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80話 新たな仲間9

閲覧いただきありがとうございます。

仕事の合間に作成しています。

週に1回は更新できるように頑張りますので、

応援よろしくお願いします(´-﹏-`;)

「エリーナ、今から君に『秘伝の技』を使う。変な声が聞こえてくると思うが、気にしないでくれ」


「師匠、もしかしてさっきの《ウォーター》みたいなことをするのか?」


「そうだ。門外不出の『秘伝の技』だから誰にも言わないでほしい」


「『秘伝の技』と言うわりには、初めてやった感が否めないんだが・・・」



エリーナからのツッコミはさておき、エリーナに習得させるスキル候補はいくつかある。スキルポイントが限られているので、初めのうちは節約しながら小技を覚えさせる予定だ。


そしてレベルが上がってきたら大技を覚えさせ、師匠としてのお役は御免になるだろう。今後の見通しが立つと気が楽になるな。



「エリーナ、右手を出して握手してほしい」


私とエリーナは向かい合って握手をした。



(スキル《鑑定》)


(スキルポイント選択)


(エリーナのスキルポイントを消費して、聖魔法、リカバリー、獲得)


『スキルポイント4消費して、聖魔法、リカバリーを獲得しました』



「おぉ、声が聞こえてきた」


「こんな感じでどんどんいくよ」




『・・・を獲得しました』



「師匠、そろそろもういいんじゃないか?いったいいくつスキルを獲得するんだ?こんなにスキルを獲得しても正直使いこなす自信がないぞ」



スキルポイントを使用してスキルを獲得していったけど、ちょっと調子に乗りすぎたかもしれない。テレビゲームのような感覚で必要なスキルを選んで多数獲得していったが、ここは実在する現実の世界だ。


スキルを使用するのは実際に目の前にいる人であり、スキルの種類や特徴などを理解して魔物や敵と戦わなければいけない。


生死が関わる戦いでその感覚にずれが生じてしまうと命取りだ。


私としてはもちろんスキルを獲得したら終わりにするつもりはない。師匠なので、その後のフォローを十分に実施する予定だ。



「その辺は大丈夫。これからスキルの特徴を教えるから、実戦を通して身につけていくよ」


「よろしく頼む」




さっそく2人は森の中へと進んでいった。先程ラビットは大量に倒したので、道中のラビットを無視してさらに奥へと進んでいった。



「まずは獲得したスキルの《探索》を使おうか。森の中ってさ、見通しが悪いから危険がいっぱい潜んでいるんだよね。」


「そうか?今まで特に危険を感じたことはないが・・・。MPに限りがあるからそういうので消費したくはないんだがな」


「森の浅瀬だとそこまで脅威はないけど、奥に行くにつれて五感だけではどうしても対処できない魔物が出てくるんだ。パーティ組んでいたら索敵役がいるけど、今は1人でしょ?なんでもこなせるようにならないと・・・死ぬよ?」


「わ、わかった」



ちょっと脅す感じになったけど、これは私の実体験なんだから間違ってはいないはず。1人ですべてに対処するとなると、調査が出来るスキルはとても重要なのだ。入念に下調べをして対処できないとなれば、その場から離脱しなければいけない。その判断を担うスキルなのだ。



「《探索》はMP10消費して半径100mの範囲の状況を把握することができるスキルなんだけど、スキルレベルが低いと把握できる範囲が狭くなるから注意してね」


「スキル《探索》・・・!?」



エリーナがさっそくスキルを使用した。スキルレベル1なので、狭い範囲の状況しか把握できないが、それでも今までの五感による状況把握よりも鮮明にわかるはずだ。



「師匠、このスキルはすごいな。木の裏側の状況も手に取るようにわかるのだな」


「すごいでしょ。戦いの際中に使うと死角を補えるから何かと重宝するんだよね。ただ情報量が増えるから、慣れるまでは情報を処理するのに時間がかかることもあるから注意してね」


「斥候役の人はこういう景色を見ているのか。上手く使いこなしたいものだな」



周囲の状況が頭に入ってくるので、最初のうちはそれに気を取られることが多かった。スキルとは別に、目の前の状況もしっかり把握しておかないと痛い目にあうことになる。実体験済みだ。



「それとこちらから見えるということは、相手は見られてるという気配を感じるから、奇襲をしかけるときには注意してね」


「視線を感じるということか」



スキルを使用してMPを消費するとその人から何かしらの気配が出る。それが何なのかはわからないが、雰囲気でわかるといえばよいのだろうか。それに加えてスキルの内容により、相手側にも何かしらの情報が伝わる。探索を使用すると、見られているという感覚を相手に与えてしまうのだ。もちろん鈍感な相手なら気付かれずにすむ場合もある。



「他にも注意点はあるか?」


「部屋とか密室になっているところは状況を把握しにくいかな。なんて言えばいいだろう。窓やドアが空いていて、空間的に繋がっているところが対象になるっていうイメージかな」



スキルも万能ではなくて、出来ないことはもちろん出来ないのだ。探索はあくまで状況を知るスキルなので、情報が閉ざされている場所は把握が困難になる。




「了解した」


「よし、じゃあスキルレベルを早く上げるためにもどんどん使っていこうか。今度の魔物はツチモグラだ。探索して巣穴を見つけたら急ぎ生活魔法 《ウォーター》で水攻めだね」


「お、おぅ。・・・魔物とはいえ可愛そうな倒し方だな」



エリーナはちょっと引いた感じでこちらを見ている。最効率の倒し方なんだけどな、なぜだろう。

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