8.
兄「あっ、俺の誕生日だ」
妹「今気づいたのですか」
後輩「先輩ってば、おちゃめですね」
兄「かわいいといってくれ」
後輩「それはキモイですよ」
兄「泣きそう。誕生日なのに泣きそう」
後輩「誕生日だと気づいてから、速攻でこの面倒くささ!!」
友「遅くで説明するとすると、サプライズパーティの予定だったんだよねぇ」
兄「じゃあ、妹と後輩が最近こそこそなにかやっていたのも……」
友「そう。サプライズの計画立ててたの」
兄「そうだったのか……」
妹「本当は準備が終わるまで、お兄ちゃんを学校に引き止めておく役目は友さんが担ってたんだけど……しくじってやがりましたね」
友「妹ちゃんは厳しいなぁ。……ちゃんと止めさしたはずなんだけど」
妹「えっ、止めってなんなのですか!?」
兄「こう、がすっとやられてしまったんだよ。ははは」
妹「笑い事ですむのですか!?」
友「気絶してる間はホモの二人に守ってもらってたしね」
妹「気絶って……ホモ!? 猛獣の檻に小鹿を放つようなものじゃないですか!!」
後輩「それなら確認しましょう。先輩、ちょっとお尻の穴をみせてもらってもいいですか」
妹「ちょ、ちょっと後輩ちゃん!」
兄「いいよ」
妹「お兄ちゃん!?」
兄と後輩がふざけているのを友が収めて、ここからサプライズではなくなってしまったが、兄の誕生日パーティが始まったのだった。