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ゆうりんの小説広場

桜吹雪

作者: ゆうりんの野球広場

僕が頑張って書きました。ぜひ見てださい!!

桜花帝国の桜京学院高等科に通うユーリと、幼なじみのミナト。ある日、夜月国からの留学生であるリンがやってくる。教壇で自己紹介をするリンに既視感を感じるとともに惹かれるユーリ。帰り道で、ユーリとミナトはリンの話をする。リンのこと好きなの?と聞かれて戸惑うユーリをからかうミナト(ミナトは直接この話には関係ないけど彼女がいる設定なのでリンに対してはどうこう思ってない)。やがて、ユーリは今夜行くことになっている梁明館でのパーティーについての話を始める。貴族階級だけが参加できるこのパーティーに出席するユーリのことをミナトはうらやましがる。

その夜、姉のルカとともに梁明館へ向かうユーリ。いつものようにレイトと3人で食事をとろうと誘うルカだが、疎外感を感じていたユーリはそれを断り、館庭にある桜の下へ。疲れからか、その場で寝てしまうユーリ。目を覚ますと隣には見覚えのある少女が…「リンさん?」びっくりするユーリに微笑むリン。なぜか見覚えがあるその笑顔。何も話さなくてもお互いに好きなことがわかる。不思議な感覚に襲われながらもユーリはリンを抱き寄せる。

しばらくして、ルカとレイトがやってくる。リンを見て、ユーリをからかうルカ。リンはレイトが将校であることを知り、ユーリが自分と同じ身分であることに安心する。翌朝、登校の途中でユーリはミナトに昨夜のことを話す。ミナトは、リンの話を聞いて、自分の友人にも彼女ができたことを喜ぶ。

ユーリとリンは一緒に桜を見に行く。もちろん二人はユーリの好きな千歳桜のもとへ。そこへリュイがやってくる。ユーリのことをたずねるリュイに対して、リンはレイトのことを話す。リンの話を聞いて、自分の妹がいい相手を見つけたことを喜ぶリュイ。しかし、不意に「いつまでも一緒にいられるといいのにな…」とつぶやいたリュイに対して、ユーリとリンはなにかあるのかとたずねる。リュイはためらいながらも、桜花帝国と夜月が両国の境界付近に広がる鉱物資源を巡って戦争が始まりそうだと告げる。

夕方になり、帰ろうとするユーリとリン。二人は咲夜神社の前を通りかかる。神社の前で立ち止まるリン。「もし、会えなくなることになったら…その前に二人でここに来たい」。そう言ってリンはまた歩きはじめる。

ついに戦争が始まることが正式決定されてしまう。


開戦の空気が広がる中、リンは夜月国へ戻ることに。帰国前日の夜、リンは家を抜け出してセツネ家へ。そして二人は天の川が輝く中、咲夜神社へ向かう。「咲夜神社でお祈りをすると来世も一緒になれるという伝説があるの」とユーリに教えるリン。二人はまた会えることを願ってお祈りをする。


出征の前日、セツネ家へやって来たレイト。自分の生活はどうなるのだろうかと心配するユーリに、レイトは数年前の戦争以降、両国間の戦争は市民に危険が及ばないところでするという条約が結ばれていると説明する。

そしてレイトの出征の日。ルカは自分の髪飾りをほどいて、レイトに手渡す。戦争が始まってからも、条約のおかげで身の危険を感じずに過ごせているユーリ。毎日のようにリンと電話で話していたが、ある日、リンの話で、レイトが率いる部隊がリュイが率いる部隊と戦っていることを知る。不安に駆られるユーリに、「将校が前に出ることはほとんどないから」と気づかうリン。布団に入ってもユーリはなかなか寝付けなかった。


いつものように布団を並べて寝ていたユーリとルカだが、夜中に突然ルカが起きる。ユーリを起こして、「夢の中にレイト様が出てきて別れの挨拶をして消えた」と言う。びっくりするとともに不安に駆られる二人は寝ることもできず、そのまま朝を迎える。そして、その日の午前中、セツネ家に一本の電話がかかる。昨夜の夢のこともあり、レイトのことではないかと怯えるルカに、リンからかもしれないよ、と言って電話をとるユーリ。しかし、電話の相手はリンではなかった。そして、その後の相手の言葉を聞いたユーリはショックからか座り込んでしまう。慌てて電話を変わるルカ。ユーリと同様、レイトの訃報を聞いたルカは号泣。そのまま1日が過ぎていく。やがて少し気分が落ち着いたユーリは、急に寂しさに襲われる。そして、そのままリンに電話をかけ、レイトのことを話す。電話越しにユーリを慰めるリン。「なんでレイト様のような人が死ぬんだろう…」その日を境に、リンの中になにかもやもやしたものが溜まっていくようになる。終戦から数週間後の夕方、リュイが家に帰ってくる。ほとんど傷もなく、無事に帰ってきたリュイを喜んで迎えるリン。リュイはどうやら戦争で活躍したらしく、リンに「多数の敵の部隊を壊滅させた功績で勲章を頂いた」と誇らしそうに言う。もしかしたらレイト様もリュイに殺されたのではないかと一抹の不安を感じながらも、リンは疲れたと言って床につくリュイの世話をする。


しかし、その夜、リンはたまたまリュイが食卓の上に置いていたノートを見つける。そこには、彼が破った相手の部隊とその指揮官の名前が書かれていた。その中にレイトの名前を発見したリンは絶望し、ショックのあまりそのまま寝てしまう。


翌朝、もしかしたら昨日のことは夢ではないかと、再びリュイのノートを見返すリン。そこへ、リュイがやってくる。戦争の様子を自慢げに話そうとするリュイに対して、リンはリュイがレイトを殺したのかたずねる。あっさりとそれを認めるリュイに対して、そのことを責めるリン。しかし、リュイは「戦争なんだから仕方ない」と一蹴。その後も二人の会話は平行線をたどり、結果的にリンは、リュイ、さらには戦争を始めた両国や世間そのものに失望する。


その日、リンは一日中悩んだあげく、こんな世の中で生活するよりは、ユーリと二人でどこかへ逃げたいと考えるようになる。そのうち実現すればいいやと思っていたリンだが、リュイから敗戦国である桜花帝国の貴族階級には処分が下されるかもしれないことを聞き、すぐにでも逃げなければと、ユーリに電話をする。処分の話に驚くユーリだが、そこまでしなくても…とさとすユーリ。しかし、リンの熱意にうたれ、結局リンのもとへ向かうことを決める。ユーリはミナトに航空機の手配を頼む。よろこんで引き受けるミナトだが、二人の話をレイトの部隊の副隊長であったツクミに聞かれてしまう。ツクミは戦争中のことからレイトのことをよく思っておらず、レイトの婚約者の弟にあたるユーリが良い生活を送ることも不満だった。そして、その日の夜、ミナトがセツネ家の庭に航空機を持ってきたあとしばらくして、航空機の中の部品の一部を抜き取る。

何も知らないユーリとミナトは毎日航空機を見て、もうすぐお互いに会えなくなることを寂しがる。ついにユーリの出発の日。両国の軍に見つからないように、夜中のうちにユーリは出発する。涙を流しながら見送るルカ。そして、その隣にはミナトの姿もあった。別れを告げて航空機を発進させるユーリ。しかし、出発から30分ほどして、機体からエラー音が鳴り響く。原因がわからず、墜落の恐怖を感じながら、なんとかリンのもとへたどり着いてくれと祈るユーリ。しかし…


ユーリは飛行機とともに夜月共和国の国境付近の森林に墜落する。目を開けると、目の前には戦士したはずのレイトのすがたが。反射的に「死んだ」と思うユーリだが、レイトはユーリはまだ生きていることを告げ、かつてルカが手渡した髪飾りを渡す。レイトは「もう、ユーリを死なせたくない。その思いはルカも同じ。せめて今回はユーリにはリンと幸せに暮らしてほしい」と告げる。言っていることがなんのことか全くわからないユーリは、レイトにその意味を聞こうとするが、レイトは消えてしまう。


目を覚ますと、そこはどこかの家だった。そばにはリン、そしてリュイもいる。状況が理解できないユーリ。うれしさとほっとしたのとで号泣するリンを横に、リュイはここがカミコ家であること、ユーリが森林に落下したこと、リンとリュイがユーリを見つけてここまで連れてきたことなどを説明する。それからしばらくして、回復したユーリはカミコ家からセツネ家に帰る。家に帰ると、ルカが寝込んでいた。心配でルカの側に付き続けるユーリ。ある日、ルカの状態が少し良くなったのを見計らって、咲夜神社へ向かう。自分が助かったのはリンと咲夜神社にお祈りに行ったからだと信じていたユーリだが、跡形もなく焼け落ちている神社を見てあっけにとられる。がっかりしながら、ユーリは家に戻る。


数日後、ルカは急に体調を崩し、そのまま亡くなってしまう。亡くなる間際に、ルカはユーリに、咲夜神社の所有者がセツネ家であったこと、咲夜神社を焼いたのは自分であることを告げる。その直後、ユーリはルカに髪飾りを渡す。まるでユーリが持っていたのを知っていたかのようにルカはそれを受け取るとそのまま息を引き取ってしまう。


しばらくの間、悲しみに包まれるユーリ。


ユーリはリンに以前レイトに言われた咲夜神社のことを話しているうちに、リン「咲夜神社にお祈りするのって、来世で会うことを意味してて、今世ではもう会えなくなるってことだったのかな」ユーリ「でも、ぼくたちお祈りに行ったよね…?」リン「ルカさんはそのことを知ってて、墜落するユーリを見てお祈りの効果を消すために神社を燃やしたんじゃない?」ユーリ「それで…ぼくを守るために…」リン「ルカさんはおそらく燃やした祟りで亡くなったんだと思う…」ユーリ「そんな…ルカ姉…」

十年後…


千歳桜の前に立つユーリとリン。戦後、夜月共和国に接収された桜花帝国。神夜公園はもう無くなっている。それでも、その跡地には、千歳桜がしっかりと、今年も桜の花を咲かせる。そして、根本にはルカとレイトの墓が。2つの霊に向かって手を合わせるユーリ。そして、その肩に手をのせるリン。やがて、二人はセツネ家へと帰って行く…


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