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プロローグ

 上空8000メートルから急激に落ちつつある飛行機。

 日記帳に遺族への遺言を書くもの、泣き叫ぶものなど人生の最後を各々が全力を尽くしているなか1人だけ何も感じず、何も思わず周りを眺めてる男がいた。眼が窪むほどの隈があり、うつ病患者のようにみえる。

 「初めて自主的に行動しようとしたらこの様…まあしょうがないんだ何がしょうがないのかわからんが」

 大学を留年、休学のダブルを経験し、ことしで退学になった。

 特に親しい友人も作らず、親の操り人形としてに生きてきた男の悲しい最後になりつつある。

 「親からいつも愚痴を聞かされてきたがこれで終わり楽になる」

 飛行機が山に突っ込もうとしている最中でも、彼の心には死の恐怖はあまり感じていなかった。


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