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1-3

  学生と知り合うために、俺はみんなに自己紹介すると決めた。しばらく休憩してから、みんなに見える位置に立ってて、音量を上げて言った。


  「皆さん、だいぶ落ち着いたようですね。なので、ここで皆さんに自己紹介してもらいたい。主に私たち今後集団行動しなくてはいけません。私たちは運命共同体ではなく、助け合うのです。そのため、近くにいる人たちを覚えてください。先生も皆さんのことを頭に入れて、しっかり覚えておきます。」


  俺は言い終えた後、生徒たちほとんど“先生は何言ってるの?”という態度を表現している。きっとこういうことする場合ではないと思っているだろう。


  しかし、これは必要なことだと思う。みんなの個性とか長所とか背景とかに理解しているのは集団の行動にいい利益があるだろう。


  それに大事なのは悲観し過ぎないようにだ。悲観な考え方が広げたら、将来のトラブルになるだけだ。だから今は普通のことをやって、みんなの不安を取り除く。


  こう考えると、俺の頭の中に突然「集団行動概念」という文字が浮かべた。アイデアが浮かぶような感じだが、頭を振って無視した。


  「とにかく、お互いのことを知るには君たちに悪いことではありません。もしかすると趣向が合う仲が作れるかもしれません。どうかご了承ください。」


  と言って、結局誰もやってくれない。仕方なく俺は愛村さんにやってもらった。


  「愛村さん、では君から自己紹介しましょうか?皆さんも同じです。まあ角張らずに楽にやってていいから。」


  愛村さんが呼ばれて、一瞬複雑な顔をした。そしてすぐ立ち上がって、俺の近くに来た。ペコリとみんなのほうに向かって、


  「えっと……どうも!はじめまして、あたしは愛村明美と申します。南工なんこう中学から卒業しました。中学頃図書委員しか務めないので、今回臨時班長を務めるうちに頑張って手伝います。よろしくお願いします。」と声高らかに言った。完璧に自己紹介し終わった。


  簡潔な紹介内容だし、それと指示通りにする。本当に、今の愛村さんは大人しすぎて、なんで最初は長谷川くんと古村くんとの争いを止めたいだろう。少し気になる。今のうちに聞いてみるか……?


  いや、やめておこう。聞いたら面倒になるだけだ。


  「では愛村さん、一人を選んでください。クラスの名簿がありませんし、みんなのことと学績番号も知りません。だから一人を選んで自己紹介し続ける方法しか思いません。次の人も同じ方法でいいから自己紹介してください。名前だけ紹介してもいい、得意なものや星座、趣味など詳しく紹介してもいいです。これは皆さんに君自身のことを認識させることです。自由に発揮してください。先生は口を出しませんから。」


そう言ったが、やはり詳しく紹介してほしい。この重い空気を散らすほどにね。


  「わかりました。では、あたしの前に、あなたに。」


  愛村さんは一目で近くにいる男子生徒の方へ歩いて、彼を選んだ。彼女の無表情では、ただ近くにいるだけで、何の意味もないだろう。


  男子生徒は渋々と立ち上がり、俺と距離を取った前に、みんなのを方に向いた。


  この男子生徒は頭の上にアレがないね。


  「ぼくは石田いしだ 虎道とらみちでーす。光明こうめい中学から卒業です。委員長やらはやったことがありません。趣味は音楽を聞くこととソシャゲすることでーす。よろしくおねがいしまーす。」


  石田虎道、音楽を聞くこと、ソシャゲすること……俺は学生たちが紹介したことを頭に入れたい。頑張って全員のことを覚えてほしいのだ。


  そして一人ずつの紹介につれて、雰囲気はますます和やかになった。頭の中に紹介した内容がどんどん流れ込んできた。


  高柳、田村、三宅、木下、佐藤、美坂、河合、井上……とやら、あと学生たちのことだ。


  不思議と、脳にノートがあるように生徒たちのことを書き込んでいる。違和感を感じつつ、自分の頭がおかしくなったのかと疑う。


  なにそれ?この感じ……


  俺は目から鼻へ抜けるような人ではないし、記憶力が良いわけでもない。一回聞いただけで覚えるなんて、俺にとってありえないことだ。しかしなぜ俺は全員のことが覚えられるんだ。まさかアドレナリンが分泌されている?それとも体になにか異変が起こっている?


  何はともあれ、これは変なことだ。


  「――これからよろしくお願いします。」


  最後の学生が紹介し終わって、俺は全員を見回す。あまり著しくないが、少数な生徒たちが交流し始めた。最初の混乱と違って、いい現象だ。雰囲気少し良くなっている。


  「よし、では皆さん他の人と少し知り合ったでしょう。先生も改めて自己紹介します。私は中村洋介です。実習の先生から教師になったばかり新人の教師です。科目の担当は現代文で、君たちの担任の先生にも務めます。将来のことを一緒に頑張ってやりましょう。」


  この場合に最後の話は少し余計だと思っていたが、雰囲気あまり変わらないようで大丈夫そうだ。


  結構言葉遣いを控えたから、不安なことは思わないだろう。


  みんなの心は脆くなくて良かった。


  続いて休憩する時間だ。みんなの状態は結構安定になったから、今出発してもいいが、俺はもう一つことが聞きたいのだ。



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