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寝取られ裏切られた最弱テイマー〜逆境を跳ね除け相棒のスライムと最強へ成り上がれ。許して?やり直して?絶対にイヤだね〜  作者: 月鈴
迷宮都市ビギナリア編

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リジェクテッド結成

 俺とエスナさんとで挑んだ初ダンジョン『新緑の森』を終えて、俺達をバカにしていたフィオナさん以外の受付嬢に、成果を見せてからかっていた。

 受付嬢達は下に見ていたスライムテイマーが、持ち帰った成果物の多さに自分達の間違いを悟ったのだろうね。お前達に世話になる事は無いから、安心してくれ……


 その翌日に昨日の成果物を精算したお金を受け取りに行くと、なかなかスレてしまったロリ巨乳ドワーフ少女を、冒険者パーティーに入れて欲しいと受付嬢フィオナさんと本人にお願いされている所だ。

 ハァ、しかも彼女は目が見えないようだ。

 本当に厄介事ばかり、向こうから『こんにちわ』ってしてくるね……運命の輪が、仕事をしてないのかな?


 ロリ巨乳ドワーフ少女は、名前が『ミラ』っと言うらしい。冒険者になって、目を治せる秘薬『女神の涙』を狙いダンジョンに潜りたいそうだ。

 エスナさんも、助けられるなら助けたいそうだ。

 フィオナさんには、これからも迷惑かけるから……しょうがない。


「分かりました。ミラさんですね? フィオナさんとエスナさんのお願いなので、俺達のパーティーメンバーとして歓迎します」


 俺がそう言うと、ミラさんは胸を撫で下ろしその後ろでフィオナさんは手を合わせて『ゴメンなさい』と口パクで伝えてきた。ミラさんも不安だったみたい。

 でも、考えて欲しい。

 リーダー俺……片腕スライムテイマー。

 エスナさん……コミュ症オドオド斥候。

 ミラさん ……盲目ドワーフ少女。

 以上です。マトモなメンバーが、いねーじゃん。


 そんな事を考えていたら、ミラさんの代わりに代筆したパーティーメンバー表をフィオナさんに渡され……承認っと、サインした。


「ルディ君、パーティー名を考えてくれたかな? 今回から三人だから……」


「ええ、一応。エスナさんにも事前に聞いて貰い、了解を貰ってますが……『リジェクテッド』というのはどうでしょうか? フィオナさん、ミラさん」


「意味は分からないけど、いいかも……」「……アタシはなんでも、目が治せれば」


「ありがとう。意味は俺の故郷の意味で……『拒絶された人』って事だよ。俺達のパーティーは皆が、これまで拒絶されてきた人生だったからね」


 意味を聞いた二人は微妙な顔をしたが、特に反対というわけでは無いみたい。


「あっ、それと……はい、ルディ君とエスナさん。おめでとうございます。初ダンジョンの成果物を精算した中で、迷宮都市ビギナリア支部の歴代一位の売り上げでした」


 昨日の精算したお金を出して、カウンターに置くフィオナさん。パチパチと拍手して「おめでとう」と言ってくれた。なんか照れるし……


「どうも……」


 横を向いて、それしか言えない俺……思春期か? あっ、思春期真っ只中だったな。カッコ悪い……

 さて、ミラさんに質問しないとダンジョンにも行けないな……


「ミラさん、戦えますか? 戦えるなら、どのような戦闘スタイルでしょうか?」


 まあ、ダメなら荷物持ちとかでもな。冒険者パーティーにはポーターという、サポート専門のポジションもあるくらいだしね。


「アタシは力なら、男ドワーフにも負けない。だから目が見えてる時なら、盾や鎚を使って魔物退治をしていたよ。でも、無理なら荷物持ちでもやるから……」


 そうなんだな。いわゆるタンクと呼ばれるパーティーの守り手が良いのかも。目の方は……またアオイやアカネに頼ろうかな。


「じゃあ、フィオナさん。準備をしてから、スライムの丘で訓練してきます」


「はい。『リジェクテッド』の皆様、お気をつけて」


 俺達は話しながら、今後の事を決めていく。ミラさんもエスナさんと同じく、お金が余り無く冒険者ギルドで寝泊まりしている。これからは同じパーティーメンバーになるのだから、宿屋『木漏れ日亭』に移ってもらう。

 エスナさんと同部屋だがね。


「キラちゃん、このドワーフの娘も部屋お願い。エスナさんと二人部屋でお願いね」


「お母さん……また、ルディ君が女を連れ込んでるよ〜」


 ちょ、キラちゃん? なんて事を言うのかな〜?

 そんな事をしたことないぞ。言わせるな〜、チクショ〜。


「あらあら、ルディ君はモテモテね。キラも頑張らないと。いいかしら、男の子は……」


 女将さん、性教育を始めてしまった。いつの間にか来ていたリラちゃんと、ふんふん言いながら聞いてるキラちゃん。そして……俺の両隣のエスナさんと、ミラさんも顔を赤くしながらも聞いてるし。

 ……というか、リラ、キラ、ミラって姉妹みたい。ミラさんだけが、少女らしくないお山があるけど。


 そんな感じで宿屋『木漏れ日亭』に拠点を移して、俺達はスライムの丘へ訓練に訪れていた。いきなりダンジョンなんか行かないよ。危ないじゃん。

 エスナさんにはいつも通りアオイとのコンビで、俺はミラさんの装備を確認する。


 普通の金属鎧、盾だね。素材は鉄。武器も金槌だね。

 典型的なパワーファイターで、タンクをやって貰うのがいいかな。目が見えないのと種族適性で、素早く動くのは苦手だろうから。


 俺はミラさんと、模擬戦をしている。やはり目が見えてないので、反応が鈍い。音や空気の振動なんかで、判断しているみたい。っというかそれしか判断材料が無いから、仕方ないのかも。

 ガチガチに装備を固めていけば、それなりにはタンクをこなせそう。しかし……俺には秘策がある。またスライムだろう? とか言わない……そこのキミ。

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