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裏切りの果て  作者: さく
1/3

異世界へ

……ポタッ…ポタッ……

腹部から滴る赤い水を見つめる。それが血だと気づくのにそう時間は掛からなかった。どんなに幻であってほしいと願ったことか…

直感で死ぬとわかると生を諦めてしまいそうなほどに。

目の前には大型の3つの頭を持つ犬、俗に言うケルベロスと呼ばれる魔物。伝説級の魔物を前に足は笑い尻餅をつく。

第三者からみれば弱肉強食とはこういうことを言うのだろう。彼、もとい空也は怒りと憎しみの念に駆られていた。

(なんで!!俺だけこんな……!俺を囮にしやがって…お前らだけは必ずコロス!!)

滲み出る血を見て痛みが増す中、憎悪を抱きここに至るまでのことを思い返していた…


……………………


「えー、この武将が農民の武具を取り上げたわけだがこの取り上げた名称をわかるやつはいるか?」

……シーーン……

「じゃあ〜.空也!如月空也!これを答えてみろ!」

なんでおれなんだろ…

まあいいか、と思いつつ答えた

「確か刀狩りですよね?」

「正解だ!やればできるじゃないか!そうな……………」

この授業で指名してきた先生が我らが担任兼地歴公民の辰巳琢郎先生。歴史を語るとかなり長話になる笑

「おい!またあいつ話始めたぞ。長いから嫌なんだよなぁ〜」

今話しかけてきたのは俺の親友でイケメン野郎の神崎真。正義感が強いが少しチャラい笑

「俺のせいじゃないからな」

「そんなこと言ってないだろー」

そんな風に駄弁っていると授業が終わった。ついでに言うとまだ先生は語っている。

「きりーつ、礼!ありがとうございましたー」

号令がかかったあと教室を出て行こうとするもドアが開かない!?鍵を確かめてみるもかかっていない。反対側も同じようだ

「どういうことだ!?窓も開かないだと!!」そう、窓すらも開かない

そして、さらなる怪奇な現象が起きた。床が光っているのだ。その光が俺たちの体を包み込んでいく。もがくも動けない。どこからか声が聞こえた。

「わた…の…に…………えよ…」

そうして、生徒40人と教師1人がこの教室…いや世界から消えた。。

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