あたしの二十四節気【浦川 日歌里 二十四節気詩集】

あたしの醜聞【秋分】

　週刊誌は野球の記事しか読みません。

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　ゴシップ好きのあいつらに

　すっぱぬかれたあたしの醜聞(しゅうぶん)

　さんざん いぢりたおされて

　とっくに飽きのまっただなかなのに

　それでもしつこくネタにする

　ほんと あいつらうざったい

　そりゃあ あたしの落ち度もあるから

　被害者の顔をする気もないけど

　いったい いつまでひっぱるつもりだか

　とっくに飽きのまっただなかだってゆうのに

　そのうち あいつらのひやかしへと

　お寒い木枯らしが吹くようになって

　あたしの醜聞(しゅうぶん)も かさかさの枯れ葉みたいに

　吹き払ってくれることだろう

　きっと もう少しの辛抱だけど

　あぁ それにしても腹立たしい！

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　ゴシップより、ちゃんと書籍になってるエピソードが好き。