つれないメイド企画「幼い頃から慣らされている」の件
よく、実家の冷蔵庫を漁りに行く。
何が出るかな、何が出るかな。
以前に、冷蔵庫のテレビコマーシャルで、考古学者の真似事をしながら冷蔵庫掃除をする夫婦という設定があった。
それをリアルでする自分。
実家の冷蔵庫にはなんやかんやと詰まっている。
際どい絶妙なバランスを保ち、タッパーに豆腐に納豆に皿が重なり合い、ひしめき合っている。
賞味期限切れ、それ即ち、わたしのもの。
先週が賞味期限のデザート系6Pチーズも、半年前賞味期限の板チョコも、1年以上前に賞味期限が切れた練乳も、全てがわたしのものになる。
6Pチーズをパクパクパク、板チョコレートをボリボリボリ、練乳チューブをチュウチュウチュウ。
不思議とお腹は痛くならない。
さすがに、カビがはえたもの、匂いが異質なもの、味を確かめた結果腐っていたものは捨てている。
でも、それ以外はたいていセーフ。
だいたい食べられる。
正露丸のお世話になったことは無い。
でもトラベルミンにはいつもお世話になっていた。
弟(与謝野晶子の) 行くわよ(1984) 日露戦争 という語呂合わせは高校の時の日本史の授業で教えてもらった。
正露丸、元々は「ロシア(露)を征する」という意味とのこと、高校の時の日本史の授業で教えてもらった。
製薬会社のホームページでも確認できる。
わたしのお腹は丈夫だという話に戻る。
なぜならば……幼い自分から、知らずのうちに施された英才教育により、多少のことでは食道も胃袋も小腸も大腸もびくともしない。
異世界恋愛とかに登場する王族は、たいてい幼い頃から毒に慣らされている。
「毒には幼い頃から慣らされているんだ」はよくありがちな台詞。
わたしも言えるんじゃなかろうか、という思いから書いた作品。




