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アイデア・リベリオン  作者: 浮遊戯
『暴食』心は常に天使と悪魔
1/18

日常:悪魔の世界

「なぁなぁ聞いた?近くで悪魔でたってよ」


「んーでもどうせ中級か上級でしょ?」


「いやそれが超級なんだって!暴食だよ暴食!グーライーターだ」


「マジで!?見に行こ!」






「ほらそこ!てかあれ多分雷帝じゃね?」


「え?……マジじゃん」


それはとある街の中、如月ハチと鈴里は現状その街で2番目に強いとされる暴食の悪魔、グーライーターと戦っていた。


「ボルテージ30%…『ライジングアッパー』!」


電気を拳に纏い、稲妻が迸る。互いに拮抗していた。


「グッ…まだダ…俺は…死ななイ…イィィ!!!」


「…背後、隙だらけ」


「甘イ…殺ス…コロセ…喰らワせろ…『捕食齧ベルゼビュート』」


全てを喰らわんとする力が鈴里を引き寄せる。引力と咬合力による破壊力は全てを裂こうとする。


「……ハチ」


「っと、危ねえな。俺に任せて避けるの諦めるなよな」


「別に、電気のほうが早い。後、避けれたよ」


「ったく…人使い荒いなホント」



「頑張れー!」


「"暴食やばい、雷帝バカカッコいい"っと」


「てかヤバくね?俺ら大丈夫か?」


「まそんときゃ助けてくれるだろ」



「人増えてきたな…オイそこ!もっと下がれってか逃げろ!」


「最近の人たちは悪魔を軽んじてる」


「マジでさぁ…」





遡る事何百はたまた何千年か前の事、世界に能力が誕生した。経緯は不明、最初の能力も、何故生まれたのか、何もかも不明のまま今の時代まで受け継がれてきた。


時同じくして、原因不明の異常事態が発生した。悪魔の蔓延である。どこから来たのか、なぜ生まれたのか、能力との関係は?何も分からぬまま、世界は能力者と悪魔による混沌の渦に巻き込まれていった……





という事もそんなになく









今日この頃。華の高校生なはずなのに同じ日々を繰り返している。何故だか嫌になってくるのは俺だけじゃないと思う。きっとそうだそうに違いない。



暇だ。


「急に目の前で悪魔と能力者が闘ったりしないもんかなぁ。あの戦い見に行きたかったな〜」



そんなこんなで学校に登校中な訳だが何か派手なこと起きないかなぁ…あー暇だ。そもそも何でこんな早く学校に行かねばならんのだ。もう5分ぐらい遅くても誰も文句言わないだろ。


「登校中とかスマホ以外触る事ないしなぁ…おっアブソリアが超級悪魔デスペレート撃退…かなり強そうな悪魔だな〜…擬態の悪魔かぁ、へぇ〜。さっきの戦闘のやつ載ってないかなぁ〜」



彼の名は天道弔。高校1年生。普通に高校に通い、友達と遊んで、家でゴロゴロしてる、見た目もただの高校生その様でどこにでもいる高校生である。


「なんかなぁ」


「おっは〜何ボケッとしてんの?テント」


「いつもシャキッとしてるが何か?」


「別に〜?」


何気なくいつも通りの会話をする数少ない友人の1人、鹿田しかだ入瑠いる。俺の中では明るすぎて最早怖い域に達してる。ちなみに何故テント呼びなのかは俺の名前が天道てんどうとむらで天道の読み方を変えてお天道テント様からテントである。キャンプ好きとかそんなんじゃないからね?


「にしても今日翼遅いね〜」


「それなぁ絶対あれだろ?」


「まどうせ見てて遅れたんでしょ。さっきあっちめちゃ凄かったもん。」


「だろうな賭けれる。俺も見たかったのになぁ〜」


「すまん遅れた」


「よっ翼、今日はいつもより長かったな」


いぐるみつばさ。コイツも数少ない俺の友達。こんな苗字の奴は後にも先にもコイツだけだと思う。代の右だけの字が存在するの翼と出会って初めて知った。


「さっきの見てきた感じ?」


「あぁ、暴食の悪魔(グーライーター)と戦ってるの見てたら遅れた。時間を見てない俺が悪いんだけどな」


「さっきのあれ暴食!?マジで言ってる?」


「暴食…ってあれか、なんか強いんだろ?超級だっけ?」


「あぁ、結構見応えあった。そのせいで遅れたんだがな」


「まぁいんじゃね?能力者が倒してんの見るの面白いし」


「倒せたの?」


「倒せはしなかったな」


「消えた?」


「あぁ…残念だがな」


悪魔には現世に残るタイムリミットみたいなものがある。一定期間現世に湧き、時間が経つと何処へいくのかそこから帰る。だから早く倒さないと行けない。なぜそうなのかって?知らんな。


それに加えてこれも何故か分からないがこの世界には能力が存在する。一部の人しか持っていないらしく能力者は基本悪魔退治の仕事に就く。なんと高校生からでもできる。悪魔がこの世にいるのもおかしいけどみんな受け入れてるしそこら辺は悪魔生態学の人が研究頑張ってるからそのうち判明するだろう。


「俺も一回でいいから超級悪魔デスペレートが能力者と闘ってるところ見てぇなぁ」


「馬鹿言わないでよ上級ディザスターですら能力者必須案件なのにそこらに超級でたら街が終わっちゃうよ」


「映画だと迫力あんまないのがね。やっぱ現実こそ正義ってもんだ」


結局のところどれだけ現実が退屈だろうと所詮リアルに叶うものはない。二次元とかゲームに逃げようにもやっぱり現実が一番楽しいものだ。スリルがある。


「呑気なもんだなお前…つか今何時だ?」


「ん?えーっとねぇ…21分」


「21分ねぇ…」


ちなみに学校の席に着席しないといけないのは8:25で門が閉まるのは8:30である。ここから学校までは信号が全部青だとして5分、全部赤なら8〜10分である。余裕で遅刻かますかもしれんなぁ〜






これマズイな?



「後4分しかねぇじゃねえか!?おい急ぐぞ翼!入瑠!」


「ちょっテント!?急に走んないでよ!」


「先生に怒られるのだけはごめんだからなー!」


「俺のせいだなぁ…これ」



そんなこんなで今日も何気ない1日が始まった。


・名前とか色々

天道てんどうとむら

男。主人公。基本自由な性格。後先考えずほぼフィーリングで動いたりするが頭は冴えてる方。


いぐるみつばさ

男。テントの友達。冷静沈着。能力や悪魔に対して専門的な興味を持っている。極たま〜にそれでタガが外れることもある。少し天然気味


鹿田しかだ入瑠いる

女。同じくテントの友達。明るめな性格で世話焼き。人に優しく思ってることは口に出すタイプ。

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