義妹と結婚する
俺、西倉冬夜は小学校5年の時に親が再婚し同じ年の義妹が来た。
名前は、佐々木涼と言う。
誕生日は俺の方が早いため俺が兄さんになるらしい。
それから中学校の時にはあまり喋らなくなった。
涼は知らないうちにどんどん可愛くなっていて、中学生の時はめちゃくちゃ告白されたと聞いた。
俺はというと、親友と呼べる人が一人しかいなし、涼と比べてそこまでモテない。
それから、お互いに同じ高校を受験し、両方とも高校に受かった。
入学してから、涼はとてもモテていた。
沢山告白され、すべて断ったらしい。
高校に入ってからはどんどん疎遠になっていって、親も「喧嘩でもしたの?」と聞いてきたので、していないと答えた。
俺も実際なぜ急に疎遠になったかなんて覚えていなかった。
だけど、明らかに中学校に入ってから、ほぼ喋らなくなった。
多分それは、喋りたくないとお互い拒絶してたからかもしれない。
二年生になって修学旅行の時に急に話しかけてきた。
「お兄ちゃん。この後自由行動だから一緒に回らない?」
「え?あぁ、別にいいけど」
「ありがとう」
急に涼から言われて一瞬戸惑ったが、一緒に行くことにした。
それはそうとなぜ、急に一緒に回らないかと行ってきたのだろうか。
それから涼と一緒に札幌駅内で買い物をした。
小学生以来一緒に出かけたら行動をあまりしなかったので、とても懐かしく感じられる。
それから、22時まで涼と遊んでいた。
ホテルに戻り同室にいた親友の佐藤和也が、どこに行ってたのかと聞かれた。
「ちょっと、札幌周辺で遊んでたんだよ」
「誰と?」
「義妹と」
「てか、お前に妹なんていたのか?」
あ、そういえば佐藤には言ってなかったな。
「いいや、妹じゃなくて義妹なんだよ」
「あー。」
そこから、話題を切り替えて佐藤と一緒に軽い雑談をしてその日は寝た。
そのあとはなにもなく、普通に家に帰宅した。
ご飯を食べて、風呂に入ろうとしたら涼が急に、「一緒に入らない」と言ってきた。
なぜと聞いたら、一緒に入りたい気分だったからと言われたが、それがあまりよく分からなかったので、とりあえず全力で断った。
寝ようと思いベットのところに向かう途中に扉がノックされた。
「お兄ちゃん。入ってもいい?」
「どうぞ」
そう言うと、涼が入ってきた。
「こんな時間になんのようだ?」
「えーと。お兄ちゃんと一緒に寝たいなと思って」
その瞬間に心拍数が急激に上がった。
なぜだろうか。修学旅行以来、涼が積極的になった気がする。
中学から約4年間話していなかったのに、どうしたのだろうか。
「その前に、ちょっと話をしないか」
少し話題を変えて、急に話しかけてきたり、風呂に一緒に入りたいなどのことについて聞いてみた。
「実はね。お兄ちゃいや、冬夜の事が中学生から段々意識し始めてきて、この気持ちを隠そうと思って、あまり話してこなかったんだけど、最近、冬夜を狙っている人が多いって修学旅行の時に友達から聞いて...」
「ちょっと待て。俺はそんなにモテてないぞ。」
「え。でも、最近冬夜、話し方変わって色んな人に話しかけてるじゃん。それで、実際話してみるといい人だなって思う人が沢山いるらしくて」
「なるほど。で、涼は取られたくないから、俺に好かれたいし、一緒にいる時間が欲しかったと」
「..その通りです。」
衝撃だった。だって、涼に好かれているなんて思ったことがなかった。
でも、こうやって素直に話してくれてとても助かる。
「で、なんで、俺と一緒に寝たいんだ?」
「なんか、部屋のエアコンが壊れてて寒かったから、冬夜にくっ付いて寝ようかなって」
そういえば、涼のエアコンが壊れたと親父たちから聞いた覚えがあった。
「分かった。今日だけだぞ」
そう言った途端に涼がすこし微笑んでいた。
そして、二人してベッドに入って数分後に涼は、寝息を立てていた。
俺はというと、全然寝れなかった。
だって、髪からいい香りがするし、色々当たっているしで、逆に意識しすぎて全然寝れな
うん。めっちゃ寝た。
時計を見ると、7:30だった。
今日は幸い休日だったのでゆっくりとできる。
横を見るとまだ、涼が寝ていた。
起こさないようにとも思ったが、俺の体を抱きしめていて、身動き一つ取れなかったので、涼が目を覚めるのを待つことにした。
一時間経って涼が起きた。
「んー。おはよう、お兄ちゃん」
「おはよう、涼。よく寝れた?」
「うん。おかげさまで」
そう言って、涼が俺の部屋から出て、リビングに行ったので、俺もその後に部屋からでた。
親にバレるかとも思ったが、そういえば今日は、旅行に行くと言っていたから、もしかしたら、部屋で色々と準備しているのだろう。
テーブルには、朝ごはんが並べてあったので、箸をとって、涼と一緒に食べることにした。
昨日、涼からの好意を気づいたらなんだか、義妹ではなく、一人の女性として意識し始めた。
それで、昨日一緒に寝ていたのでとても気まずかった。
そして、部屋から出てきた、お義母さんと親父がリビングの方に来て、そろそろ行ってくるねと言った。
俺たちは、親父達を送り出して部屋に戻った。
高校三年になってから、俺と涼は付き合うことにした。
段々、涼からのアプローチが激しくなってきて好きになっていて、お互いに好意を確認して、付き合うという流れになった。
俺らはあまり隠し事は嫌な方なので、親父たちにはもう伝えた。
最初は反対されるかと思ったが、案外素直に受け入れてくれて、親父たちの寛大さには大変ありがたく思っている。
それから、涼とデートを週一で行っていた。
たが、お互い受験があるため、夏くらいからは行かなくなって、受験勉強に励むようになった。
同じ大学に受験した。
俺たちは自分たちの番号を探した。
あった。しかも、二人とも受かっていた。とても、喜んだ。
そして、大学は家から遠いため、二人で大学に近い家に住むことにした。
あまり、恋人らしいことをしてこなかったのが、でもキスくらいはした。
そこから先に進んではいない。
大学三年生になってからだろうか。
徐々に生活に慣れてきた頃に、風呂から上がってきた涼から話がある言ったので、俺も話があると言った。
「えーと。話って何?」
「いや、冬夜から先に話してよ」
そう言われたので俺から話すことにした。
「えーと。最近恋人らしいことをしてないし、高校生の時にキスをした時から、先に進みたいななんて。」
「え。私もそう思ってた」
なんと、涼も同じことを考えていた。
それからというものはとても最高だった。
少し早いのかなとも思ったが、過ぎた事だからと割り切ることにした。
二人とも初めてでぎこちなかったが、なんとかなった。
そして、大学を卒業して、俺は涼にプロポーズをした。
そして、OKがでたので、明日から役所に行って婚姻届を提出する。
新婚旅行でアメリカに行くことにした。
二人とも幸い英語は喋れるので大丈夫だろう。
新婚旅行を終えた。来月には式を挙げることになっている。
その式の時の前日に涼から話があると言われた。
「冬夜、実はね。妊娠、したみたいなの。」
「え。本当に?やったね!!」
俺はとても喜んだ。
そして、式の当日になった。
家族や、友達がおめでとうと言って盛大に祝ってくれた。
数年後。
俺たちは子供が生まれた。女の子だった。
そして、これからは父、母になるわけで。
これから色々大変だけど、逆に、この家族を大切にしたし、なにより絶対に守りたい。
そんなことを考えた。
これからは、家族三人で支えながら幸せに暮らしていきたい。
最後端折ってしまい、申し訳ないです。