お地蔵さんと閻魔さん
八尾の市民ホ-ルでしたオペラのお話
かる-く 同性愛が でてきますが 御許しを
年齢制限することもないかと 思いますが
私の個人的いけんですがね
八尾には
八尾地蔵という お地蔵さんがいてはります
美男子のお地蔵さんです
このお地蔵さん さつき書いた 常光寺にいてはります
この常光寺には 閻魔さんもいてはります
閻魔さんは お地蔵さんが
見目麗しいから 地縁してたそうです
美少年だから 付き合ってたよと
閻魔さん 狂言八尾で言うてはります
閻魔さん 明るくカミングアウト
まあ 今と時代は違いますからね
そんなに大袈裟ではないですが
中世の日本では
修道 男性同士の恋愛は普通にありましたからね
そういうご趣味の方 沢山 いらっしやいました
お侍さんの中にもいらっしゃいました
お寺とかでも あったそうですね
お寺の稚児はそういう意味もあったとか
見目麗しい と書かれている男性はほぼそういうお方とか
牛若丸や 森欄丸とか ね
お地蔵さんも 閻魔さんも
お寺にいらっしやいますから
やっはり そういうごご趣味?
はい ご趣味です
世阿弥
能楽の創始者が恋人 男性のねに贈ったラブレ-タ-が残ってますしね
そうなんですか?
そうなんです
それで お地蔵さんと閻魔さん お付き合いしてました
で 狂言八尾を オヘラにしたのが
美男でおわす八尾地蔵です
河内のおっちゃんがお酒に酔って 玉串川に落っこちて溺れて死んでしまいます
この おっちゃん ばくち打ち
いつも 軍鶏の博打ですってんてん
その上 お酒飲んでます
あきまへんわ
この しゃも 軍鶏は八尾では普通の家て飼うてたみたいですね 昔
そういう 地域性 ちゃいますつて
昔は若牛蒡と河内木綿でえらい儲かってたらしいですね
お金がぎょうさん 入ってくると ついつい 道を踏み外してしまうんですね
この おっちゃん 道踏み外して 川に落ちてますが
しやないな ほんま
このままやったら 地獄行きと
おんそわか とお地蔵さんに助け求めます
お地蔵さん 閻魔さんに この亡者さん 地獄に落とさんといてってと
お手紙書きます
しゃのに 閻魔さんこの亡者さん
地獄に落とそうとします
閻魔さん わての事 忘れてしもたんか?と怒らはります
ちよっと 会わん間に忘れられたら
やっはり 腹立ちますよね
お地蔵さんも同じです
狂言八尾では 元彼でした
オヘラでも そうでしたね
で どうなりました?
亡者さん
閻魔 さん
最終的には 亡者さん 極楽に連れて行きます
たぶん 常光寺さんの PR用に作られた狂言でしようね
スホンサ-は常光寺さん
オぺラでもそうでしたよ
狂言では お地蔵さんは出てきませんが
オペラでは お地蔵さんが出てきはります
かいらしい 童子つれて この子は そういうご趣味はないです
少年合唱団のお子ですし
で
お地蔵さんと 閻魔さん仲よう
シャルウィダンス
まあ 楽しい オペラです