73話 新たな仲間2
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「ちょっと質問いいかな?『徴兵』ってなに?」
「そういえば師匠は俗世から離れた生活をしてたんだったな。『徴兵』とは一定の力を持つ人たちが国の命令で戦地にいくことを言うんだ。」
「冒険者とか関係なしに?」
「国民の皆が対象だ。力あるものの努めというやつだ。ただ力あるものといってもすべての人たちの判別はできないから、基本的には衛兵や騎士団、冒険者などに所属している人たちから選ばれる。冒険者でいうならランクB以上が対象だな」
冒険者ランクB以上が対象ということは、ランクDの私にはまだまだ先の話だな。ランクBになったとしてもすべての人が徴兵されるというわけではないだろう。
そういえば、ギルドマスターに魔王のことを聞いたときもランクBの話題が出ていたな。何か関係があるんだろうか。
「『徴兵』されたら具体的には何をするんだ?」
「詳しくはわからないのだが、どうやら王が管理している野営地に行かされるらしい。力あるものを求めているから、そこでは何かとの戦闘が行われるのだろう」
詳細は不明ということか。これは生存者がいないのか、箝口令が敷かれているのか、どちらにせよ何かしら理由があるのだろう。そうでもしないといけない何かがある・・・やはり魔王関連なのかな。
まぁ冒険者ランクが上がれば追々わかるだろう。
「話はだいたいわかったよ。これも何かの縁だし、一緒に頑張ろうか」
「よろしく頼む」
話がひと段落したので、今後の話をすることにした。
とりあえず、師弟関係とはいっても、ある程度のルールを決めておかないと後々面倒なことになりかねない。個人の裁量ほどバラツキがあって怖いものはないからね。
「じゃあまずはここでのルールを守ってもらおうかな」
「ルールとは?」
「1つ、私のことは言いふらさないこと。この小屋のことや私の強さのことを他の人に言われると、注目されることになるからダメだよ。目立つ行動は絶対に避けること」
「強いのにどうしてこそこそする必要があるんだ?」
もうだいぶ前のことのように感じるが、神様からは現地人として魔王を倒すように言われているので、強い=転生者と思われたら困る。もちろんそこまで彼女に説明するつもりはないけどね。
「謙虚でなければ、出る杭は打たれるよ。目立ってもいいことはあまりないだろうね」
「わかった」
「1つ、強くなる過程で文句を言わないこと。死にそうになればやめるけど、そうじゃなければ私に言われた通りに行動するに」
「わかった」
「1つ、自給自足の生活をすること。自分のことは自分で出来るようにならないと、ここでは餓死するからよろしくね」
「うっ、・・・わかった」
最初のルールとしてはこれくらいでいいかな。問題があれば、あとで追加しよう。最後の自給自足の返事が不安そうだったけど、大丈夫だろうか・・・
「じゃあとりあえずは以上かな。一旦フロンダへ戻るから、明日の朝までに修行の準備を済ませておいてね。明日からはこの小屋で生活してもらうからよろしく」
「わかった。師匠もここで寝泊まりするのか?」
「え、やだよ。私はフロンダの街で寝泊まりするから、身の回りの世話は1人で頑張ってね。もちろん修行のときには顔を出すからさ」
私にも生活がある。エリーナに付きっきりでまた森の中で生活するなんて嫌だし。そう思って別行動にしたんだけど、エリーナはなぜか絶望したような顔をしていた。




