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82話 新たな仲間11

閲覧いただきありがとうございます。

連載を再開しました。

長らくお待たせしてしまい、

申し訳ないです。


仕事の合間に作成しています。

また更新続けれるように頑張りますので、

応援よろしくお願いします(´-﹏-`;)

「師匠、今日は何をするんだ?」


「今日は昨日の続きだね。引き続き魔物の倒し方を学んでもらうよ」



辺境の森にある小屋の周りは、魔物のランクが低いので『器用さ』を上げる練習にはちょうどいい。エリーナには引き続き、頭を使って手を動かしながら魔物を倒してもらおう。




私たちは昨日と同じように、森の中へと進んでいった。



「じゃあまずは昨日の復習からね。そこにいるラビットを倒してみて」


「了解した」



エリーナは剣を構えて素早く近づき、ラビットの首筋を狙って振り下ろした。エリーナの能力値はそれなりに高いので、ラビットは一撃で絶命した。



「そのまま解体もやっちゃって」


「了解した」



エリーナは解体ナイフに持ち変えると、迷いなくラビットの解体を始めた。昨日の最後に見たときの解体よりも明らかにスムーズに出来ていた。



「もしかして私が帰ってから、また練習した?」


「昨日師匠を呼び止めようとしたが、そのまま帰ってしまったからな。魔物素材を全部持っていかれたから、練習がてらにまた倒しに行ったのだ」


「あっ、・・・ごめん」



そういえば魔物素材は私が全部預かっていたんだった。食事は携帯食料だけに頼らずに、ちゃんとラビットを狩りに行ったんだな。


冒険者ギルドに納品して報酬を分けなきゃなと考えたところまでは良かったけど、全部持って帰ってしまったら、そりゃ困るよね。うん、次からは気を付けよう。



「・・・じゃあ次の魔物にいこうか」



気を取り直して、私たちはどんどん奥地に向かって進んでいった。違う魔物を題材にして、魔物の効率の良い倒し方、解体方法、調理方法をエリーナに教え込んでいった。





辺境の森に出る魔物ランクGからDまでの魔物について、倒し方、解体方法をコンプリートするまでに、あれから1週間ほどかかった。


・・・調理方法については察してほしい。これをコンプリートするのはまたの機会にしよう。


1週間もかかるのは遅いと思うかもしれないが、エリーナの能力値はもともと冒険者ランクA相当ということなので、これでも早いほうだと思う。


私の場合はというと、異世界転生してから右も左もわからない状態だったので、魔物ランクDまでいくのに1ヶ月以上はかかった。もちろん今のエリーナよりもだいぶレベルも低いので、毎回手に汗握る戦闘を行っていた。



「エリーナ、修行を始めてそろそろ1週間になるけど、強くなった実感はある?」


「効率の良い魔物の倒し方や解体方法は、師匠から毎日嫌というほど学んだから、多少は強くなったような気はするが・・・弱い魔物ばかり倒して本当に強くなっているのか?」



倒す魔物は日々変わっているけど、毎日同じような作業になっているから、そう思っても仕方ない感はある。



「じゃあ今までの成果をちょっと確認しに行こうかね」


そう言って、私はニヤリと笑った。

人物紹介

【スグル】

主人公。早川傑ハヤカワスグル35歳が異世界転生した。冒険者ランクD。


【エリーナ=ロンダルタント】

王都調査員の護衛騎士だったが、スグルに弟子入りを希望。冒険者ランクA相当の実力があるが、冒険者支援制度(師弟関係)を利用するために冒険者ランクFとして登録した。

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