1-5
俺は生徒たちと一緒に森の側に歩いている。ゆっくりと、前へ進んでいる。しかし、一歩一歩進めても、地平線の先に何かあるのかがわからない。
右手は森林の続きで、左手は広すぎる荒野だ。今歩いている道はまるで境界線だ。森林と荒野を分かれて、まっすぐな泥道だ。
同じような光景が続いてあまり変わらなかった。歩いてから休憩する。休憩終わったら歩き続ける……そして、第三回の休憩時間にある生徒に俺が悩んでいることを質問された。
「中村先生、ちょっと喉渇いているので、水がありませんか?」
「ごめん、俺も持っていません。」
「わかりました。では他の人に聞きます……」
「うん、そうしましょ。」
でも誰も持ってないと思う。なぜなら、俺たちは「何ももってない」状態でここに来たんだ。しかしこんなこと言いたくない。みんなパニック状態になるかもしれない。
だがこの問題を無視するのもダメだ。解決しなきゃ。それに水の問題が解決されたら、次の問題は食べ物だ。身のためなんだから、一日三度の食事はできなくても、二、三日で一回の食事でも何とかしなくちゃダメだ。
そうでなきゃ、きっと頭がおかしくなるのだ。
スゥーフゥー深呼吸。
「西条くん!」
「はい!」
西条くんの性格なんだろう。声が聞いたら俺の前に走ってきた。学生時代の運動部の思い出が思い出した。懐かしい感じがする……早く学校に戻りたい。普通の生活が過ごしたい。
「どうしましたか?先生。」
「ああ、実はな、君が中学の頃登山部の経験があると言ったから、この状況に水を探す方法があるのかが聞きたいです。」
「水ですか……」
西条くんは考え込んでいた。そして頭が傾き、悩んでいた。どうやら一時的に答えが出られないらしい。
今、俺はこんなこと生徒に任される俺が本当にダメな奴だと思った。
「無理して考えなくてもいいから、俺はただ意見が聞きたかっただけです。」
「え?でも……」
「今はちゃんと休んでおいた方がいい。休憩の時間だから。」
「そうですか?では……その、思いついたら先生に教えましょうか?」
「うん、そうしましょ」
西条くんは元の場所に戻った。俺は生徒たちを観察した。
西条くん提案のおかけで、みんなあまり疲れてないようだ。
さっき質問した生徒以外、水の問題を意識した人はまだいなかった。けど、気付くのも時間の問題だ。
うん……どうする……あれ?なんかおかしい、さっき生徒全員……
頭の中に生徒たちを観察する光景が浮かび、ある人に嫌な目つきに見られた。俺はあの嫌な目つきの人を見たーー長谷川くんだ。
彼は自分の存在感と敵意を強烈に示して、目つきにも傲慢な態度と軽蔑な感情が感じれる。まるで俺が教師の資格がないと言うような感じだ。
その態度の原因は言い切れないが、だいたい想像できる。
他人の価値観とか責めたくないが、長谷川くんはあまり固執すぎると思う。俺は思わずため息をついた。
でもこんな状態じゃ何もできないし、変に責めるのも生徒の反抗心が起こされるし、今放置するしかないのだ。
結局、休憩の時間が終わっても、水の問題と長谷川くんのことも解決方法が浮かばない。そしてこのまま出発した。
とりあえず、水の問題は何とかしなくちゃ。もし方法が思いつかないなら、次の休憩時間に生徒たちと一緒に考えるしかない……でも、うまくいけるのか?
さっき長谷川くんの態度と、今まで学生たちがあまり喋らない状況だと、俺は思わず心配した。
投稿遅くてすみません。