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裏切りの果て  作者: さく
3/3

王城

side 空也


なんだ?大きな光に包まれたと思ったら机も椅子もなくなってる!?と言うか教室ですらなくなってる……

何が起こっている?

他のクラスメイトも大分混乱しているようだ。すると……

「よくぞ、来てくれました!勇者様方!」

そんな声が聞こえてきた。顔を上げてみると身長160前後の金髪の長いロングの髪に整った顔立ちで若干幼さが残る少女がいた。男子ほぼ全員がその少女に惚けていた。ていうか、はい?え?勇者?どゆこと?まさかここは異世界だとでも?聞こうと声を出そうとしたら隣で

「えっとー、此処はどこですか?さっきまで教室にいた筈なのですが…」

真が先に質問していた。まあ、同じようなことを聞こうとしてたからいいか。

「そうですね、その前にここではなんですから移動しましょう。そこでお父様…いえ王様もお待ちです。説明はそちらで」

今、とんでもないこと聞こえたぞ!お父様ってまさかこの子は王女か…周囲にいたローブを着た人達が少女とクラスメイト達を案内として先頭に立ち、歩いて行った。とりあえず、この子達についていくしかないか。俺も後ろについた。勇者と言ってたし危ないことはないだろう…いや、そう信じたい。でも、違和感があったのは確かだけどね。あの少女の笑顔は絶対作り笑いだ。なぜ、こんなことを言えるかというと、自分もよく同じことをするって言うのもそうだけど、目がやばかった。獲物を見るようなそんな………


大きな扉の前へ着いた。きっとここから先に王様とやらがいるんたろうな。

「ここから先に王様がいます。くれぐれも粗相がないように」

ローブの男?が言った。やっぱりそうか。

扉が開くと王座に座っている男が見えた。

「よくぞ、来てくれた。勇者よ。我はここ大帝国レガリアの王、ジルフォード・レガリアという。おい、シル勇者達に説明はしたか?」

少女もといシルさんが首を横に振った。

「いえ、これから説明します。

まず、この世界の名前はアースノン。そして、わたし達の国は6つある大陸のうち人族の大帝国レガリア。」

やっぱ異世界だったか。

人族っていうくらいだから他にも種族がいんのかな?いても今更もう異世界ってことは理解したから驚きはしたないけど。

「さらに各大陸には共通して人を襲う魔物がいます。魔物というのは大量に空気中に存在している魔素を一定量取り込んだ動物のことをいいます。さらに魔素が濃い地域で育った魔物や魔物を倒して強くなっていった魔物を魔物の上位として魔族と称しています。また、魔物、魔族の頂点の魔王という存在が操っています。」

聞いていたクラスメイトが青ざめている。

まじか、やっぱり魔王か。魔物の話がきた時からなんとなく想像してたんだよなぁ。

「そこで、勇者様方には魔王を倒して貰いたいのです!魔王のせいで民も生活が苦しくなってきているのです。わたし達ではどうすることも…さらに最近わかったことなのですが魔王というのは複数存在しているようなのです。一体だけではなく複数体など相手にできないのです!

お願いいたします」

魔王が複数?そりゃそうか、各大陸に魔物がいるんだもんな。一体じゃ統制できねーか。ってことは各大陸に一体ずついたりして…

やばい、そんな気がしてきた。

そんな時ある一人が言った。

「でも、僕たち戦う方法なんて知らないですよ」

王女は笑顔を見せた。まただ。あの笑顔

「そこは大丈夫です。勇者様方には神より力を賜っているはずです。一般人と比べて10倍は違うかと。」そんなのいつもらったんだろ

「わかりました!僕達が魔王を倒してみせます!皆この世界に来た以上はこの世界を助けてあげようよ。せっかく力を貰ったんだ。どんなのかはわからないけど力を合わせよう。」

あーあ、勝手に言っちゃったよ。どうすんだよ

だが、クラスメイトからは表情に明るさが戻ってきた。また、やってやるかーなどの声まで聞こえるほど。

「本当ですか?ありがとうございます!!それではまずステータスと念じてください。そこには個人の身体の情報が載っています。神より賜っているはずのスキルもある筈です。」

やばいな、どんどん話が進んでいってる。シルさんの笑顔が輝いてるのに黒く見える。王様も全身から黒いオーラだして口を歪ましてる。気づいちゃったよ。この国危ないわ。上手く脱出しようかな。とりあえず、ステータスと念じてみた

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