あたしの二十四節気【浦川 日歌里 二十四節気詩集】

あたしのバーニング クライマックス【大暑】

　意外にも、タイトルに困りました。

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　ごめんねシロクマ

　灼熱ハートでひとり地球温暖化

　あたしのバーニング クライマックス

　永久氷壁にその名を刻んだ女王様でさえも

　あたしとバトルで ぐっしょり汗を流したら

　しもやけも やけどへと変わる熱い夏

　あたま ぶつけて痛いのなんて

　そいつは心配御無用左衛門《しんぱいごむようざえもん》

　邪魔な天井は突き破って高く飛ぶよ

　パッションに灼(や)かれて

　褐色の肌した火の玉ガールがあたしだから

　さよならお星さま

　ぎらつくソウルはのぼるセカンド太陽さ

　あたしのバーニング クライマックス

　就職氷河期に居場所を失くした迷える子羊も

　あたしといっしょに でっかい夢をつかもうぜ

　青春のあとにおとずれる朱(あか)い夏

　のぼりつめたら落ちてくなんて

　そんなのタヌキの皮算用之助(かわざんようのすけ)

　せまるくだり坂 振り返らず雲のうえへ

　クッションも焦がして

　ちりちりの髪した天照(あまてらす) 名乗るあたしだもん

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　ヒート マックスとか。

　マキシマム ヒートとか。

　だいたい、もう使われちゃってるんだもん。

制作：ひだまりのねこ先生