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四人の双子(仮題)  作者: チサト
閑章 転移者
21/49

閑章 転移者1 -1-7

残りのスキルはおいおいということで

基本接続料のほかに

課金要素はキャラクターの追加作成のみ、現行レベル上限の四分の一レベルから初期の1レベルまで選んで作成可能

一アカウントにつき初期作成キャラクター含め三体まで

ログインボーナスのアイテムで確定蘇生アイテムやデスペナルティで失われた経験値回収アイテムに交換可能

アイテムは交換されたものは譲渡可能

 次は飲み物だということで屋台の通りをぶらつく

「これは…?!晩白柚ばんぺいゆ?」

 皮が黄色くて小玉スイカ並みにでかくて夏みかんより酸っぱい(当社比)

 柑橘類じゃないか…

 変換でキーボード打ってもちゃんと出てくるけど食べたことある人あんまりいないアレにストローが刺さっている…!ゲーム内だがいざ!銅貨3枚…やす…い…多分

 早速注文して道から外れて飲んでみた

 なんかハッカみたいなのがほんのり添加されてるけど美味です

 ~~~

 飲み終わったら晩白柚とストローが光になって消えたのでまた歩き出す

 そうだ、水運ギルドに登録しないと干上がってしまう…現状非戦闘ジョブだし

 都市からでてモンスと戯れるにも武器すら持って無いんで…金と一帳羅の服しかないのだ

 港湾都市だし何処からでも水運ギルドに行き着けるように標識が……あった…南か 潮風が吹いてくる海の方に歩けば大丈夫っと…

 ~~~

 ひとつ手前の十字路を曲がってしまうなどのの凡ミスをおかしつつも無事に辿り着いて登録できた

 正午過ぎから新人に出来る仕事は無く、夜からの仕事は定員数に達したので明日かららしい

 やること無くなったし教会裏まで戻って反対の袋小路でログアウトしよう

 ~~~

 何だかんだで歩くだけで結構疲れたな…

 水夫だから陸上の移動に補正入ってないし

 …んん?袋小路に着いたけどなんか湿っぽい風が…

「!?前後から風に挟まれて動けねぇ…アーリーでこの時期のプレイヤーがこんな事出来るわけ無いし…何だ?何が来る…」

 俺に風ぶつかって対流してないかこれ…そうこうしていると、風の挙動も変わって竜巻の目になったというか…されたというか

「この世界にも魔王の先兵とか四天王とかいるんだろ…正体を明かせとか言わないから、もう勘弁してくれないか?」

 風が止まって声が響く

「失敬な…魔界側の住人に友達なんていないぞ。

 あなたの敵でも無いし、魔界の先兵でもない」

 ほうほう

 「で、俺に何しに来たんだ?」

 いきなり真後ろに気配が2つ出現したので慌てて振り向く

三つ編みが膝裏まであるお下げ髪の女が二人立っていた

 「この世界をより良くするためのモノを持っているあなたのために全てを捧げよう

 私達と契約してくれないか?」

 ヤベ…ここに至るまでに1度も他プレイヤーと会話して情報交換してないから、こういうキャラクターがホイホイいるのかもわからん…

 この会話(世界)は何処までがMMOの普通なお願い(クエスト)なんだ…?



それがプレイヤー間では[使徒]と呼ばれる存在との出会いだった

[システム解説]

使徒

またはサーヴァント(個々人のパソコンやVRシステムの設定言語に自動翻訳される為、例としてゲームの字幕言語に英語を設定していても、そこだけ英語母国語英語みたいに挟まる)

通常ジョブの階梯を踏むにはギルドに所属するなり学校に行くなりが必要

その段階を無視できる在野の隠棲達人キャラポジション

世界をより良くするために見所ある

プレイヤーを無職の状態から一流のプレイヤーのなりたいモノに育成する能力を持っている


契約するとパーティ加入と同時に他にリーダーのプレイヤーがいても解散不可のパーティリーダーを強制される

プレイヤーに技術を叩き込む名目で宿や家から出さない、直接護衛するなどで外的要因での死亡を防ぐ

契約プレイヤーと世界のために行動するため、他のプレイヤーのお願い等は基本的に命令がなければ無視する

住人のお願いは結構聞いてくれるが、プレイヤーからの間接的なものはやはり無視される。


更なるデメリットは維持費もとい食費が高い


プレイヤーが借りるや建てる等した家に住んでいて、自由に食べられる環境が整っている場合、

そのエリアの平均的な成人男性の主食だけで4倍がデフォルトで主菜、副菜、副食含めなので×4で16倍になる。マサ君はそれが二人分なのでお察し

救済措置としてはプレイヤーが宿暮らしの場合は定食大盛り二人前くらいという辛うじて常識的な範囲に固定される

さらにやりたくない裏技としては

テントをほぼ全員が持っているため、街の外でもへっちゃらなので、街の外に呼びに行くのが面倒な場合、対象キャラクターに宿泊してもらい

プレイヤーは一緒に泊まらず道端でログインログアウトして食事を削るという拷問プレイで時間を節約するという方法がある。

ARで現実の食事を摂った場合も

当然キャラクターのステータスは回復するので無問題

赤字で宿に泊まれなくなっても絶対に見放さない為プレイヤーより有情…かもしれない

使徒特効キャラクターが敵対勢力に必ず存在するので契約プレイヤーがおイタをしすぎると…



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