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突撃!! AHOの子ロボ分隊!  作者: 高階 桂
Mission 05 中国軍用ロボット技術情報回収せよ!
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第七話

 南昌国際展覧センターにおけるアサカ電子の出展準備は、順調に進んだ。

 同様に、臨時にジョーを加えたAHOの子ロボ分隊による『データカセット回収作戦』の準備も順調に進んでいた。

 肝心の会場の警備状況は、厳しくもあり、甘くもあった。今回の展覧会は一般客を原則的に入れない商談会なので、最優先の警備目的はテロ対策にあり、関係者以外の立ち入りを防ぐことをメインとして警備計画が立てられていたのだ。

 そのような事情なので、シオたちAI‐10は構内移動の自由を保障する『展示用ロボット(移動型)』と表示されたパスを受け取って、首から下げていた。これがあれば、展覧センター内の展示スペース内に限り好き勝手に動くことがでるのである。展覧センター外への出構は、正規の関係者用パス……越川一尉や石野二曹、有本はるからが与えられていた……を所有する人物の付き添いがあれば、たとえ真夜中であろうとも随時可能であった。ただし、入構は昼間に限られており、不審物の持ち込みを防ぐためにかなり厳しい手荷物検査が行われた。しかしこれも抜け道があり、関係者パスを持つ人物ならば書類などは『機密扱い』と主張すれば検査を免れたし、展示用資材その他に紛れ込ませればたいていのものは秘かに持ち込むことが可能であった。

 作戦に協力してくれるCIAの中国人エージェント『オイントメント』との接触も、越川一尉と石野二曹が成功させた。彼がもたらした情報によれば、梅嶺国家森林公園では入園規制と域内の移動制限が解かれ、一般の中国市民はもとより、外国人観光客の来訪も再開されたという。……オイントメントが行った偽装工作が、功を奏したのだろう。ただし、深夜帯に関しては、依然移動制限令が出されており、来訪者はもちろん住民までもが外出禁止を強いられているらしい。

『これなら、今夜にでも捜索を開始できそうですね!』

 シオはそう言った。盗聴を警戒し、アサカ電子の展示ブースの中にジョーを含めた六体で篭り、さらに赤外線通信を使用するという極秘作戦会議の場である。

『そうね。三日後が初日だから、前日の夜の外出は不自然ですわ。やるならば、今夜か明日の夜ね』

 スカディが、同意する。

 梅嶺国家森林公園は、広大である。その総面積、実に百五十平方キロメートル。東京ドームの約三千百九十個分。日比谷公園の九百三十七倍。山手線の内側の、約2.38倍。その中には、山河、森林、湖などの自然はもちろん、宿泊設備やレストラン、景勝地などの観光関連施設、いくつもの農村とそれに付随する耕作地、さらにはかなり大きな街までもが存在する。ジェイソンが発信した位置データにより、その足取りは正確に辿れるが、多数の人員を投入したにもかかわらず中国側がデータカセットを発見できなかったということは、巧妙に隠してある可能性が高い。AHOの子たちにも、簡単には見つけられないだろう。展示会開催期間中に確実に回収するためには、早めに取り掛かったほうがいい。

『君たちの判断を尊重するよ。現場経験は、君たちの方が豊富らしいからね』

 ジョーが、殊勝なところをみせてそう言う。

『異論はありませんわね? では、今夜第一回目の探索を行う方向で調整しましょう。わたくしは、ジョーとともに探索に参加します。同行したい方は?』

 スカディが、残る四体を順繰りに眺め渡した。AI‐10たちは、アサカ電子展示区域の夜間警備の任務も仰せ付かっている。試作段階のロボットなども、持ち込んでいるのだ。何しろ、ここは中国である。産業スパイなど、掃いて捨てるほどいるのだ。全員が、留守にするわけにはいかない。

『スカディが行くんなら、あたしは残ってるよ』

 すっかりサブリーダーぶりが板についてきた亞唯が、小さく挙手しつつ言った。

『わたくしも残りたいのですぅ~。爆薬を携行しない作戦なんて、つまらないのですぅ~』

 ベルが、そう主張する。

『となると、あなたたちが行くことになるわけね』

 ちょっとため息混じりに、スカディがシオと雛菊を見つつ言った。

『お供しますです!』

 シオは身振りを交えて元気よく宣言した。

『うちも行きたいわ。宝探しみたいで、面白そうやし』

 雛菊が、乗り気でそう言う。



「ようやく、準備が整いましたわ」

 嬉しそうに、アリシア・ウー中校が告げた。

「それはなによりです」

 慎重な物言いで、フェン・チャンファ上校は応じた。本能的に、何かを企んでいる笑顔だと気付いたからだ。『味方』になったとはいえ、総参謀部第二部のエリート相手に油断は禁物である。

 アリシアは、アメリカスパイ摘発作戦……表向きは、ZT対策ではあるが……の拠点を鳳凰中大道にある南昌市公安局に置いていた。一応は、人民警察や武警部隊との共同作戦なのだ。第二部の威光か、ワンフロアのほとんどが、アリシアとその部下、そして彼女に協力する人民解放軍関係者、公安局の面々などのために、割り当てられている。

 皮肉なことに、アリシアの専用室に割り当てられているのは、つい先日までフェン上校が作戦室として使っていた会議室であった。

「精鋭を、江西省はもとより、全国から広くかき集めましたの。ステルスロボット対策にね。彼らの能力を以ってすれば、有機ELを使った光学迷彩も、レーダーを回避する低観測性も、徹底した静粛機構も、無駄というものです」

 笑みをたたえながら、自慢げにアリシアが言う。

 フェン上校は内心で首を捻った。ステルスロボット対策の精鋭……。いったい何者だろうか? 人民解放軍の特殊部隊か。あるいは最新鋭の軍用ロボットか。

「ご覧になりますか?」

 アリシアが、言いつつ、腰を上げる。……言葉の上では誘いだったが、これは実質的に『見ろ』という指示だと解釈したフェン上校は、副官のチャン武警中尉を従えて、アリシアのあとに続いた。本作戦中アリシアの副官を務める人民解放軍上尉……アリシアの趣味なのか、映画俳優のように若い美男子である……とともに、エレベーターに乗り込む。アリシアの細い指が、地階のボタンを押した。

「お好きだといいのですがね、フェン上校」

 地下一階にある駐車場を歩みながら、アリシアが言う。

「ここです」

 アリシアが立ち止まったのは、一台の中型トラックの荷台後部前であった。解放軍上尉が俊敏な動きで荷台に飛び乗り、さっと幌の後部をめくる。

 チャン武警中尉が、音を立てて息を呑んだ。

 フェン上校も、禍々しいいくつもの眼に睨まれ、思わずたじろいだ。

「彼らは、ごく一部です。寄せ集めゆえの弱点は持っていますが、個々は極めて有能かつ忠実。確実に、任務を果たしてくれると、わたしは信じています」

 フェンの背中に言い聞かせるように、アリシアが言う。

「そうですな。彼らなら、やってくれそうです」

 驚きから素早く回復したフェン上校は、落ち着いた声音で答えた。



 午後七時前、越川一尉に引率される形でスカディ、シオ、雛菊、ジョーの四体は、南昌国際展覧センターの関係者用ゲートに向かった。すでに忍者装束を着込んでいる四体のAI‐10に対し、ゲート警備の武警隊員が訝しげな視線を向けてくるが、スカディが『ホテルでパーティの余興を行う』ことを告げ、納得してもらう。途中で着替えるために忍者装束を持ち出すより、このように最初から着込んで堂々と見せびらかした方が、却って怪しまれないだろうという思惑である。

 無事ゲートを通過し、大通りに出た越川一尉が、タクシーを拾った。アサカ電子のスタッフが宿泊している『スイス・インターナショナル・ホテル』は南昌国際展覧センターと同じく、贛江の西岸にある。一同が乗り込んだタクシーは、川沿いの道を北上した。しかし直接ホテルには乗り付けずに、『買い物』を口実に西の金融大道で下してもらう。好奇の目に晒されながらしばらく歩いたAHOの子たちは、裏通りに入ると人目を避けて道路脇の緑地帯に潜り込んだ。

 ほどなく、手筈通りにオイントメントの運転する中順汽車製のミニバン『世紀』……英語名センチュリーが現れた。越川一尉がフェンダーミラーに識別用に張られていた赤いビニールテープの切れ端を確認してから、サイドドアを大きく引き開ける。すかさず、AI‐10たちが乗り込んだ。

「頼むぞ」

 一言だけ言って、越川一尉がサイドドアを閉める。世紀はすぐに発進し、表通りに乗り入れた。

「よろしく頼むよ、オントメント!」

 ジョーが運転席の中年男に挨拶した。

「悪いが、市街を出るまでは隠れていてくれ」

 運転を続けながら、オイントメントが低い声で指示する。

 AI‐10たちは後部の貨物スペースに擬装用に積まれてあった段ボール箱を頭から被ってうずくまった。

「しかし……ハイエースにそっくりですわね、この車」

 ぼそぼそと、スカディが言う。

「名前はセンチュリーやのに」

 雛菊が、くすくすと笑う。

「こうやって段ボール箱を被っていると、サンタ・アナでの作戦を思い出すのです!」

 スサナの面影を『思い出し』つつ、シオはそう言った。

「君たち、サンタ・アナでも何かやらかしたのかい?」

 ジョーが、呆れたような口調で訊く。

「それも機密事項ね。お願いだから、聞かないでいただけるかしら」

 スカディが、やんわりと拒絶する。

 世紀は、市街中心部を抜けると、西へと向かう工業大道へ入った。その名の通り、両側には大小の工場が建ち並んでいる。それを抜けると、田園風景といかにも社会主義国家らしい画一的な集合住宅の群れが現れる。都市の成長とともに開発された、ベッドタウンのようだ。北に曲がり、さらに住宅地を突っ切る通りを進んでゆく。ほどなく、住宅街が消え、両側にこんもりとした森が見えてきた。

「ここから先が、梅嶺国家森林公園だ」

 オイントメントが、言った。

 世紀が、山間の道を進んでゆく。いくつかの集落を抜け、さらに進むと、結構大きな市街地の中に出た。通りの両側に、土産物屋やレストラン、旅館などが建ち並んでいる。……雰囲気は、日本の山の中の温泉街に似ているだろうか。

「ここが、ほぼ中央部に位置している梅嶺鎮だ」

 オイントメントが、説明する。ちなみに、『鎮』は中国の行政単位のひとつで、ほぼ日本の『町』に相当する。

「なんか、寂れてるで」

 段ボール箱を持ち上げ、そっと窓外を覗きながら、雛菊が言う。まだ宵の口だが、人通りも少なく、すでに営業していない店舗も多い。

「客足が戻っていないんだ。人民解放軍の緊急演習、という名目で公園内住民の移動規制と来園者の規制が行われたんだが、誰も信用しなかった。ほとんどの市民が、脱走兵狩りか反政府活動家捜索と考えている。規制が解かれたとはいえ、事態が完全に収まったとは思っていないんだ。だから、巻き込まれないように近寄らない。午後九時以降の外出もまだ禁じられているから、夜遊びもできないしな」

「全体主義国家に生きる市民の知恵ですわね」

 スカディが、言う。

 市街地を通り抜けた世紀は、次の集落を通り過ぎたところで細い山道に入った。しばらく走り、周囲に人家のないところで、路肩に停止する。

「ありがとう、オイントメント! 帰りも手筈通りに頼むよ!」

 ジョーが言って、サイドドアを引き開けて路肩に降り立った。シオたちも、それに続く。ジョーがサイドドアを閉めると、世紀はすぐに走り去った。

「よし。このすぐ側に、ジェイソンが自爆の約八時間前に位置情報を発信した場所があるんだ。ボクの考えでは、ジェイソンがデータカセットを隠したのは、自爆決断の数時間前、おそらくは二時間から四時間前だと思う。自爆は、隠匿位置から充分に離れた場所で行ったはずだからね。ここから自爆位置までジェイソンの動きを辿っていけば、データカセットを見つけられる可能性は高いと思う」

 残る三体を前に、ジョーが説明する。

「極めて論理的ですわね。では、隊列を決めましょう。シオ、あなたは先頭で前方警戒を。ジョーと赤外線で常に連絡を取り合って、ルートを相談し、先導してちょうだい。ジョーは、案内と捜索に専念してちょうだい。雛菊は、最後尾で後方警戒を。わたくしは、ジョーの警護と側面警戒を行います」

 てきぱきと、スカディが指示する。

「いよいよ『ナンチャンを探せ!』開始なのですね! ナンチャ~ン!」

 シオは遠慮して小声でボケた。

「懐かしいで、シオ吉。でも、ここは『ナンチャンで探せ!』やろ」

 同じく小声で、雛菊が突っ込みを入れる。

「あなたたち、ジョーがわからないネタはやめてさし上げなさい」

 スカディが、ぽかんとしているジョーを気遣って忠告する。

「では、ジョーきゅんでもわかるように翻案するのであります! ではこれからお宝探しに出発するのであります! 勇者ジョー、戦士シオ、神官スカディ、魔法使い雛菊。四名パーティなのです! だから、馬車の中は無人なのです! 頑張ってお宝ゲットだぜぃ!」

 シオは勢いよく右腕を突き上げて気合を入れると、鞭使いの考古学者が主人公のハリウッド映画のテーマソングを鼻歌で歌いながら歩き出した。

「色々混じってわけわからんわ」

 雛菊が、苦笑する。



 梅嶺国家国立公園内の多くの場所には、石畳やコンクリート舗装された遊歩道が完備されている。四体は、その中の一本を辿っていった。緩い上り坂を成していた遊歩道が、コンクリート製の階段に変わる。両側は鬱蒼と茂った森で、時折フクロウらしい鳥の鳴き声が聞こえる程度で、ひっそりと静まり返っている。

「ジェイソンは、ほとんどの場合この遊歩道のようなルートを移動したはずだ」

 歩きながら、ジョーが説明した。

「バッテリーの節約になるからね。光学迷彩を常時使用していれば、そうそう見つかることもないし」

「そう言えば、長期に渡ったはずの偵察期間中、ジェイソンはどうやって充電していたのかしら?」

 スカディが、訊く。

「もちろん、盗電だよ」

 ジョーが、くすくすと笑った。

「コンセントからはもちろん、ちょっとした工作を施せば電線から直接充電できる機能もあるんだ。さらに、アナログ式電力メーターの数値を細工する機能もついているから、大量に盗電してもばれる心配はない。スマートメーターなら、ウイルス・プログラムを送り込んで、完璧に偽装したうえで盗電することも可能だよ」

「すごいなー、それ」

 雛菊が、感心する。

「そのくらい朝飯前さ。極秘潜入偵察用ロボットだからね。場合によっては、所要の情報を得るためにコンピューターに不法アクセスする必要がある。パスワードの推測によるアカウント乗っ取りや、ファイアウォールの突破、侵入検知システムの回避なんかはお手の物だよ。多くの場合、常駐型スパイウェアを潜り込ませて、常時情報収集を行わせるんだ。もちろん、通常のアクセスではたどり着けない場所に隠したファイル内にプログラムを置き、検知プログラムにも引っ掛からない『ステルス・プログラム』状態でね。で、一定期間データを集めたら、メディアに落とし込んで物理的に回収するか、一回限りの外部アクセスで電子的に回収する」

『えげつない方法なのです! さすが、エシュロン運用を主導する国家なのです!』

 シオは赤外線通信で会話に割り込んだ。入力音声増幅機能を使っているので、十数メートルほど先を歩んでいても、スカディたちのささやき声での会話を聞き取るには不自由しない。

「あ、オチを思いついたで」

 唐突に、雛菊が言った。

「なにかしら?」

 スカディが、胡散臭そうな表情を作って訊く。

「データカセットを無事回収するんやけど、ジェイソンが万が一中国側が入手したときのことを考えて、データを自作のものごっつい暗号に置き換えてるんやな。それが、どうあっても解読できずに、骨折り損のくたびれ儲けになるんや」

「ないないない」

 ジョーが、笑う。

「データは当然暗号化されているはずだけど、ジェイソンはあらかじめ記憶しているワンタイム・パッド式の鍵を使っているよ。鍵がわからなければ、中国側が復号するのは不可能だし、こちらが復号するのは簡単だ」



 遊歩道を巡ること二時間。ジョーのトランスポンダーには、一向に反応がなかった。

『前方に、滝なのです』

 先頭を歩んでいたシオは、赤外線通信でそう報告した。前方の岩山から、水量はそれほど多くはないが結構な高さのある滝が流れ出している。夜目にも白く泡立って見える滝壷のまわりには、様々な形状の岩が積み重なるようにあり、さながら石造の遺跡が倒壊した跡のようだ。

「なかなかの眺めね」

 スカディが、脚を止めたシオの横に並んで言う。

「ほお。見事なもんやなあ」

 雛菊も並び、感心したように言った。

「……君たち、そこでハイクでも詠むつもりかい?」

 AI‐10とは異なり、人間臭い言動を行うプログラムが搭載されていないジョーが、並んで滝を眺めている三体に呆れて肩をすくめた。

 ここはやはり名所のひとつらしく、周辺はきれいに整備されていた。滝がよく見えるように岩の張り出した位置に展望台が設けられ、転落防止用の柵が巡らされている。滝壷までの距離は、三十メートルとちょっと、というところか。ベンチもいくつか置かれており、案内板も立っていた。

「はっと! シオは閃いたのです!」

 いきなり、シオは右手を突き上げた。

「ど、どうしたんだい?」

 ジョーが、驚く。一方、シオの唐突な言動に慣れっこになっているスカディと雛菊は、平然としている。

「データカセットは、いわばあたいたちにとってお宝! お宝と言えば、滝の裏側に隠されているのは常識なのであります!」

 シオはそう力説した。

「……ジェイソンは絶対に隠さないと思うけどねぇ」

 ジョーが、首を傾げる。

「では、この説は撤回するのです」

 シオはあっさりと引き下がった。

「……なんだよ。もう引っ込めちまうのかい?」

 ジョーが、呆れる。

「ジェイソンが様式美というものを理解していないのであれば、ここには隠していないとあたいも思うのであります!」

「まあ、人目に付き易いでしょうし」

 スカディが、シオの意見に同調する。

「滝の鑑賞は終わったかい? じゃ、もう行こうよ。ぐずぐずしていると。夜が明けちゃうよ」

 ジョーが、焦れたように言う。四体は、滝に背を向けるとお宝……もとい、データカセットの捜索を再開した。


 第七話をお届けします。

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