしておる。故に何も言わず、中立に徹する事にしておるのだろうな。

 そういえば復興予定の鷹司家だが、婿殿がまだ決まっていなかったのであったな。もし決まっておれば、この場においても武田家に対して味方になってくれたであろうに。もし決まっておれば関白殿下も……まあ、言っても詮無き事か。


 それにしても万里小路権大納言殿も、もう少し考えて欲しい物だ。

 仮に武田家を朝敵扱いしたとして、何処の誰に討伐を命じるつもりでおるのか?

 上杉家は未だに関東すら制圧出来ておらぬ。西国は大友家ですら追い込まれている。畿内であれば三好家がおるが、三好家は当主派と反当主派で分かれつつある状況。どちらが武田家に攻め込んでも、もう片方がその背後を衝く。となれば動く事は出来まい。


 そのような状態で武田家を朝敵扱いしたらどうなるか?

 ……もしや、それが狙いか?武田家を二つに割って、喰らい合わせる。

 上手く行けば良いが、あの太宰大弐殿がそれを許すかのう?そこまで甘い御仁とも思えぬが。寧ろ、躊躇いなく敵は皆殺しを地で行くだろう。何せ九州出陣中の間に、まさに脇腹を突くように仕掛けてきたのだからな。甘い対応で済ませる訳が無いであろうに……応仁の乱の再来だけは御免被りたい所よな。


 その上に、もう一つ問題がある。儂とて出来る事なら割って入りたい所ではあるが、それをやってしまうと妙な事になりかねぬのが厄介な所。

 自分で言うのも何だが、儂は諸国の大名と繋がりが有り、朝廷への献金を頼んでおる。

 その儂が中立を崩してしまえば、いざという時に献金を頼む事が出来なくなる。故に儂は特定の御家の肩を持ってはならぬのだ。武田家も三好家もな……


 「ところで山科権大納言殿の御考えも伺いたいでおじゃる」

 「……麿の?言わねばならぬでおじゃるか?」

 「無論。主上への忠義を尽くすのなら、当然の事でおじゃる」

 袖の中の拳を全力で握りしめ、かろうじて怒りを抑える。儂が割って入ったら、朝廷が傾く事を理解しておらぬのか!

 儂の押し殺した怒りの気配を察したのか、割って入ってこられたのは関白殿下。

 その顔に浮かんでいるのは不機嫌、という言葉そのもの。いちいち説明しなくては分からぬのか!と言わんばかりだ。


 「山科権大納言殿が特定の御家に肩入れすれば、そこの御家に献金を頼む事が出来なくなるでおじゃる。万里小路権大納言殿は、それでも発言を求められるのでおじゃるか?」

 「当然でおじゃります。そもそも謀反人に献金を命じる事がおかしいのでおじゃる。財は全て没収。それで問題無いでおじゃろう」

 「それをすれば、御降嫁なされた御春の方様に多大な御迷惑をお掛けするでおじゃる」

 ……頭が痛いわ。そもそも武田家が、そんな命令に従うと本気で思っておるのか?

 従う訳があるまい。それこそ大寧寺の一件が洛中で起きる事になる。

 武家は甘くは無い。武家が公家を立てているのは、あくまでも利用価値が有るからに過ぎぬ。それが無いと判断すれば、武田家は平気で朝廷を見捨てるであろうな。


 それに……チラッと御簾に目を向ける。

 向こう側におられる主上は、儂の思った通り。万里小路権大納言殿の言に、怒りを感じておられるな。御顔を見ずとも、雰囲気で分かるわ。

 加えて先程の言。明らかに御春の方様の事を考えておらぬ。間違いなく東宮殿下の事しか考えておらぬのであろうな。それは御簾の向こうにおられる主上を軽んじるのと同義。まさかここまで愚か者であったとは、考えもせなんだわ。念の為、後で太宰大弐殿に釈明だけはしておかねばならぬな。


 それから主上の御怒りを如何にして宥めるかも考えねばならぬが、そもそも万里小路権大納言殿に問題がありすぎる。

 文字通り、我が世の春と言わんばかりの言動。臣下としての分を忘れておる様にも感じられるわ。

 ……そういえば、最近はあまり良い噂を聞かなかった憶えがあるわ。よくよく見てみれば、装いも妙に質の良い物を使っておるようにも見える。これは少し、調べるべきかもしれぬのう……



永禄九年(1566年)七月、山城国、京、土御門東洞院殿、高辻長雅――



 「これは権大納言(山科言継)殿。ささ、こちらに」

 「礼を言うでおじゃる。ところで先触れから聞いておるとは思うでおじゃるが」

 「……心当たりはおじゃります」

 儂は式部大輔の職に任じられている高辻長雅。齢の方は五十を越えたばかり。畏れ多くも主上の待読であり、同時に東宮殿下の待読も務めさせて戴いている。

 そんな儂の下に来た先触れ。内容は東宮殿下に関わる事であった。

 何故、権大納言殿がそこまで気に掛けているのかは分からぬが、敢えて嘘を吐く理由は無い。儂は正直に答えたのだ。


 「東宮殿下が御使いになられている品々ですが、とても質の良い物でおじゃりますな。あまり品の悪い事は申したくはおじゃりませぬが……」

 「……朝廷の内情が厳しい事は、麿も良く理解しておじゃる。そもそも献金を頼んでいるのは、他ならぬ麿。それ故に訝しいのでおじゃる。どこから、それほどの銭を工面できたのか、と」

 「話に聞いた程度で宜しゅうおじゃりますか?……堺の大店である納屋が、万里小路権大納言殿の紹介で、との事でおじゃる」

 万里小路権大納言殿は、東宮殿下の伯父。将来の帝となられる甥の為、手を尽くすのは当然の事ではある。寧ろ、褒めるべきであろうな。

 ただ山科権大納言殿にとっては、話は別のようだ。苦虫を噛み潰したように、苦渋に満ちた表情を浮かべておる。

 ……朝議で何があったのやら。儂は東宮殿下の待読として励んでいた為、その場に居合わせていなかったのだ。何故の朝議なのか?それ位は聞いておるが……


 「権大納言殿。先程の朝議に関わる事なのでおじゃりましょう?」

 「……漏らさぬように頼むでおじゃる。万里小路権大納言殿の言動が臣下の分を弁えておらぬように見えたのでおじゃるよ。それこそ平安の御代の御堂関白(藤原道長)殿を思い出してしまった程にな……」

 「それは問題でおじゃりますな。権大納言殿が御悩みになられたのも、致し方ない事でおじゃりましょう」

 皺と白髪に埋もれた、好々爺と言うべき権大納言殿は深い溜息をつかれたのだ。

 もし御懸念が事実であれば、万里小路権大納言殿は自らこそが日ノ本の支配者であると驕ってしまったのであろうな。

 恐らくは東宮殿下――次の帝の伯父として権勢を振るえるのだ、と。そして財力は納屋の献金。武力は……多分、三好家を宛てにしておるのだろう。その代わりに、納屋には朝廷への出入り。三好家には官位の授与と言った辺りか。


 「本当に頭が痛い……万里小路大納言殿は、太宰大弐(武田信親)殿を召し出して、腹を切らせるべきであると息巻いておじゃりましてな」

 「……真でおじゃりますか?麿はあまり他国の事について詳しくおじゃりませぬが、かの御仁の気性については聞いておじゃります」 

 「……恐らくじゃが、この京は三好家の所領。武田家筆頭軍師たる男が、両家がぶつかる事を承知の上で、暴挙に出る事は無い。そう見ておるのじゃろう」

 深く、深く、溜息を吐かれる山科権大納言殿。眉間の皺が、事更に此度の件が、如何に問題であるかを否応なしに伝えてくる。

 ……我が高辻家も問題を抱えておる身であるが、それは子を為せなんだ我が罪。故に愚痴を零すような、情けない真似もせぬ。

 だが、この御仁は違う筈だ。朝廷に無私の忠誠を誓い、東奔西走を繰り返して朝廷の苦難を解決してきた御方。だと言うのに、何故に新たな問題を……万里小路権大納言殿には、怒りしか湧いて来ぬわ。


 「……実際の所、腹を切らせるのは建前。落としどころとしては、主上の前で嬲る御積りでおじゃりましょうなあ……下手をすると、武田家は朝廷に対して献金をしてくれぬようになるかもしれぬでおじゃります」

 「それで済めば御の字よ。あの太宰大弐殿が、それを受け容れてくれれば、まだマシでおじゃる。麿が恐れておるのは、あの知恵者がどんな奇想天外な一手を打ってくるか。それが読めぬから怖いのよ。数年前の御所巻きの一件。あの時も太宰大弐殿は兵を使わずに、知恵で公方(足利義輝)殿を屈服させたでおじゃる。しかも……天神様の御加護まで……」

 「まさか、平安の御代に起こった、清涼殿への落雷。あれがここで起きると?」

 ゴクッと唾を呑み込む。腕組みをされた権大納言殿は重々しく頷くばかり。

 静かに流れる無言の時。

 ……あまりにも危険すぎる。仮に落雷が御所で起これば、主上や東宮の御身に関わるではないか!万里小路権大納言殿は、何故にそこまで考えなかったのだ!


 「……全く……万里小路権大納言殿は、宮中における三好家勢力を強める為に、此度の件を悪用しておるのじゃろうが、その結果が落雷ともなれば……」

 「……それは逆に、三好家の勢力後退に繋がりませぬか?」

 「そうなるでおじゃろうな。故に困っておるのでおじゃる。朝廷としては、献金という功績において、三好家と武田家が拮抗してくれるのが最善。その天秤が一気に傾きかねぬのでおじゃる。最悪なのは、どちらに傾いても朝廷の為にならぬ、という事……ああ、帰ったら胃の薬を飲まねばならぬわ」

 イタタタタ、と零しながら腹を押さえられた権大納言殿。これだけの難題、胃の腑に穴が開いても不思議はない。寧ろ、穴が開いて当然と言うべきか。

 これだけの酷い御姿を見せられると、流石に力を貸したくなる。それが人と言う物。

 だが儂には力は無い。財も無い。有るのは知識ばかり。何とか出来れば……


 「権大納言殿。まずは太宰大弐殿に内情を伝えた上で、御味方を増やすべきではおじゃりませぬか?万里小路権大納言殿が、その言葉や意向を無視できぬような相手を」

 「ふむ……一理あるでおじゃるな……伝手こそ麿の得手……うむ、頼りに出来そうな御仁がおるでおじゃるな。内密に相談すれば……」

 「後は出来る限り、時を稼ぐ事におじゃりましょう。確か噂に聞いた憶えがおじゃります。御降嫁なされた御春の方様は御子が出来たと。大きな声では申せませぬが、それを口実に主上に御決断を御願いすれば、上手く行けば暮れまで遅らせる事は叶うのではないかと」

 どうやら、御悩みの幾らかは解決できたらしい。権大納言殿は儂の手を直に取って『ここに来て良かったでおじゃる』と満面の笑みで感謝して下さったのだから。

 まあ根本的に解決出来た訳では無いが、時を稼げば更に良い知恵が浮かぶやもしれぬしな。時は有って困る物ではない。

 とりあえずホッと安堵した儂であったが、後であまりにも致命的な失敗をしていた事に気づく事になるのである。


 時を稼ぐ。

 それはかの盲目の知恵者に、更なる奇策を練らせる事を意味するのだ、と。

 そしてかの御仁は、一つの策で二つの利を得ようとする御仁であると言う事を。


 今回もお読み下さり、ありがとうございます。


 まずは山城国(京)。山科言継視点より。


 【口論】

 大まかに殿上人の勢力図としては、6・3・1で三好・武田・中立と言う感じ。関白殿下は中立と言うか上杉寄りなので、今回は関わる気無し。というか上杉家関係ないので朝廷最優先に考えてます。

 ちなみに地下人になると武田家が異様に多かったりします。大宮杉の実家の影響が有るので。


 【天台座主】

 今頃、硝石の材料として運搬中。


 【一条内基】

 主人公、マジで殺っちまったんかい!というのが本音。

 でもお財布という現実から、庇わなきゃいけないよなあ。大典太の件も有るし……と無理筋だとは思ってますが必死に抗弁中。

 

 【主上】

 元々、主人公お気に入り、というのも有りますが、ちゃんと目々さん通じて『比叡山に近寄らせないでね?あいつら、沙汰を無視したから裁きを下さないといけないので』と裏で話を通してました。なので本音を言えば『朕の命令無視するような奴の為に、何で武田家を敵に回さないといけないんだ!』と激おこ状態。

 それを口に出さないのは、想像以上に万里小路側の殿上人が多かった為。これが驚き故か、及び腰故か、それとも……御想像に御任せします。


 次も山城国(京)が舞台。高辻長雅視点より。


 【高辻長雅】

 史実では式部大輔の御役目に就きながら、天皇の待読(家庭教師)を務めていた方。拙作では東宮の待読も兼任という設定。

 基本的に真面目な学者肌という性格なので、権力争いには無関心状態。


 【清涼殿への落雷】

 二条御所の落雷は主人公の策であった事を知らない山科さんや高辻さんにしてみれば……神罰なんて勘弁して下さい!というのが本音ですね。そんな事が起きたら、朝廷の権威が失墜してしまう、と。


 【天秤】

 万里小路の思惑通りなら、武田家が献金してくれなくなる→三好家単独体制成立。正親町帝の思惑(三好と武田の拮抗)完全崩壊。

 落雷が起きれば、三好家と朝廷の評判がた落ち→相対的に武田家の勢力拡大。

 どっちに転んでも大問題。

 

 【御子が出来た】

 出産前に今回の件で召し出したら、精神的な理由でただでさえ危険な初産が早産や流産になりかねない。最悪、落命もあり得る。なので出産が終わるまでは主人公を召し出さないよう、何が何でも勅を出さないで下さい。という言い分。

 帝としても、そんな事、許せる訳が無いので、この案には乗ってくれるでしょう。


 【一つの策で二つの利】

 主人公的には、身の潔白?を証明しつつ、朝廷から『三好勢力(万里小路)削ってやるか』位の事は考えるでしょうからね。つまりは帝の『三好・武田拮抗状態』を崩す事になりますw

 そもそも主人公としては三好とぶつかりたくなかったから、京には攻め入らず、朝廷工作も最低限しかやっていなかったんですよね。官位の受領はやってますけど。あと三好家の顔も立てたりとか。

 なのに三好(万里小路)側から喧嘩売られたら、応じるしかない訳で……


 それでは、また次回も宜しくお願い致します。

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― 新着の感想 ―
いやーようやく三好との均衡も破れそうですね、納屋含めどんな末路になるか楽しみです
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