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四人の双子(仮題)  作者: チサト
閑章 転移者
39/53

閑章 転移者1 -1-25

霧と霞の頭が上がらない人物は二人います

1."幻師"トム

男のエルフ 820歳 (見た目はアラサー)

二人は生きる術や戦闘技術を竜神に教わった為、霧と霞の兄弟子に当たる人物

永世2代目王国騎士団長(現在の騎士団長は21代目)

魔王軍の奇襲から当時の3代目国王、未覚醒の聖女と勇者を守って騎士団ともに奮戦し、戦死したため、幻師と呼ばれるようになった…が死にかけで暗渠に落ち生き延びている

現在は妻子と妹共に王都地下に広がるダンジョンに隠棲している

他の神官や神殿に連なるものよりも過激な思想を持つ霧と霞に目をかけており、兄弟子と言うこともあってたまに様子見とお仕置に出てくる

(現在この大陸にはトムと家族しかエルフがいない)


2.グラハム

一言でいえば子分、舎弟の少年。

本国の聖女と大司教の護衛と、大神殿の門番をしている

15歳

捨て子で神殿の前に捨てられていた

霧と霞(21)とは6歳離れているが

神殿で養育されている7歳の時に当時神官見習い最強ツートップだった二人と模擬戦をして1on2で引き分けに持ち込んだバケモノ

二人と違って遠距離武器は扱えないため、そこをコンプレックスに思っている

街の民や、神殿の同僚の女性達に絶大な人気がある

(本人も二人の舎弟と言って憚らないため、

女性達からの二人の印象は良くない)

マサと出会った場合は、ジャジャ馬二人を御す姿に関心しつつも、年頃の少年で人並みな感情はあるので嫉妬してしまう

 テントの中で死んだように眠っていた霧と霞が目を覚ました

「霞、なんか汚いのが大勢来たよね」

「……面倒だし、マサを目印に転移しない?」

「そんなことしたらトム樣に折檻されちゃうからイヤだ!勝てる敵から逃げるなって言われちゃう」

「さっきの奴の仲間みたいだし、強さも同じくらいだと良いね!」

 二人はお互いに首肯くと、無表情に顔を固めてテントの外に出た

 テントが半円状に囲まれていることを確認すると、二人は別々の方向に走り出す

 絶対に逃がさず、逃げない戦いが始まった


 運河と河が合流する難所で、船を止めて休憩していると視界にログが流れた

【パーティメンバー ‐霧と霞が成長しました 。→内訳】

 首をかしげつつ内訳を見ると、思わず凍りついてしまった

 ………プレイヤーのこと、斬殺とかしてね??

【パーティメンバー‐霧と霞が成長しました】

 ラジムが声を掛けてきた


「マサ、どうしたんだ?ログを見て固まってるけど…休憩はそろそろ終わるぞ」


「おう、すまん実は…パーティメンバーが神官戦士なんだけど、現在進行形でプレイヤーを殺してるんだよ」


「マサお前、ソロじゃなかったのかよ⁉神官戦士が殺すようなプレイヤーってことは極悪集団じゃねえの?あまり気にするこっちゃねえと思うぜ…ん……………?もしかしてお前のパーティメンバーってプレイヤーじゃねえの?」




【パーティメンバー‐霧と霞が成長しました】


「レス遅くない?そうだよ」

 なんかラジムの目がギラつき始めたな…お約束の質問か?


「なぁマサ、お前のパーティメンバーってどんなヤツなんだ?」


「神官戦士の女性二人だよ」


「二人もアーリーのこの時期に………?!爆発しろッ!あああ俺も俺も俺も俺もパーティメンバー欲しい」


 頭を抱えて蹲るラジム!


 「俺のことは置いといて、リアルの方に…一緒にゲームしてくれそうな人はいないのか?」


 「いなぁ…………いこともねえな…ねぇちゃん誘うか?…いけるのか…俺は……姉ちゃんとゲーム姉ちゃんとゲーム姉ちゃんとゲーム姉ちゃんとゲーム姉ちゃん」

 ヒェッ!何かのスイッチを押してしまった…

 ここで訊くのは良くない気がするが訊いてしまえ!

 「盛り上がってるとこ悪いけど、お姉さんはどんな人なんだ?誘って断られても責任持てんぞ」

 蹲っていたラジムが顔をあげて真顔から笑顔に変わっていく


 「姉ちゃんは…忙しくても家族を気にかけてる強くてかわいい人さ…水星のコロネル・レンリちゃんって知らんか?」


 最近売れ出した歌手兼タレントの人か…

 ジャグリングとマジックがプロ並みって動画で話題になった…そして謎にスタントと殺陣も巧い超人じみてる人ね…端役で出てたドラマでも大バズりってすげえよ…


『なぜこの人はハリウッドに行ってないんだ』


 って共演者と放送作家が絶賛してたし


 「言われてうっすら思い出したけど…ラジム、あなたもお姉さんと一緒にゲームできれば、勝ち組と言われる側ではないのか?」


 「うるせえっ!ダンスと調理師免許、フグ調理と管理栄養士資格しか取り柄

 しかねぇ凡人の苦悩はわかんねえよ……なんでもできる姉ちゃんには…一応真面目に勉強したけどよ…」


 日本における食に関する資格を色々しといて何を言ってるんだコイツは!?こちとら漢検と数検それぞれ1級しか持ってない学生だぞ


 「すげえよラジム、立派な社会人なんだな」


 「ヘヘッ!姉ちゃんにウマイ飯を食わせる為に頑張ったからな!」

 やっぱりそうなのか…

 その愛を身内以外に向ければモてるのでは?まぁこれは黙っておくか…


 ポールさんに目配せされたので、休憩を切り上げて準備して船は進む

水星のコロネル・レンリ

についてこれ以上は掘り下げません

後は読者樣の想像にお任せします

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