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ぴょおおおおおおおおおおお!

10月10日

村上宏は狼狽していた。宏は高校一年生、公立高校に通う学生だ。彼には友達がいない。入学してから特にアクションを起こさないまま一ヶ月がすぎた頃、彼は異変に気付いた。誰一人として自分に話しかけてこないまま、1日が終わるのである。最初の2週間ほどは、クラスメイトも彼を輪に入れてあげようと気を使うのだが、少しずつ学校生活に、宏が必要でないことに気づき始めたのだ。そこには特にこれと言った理由がなかった。ただ宏が人より人見知りだっただけだが、最初の少しのつまづきは時間の経過とともに、内向的な宏にはどうしようもないものになっていった。 そして状況は変わらないまま半年以上過ぎてしまった。

宏は一言も話さず帰ってくる機会のような毎日を過ごしていた。何より辛かったのが、クラスメイトは悪くないと宏自身が気付いていたことである。感情をどこにもぶつけられないのだ。宏はため息をついて今日も家を出た。

宏は目覚めた。目の前には男が立っていた。中肉中背のサラリーマンのような男性だった。部屋にはベッド以外に何もなく四畳半ほどの狭い部屋だった。男性は言った。「君は死んだ。わかるかい?自転車で事故を起こして死んだんだ。本来なら君はもう魂ごと消え去っているはずだが、君に手伝ってほしいことがあるんだ。君には生まれ変わってもらう。ただ、生前とは違う世界でね。なに、大まかなものはなにも変わらない。まぁ、違い入って見れば気づく。そこで君がどう生きるかを見てみたいんだ。お願いできるかい?」

宏は混乱していた。男の一言目から理解が追いつかなかった。男に質問をしようとすると男はそれに気づいたようで、宏を制止し胸から銀色の棒のようなものを取り出した。「申し訳ないけど、行ってもらうしかないんだ.これをよくみててね.」と言った。宏はそういえばMIBの4は微妙だったな、と思い出した

津尾く

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