世界は理不尽でできている。~ある勇者?の言い分~
初投稿です。
この世界は理不尽だ!
俺、勇者だぜ!!
世界に選ばれたんだろ!?
なのに何で?
俺は家族で一番弱いの!?
俺の住む世界は、セフィロト。神や精霊が世界を支えている。
世界は何百年に一度【勇者】を選ぶ。世界の歪みを正す為。
……そして俺は選ばれた!【勇者】として…!!
「ユウちゃん大丈夫?【勇者】なんて怪我しちゃうよ!」
「…姉ちゃん…。」
なんて的ハズレな!!
俺tuee!ですよ?
「優しいなぁ~。シスは!まぁ、ユウも一人でドラゴンくらい倒せるし。大丈夫だろ!」
そんな兄さんは一人でドラゴンの巣穴を壊滅させてますよね(-o-;)
「そんな兄さん!?ドラゴン如きに苦戦するんですよ!ユウちゃんが大怪我したら……!!」
ドラゴン如き?…姉ちゃん…姉ちゃん…!!
ssランクの冒険者がドラゴンを倒すのにパーティーで挑むんですよ!
「それに、ユウにはアレフが同行するんだろ?魔術師最高位だし…。
……大丈夫だ!」
俺……信用されてない?俺…tuee……はず!?
あ?なんか落ち込んできたよ!(ノ△T)
貶されてる?貶されてるよね!?絶対!!
「兄さんが【勇者】をけるからユウちゃんが選ばれちゃったんですよ?
依頼なんて私がやりますから!代わって下さい!」
……!!
……………!?
そうなの?
嘘!?嘘でしょう?
愕然とする俺を置いてヒートアップしていく兄姉。如何!ついていけない!落ち着け!!落ち着け!!
”(ノ><)ノ
「……俺なんで選ばれたんだろ!?」
「消去法だぞ!!」
なにそれ?
ポカーンとしてたら教えてくれました。なにそれ?な事。知らないのは俺だけだったんだよ。
えっ!知りたい!?
………慰めは要らないぜ!!(ノ△T)
同情は貰う!
要点はこうだ。
①世界は歪みを正す【勇者】を選ぶ。その条件は神または精霊の加護を持ったある程度の強さを持つ者。
②現在神または精霊の加護持ちの中最強なのは……姉ちゃん。しかし、加護と言うか寵愛と言うか溺愛?いや偏愛?愛されすぎて神たちが嫌がったらしい。…なんだそれ。
③次は兄さん。なんだけど……。厄介な依頼を受けてしまったらしい。それって世界より大事?って聞いたら、歪みから出来た空間の亀裂を塞ぐ事らしい。……。乙!
なにそれ?どうしたら塞げんのさ?企業秘密らしい。……いや、ある魔道具と創世神の加護を……とりあえず兄さんにしかできないらしい。
創世神の加護って?俺持ってませんよ?
えっ!?姉ちゃんならそれも出来る?
チートは俺じゃない模様。
④本当は親父とお袋の方が適性があるらしい。が、年寄りだから無理って!オイ!?未だに冒険者の仕事してるよね!?
⑤じゃあ、面倒だから俺で良いや。
なんだよね!?
おかしいな。目の前が歪んで…泣いてないぜ!?
心の汗だ!
…世界は理不尽でできている。
追伸、困ったら姉ちゃんを呼べってさ。
世界最強は姉ちゃん。
神たちの理不尽!
追伸の追伸。
お断りしたら無理だってさ。
理由は面倒だから。
マジ理不尽だよね!?
如何でしたか?
なんとなくの勢いでしたが。
反応があれば他の人視点とか考え中。