55話 魔物討伐4
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「アルトさん、これからどうしますか?」
「まだお昼すぎだし、もう少し魔物を倒してまわろうか」
昼食を済ませた私たちは川エリアを探索することにした。上流と下流どちらに進もうかと考え、帰りが楽なほうがいいだろうということで、上流に向うことにした。先頭は私、後方はアルトさんの並びだ。
しばらく歩いていると、さっそく魔物が現れた。
『フロッグ ランクF』
蛙系の魔物だ。舌を伸ばした遠距離攻撃にさえ気をつければ大丈夫だ。フロッグがこちらに気付き、舌を伸ばして攻撃してきたところを躱して、ナイフで舌を切り落とし、怯んでいるところで接近してとどめを刺す。
『フォックス ランクF』
狐系の魔物だ。噛みつき攻撃が驚異となるが、ナイフを握りしめ、素早い動きに惑わされないように気をつけながら、カウンターでフォックスを切り裂いた。
「スグルくん、俺にも戦わせてよ!」
「すみません、ついつい倒してしまいました」
先頭が私なので、前衛として対処していたら、後衛のアルトさんが手持ち無沙汰になっていたようだ。私一人でも楽に倒せる魔物のだったので仕方ない。
「次はアルトさんが先頭で進みましょう」
今度は先頭はアルトさん、後方は私の並びでしばらく歩いていると、さっそく魔物が現れた。
『ブルーフロッグ ランクE』
蛙系の魔物だ。先程のフロッグと同様に舌を伸ばした遠距離攻撃に気を付ける必要があるが、もう1つ注意点がある。名前の通り水魔法を使ってくるのだ。
アルトさんはブルーフロッグが舌を伸ばしてこうげきしてきたところを避けて、剣で舌を切り落とし、怯んでいる隙に接近を試みた。
ブルーフロッグは痛みに顔をしかめたが、そこはさすがランクEの魔物だ。すかさず水魔法を発動して、口から水鉄砲を吹き出した。
「えっ!?」
アルトさんは咄嗟の攻撃に驚き、対処出来ずに吹き飛ばされてしまった。河原の石の上を転がるとそれだけでも相当なダメージになるが、大丈夫だろうか。
私は、ブルーフロッグ目掛けて風魔法を放って仕留めたあと、アルトさんの様子を見にいった。
「アルトさん、大丈夫ですか!?」
「いてて。油断しちゃったよ」
ところどころ青あざが出来ていた。見ているだけで痛々しい。ちょっともったいない気もするが、ここは『ばぁやのポーション』の出番かな。
「アルトさん、ポーション飲みますか?」
「何度もごめんね。この借りはいつか必ず返すよ」
アルトさんがポーションを飲み干すと、全身から薄っすら光が漏れ出し、青あざが次第に薄くなっていった。光が落ち着くのと同時に痛々しかった青あざは綺麗さっぱり治った。
「このポーションすごいね!青あざが綺麗に治ったよ」
「すごいですよね。フロンダにある私の行きつけのポーション屋のなんですよ」
辺境の街フロンダで、ふらっと入った『ポーション屋 ばぁやのお店』。ポーションの品質がどれも『高』で素晴らしいお店だったな。また買いに行かないと。
それから魔物を何体か討伐し、ある程度進んだところで山脈都市マトンに引き返すことにした。帰りは私が先頭でスキル《索敵》で魔物の位置を確認しながら、ちょっと遠回りになるが、魔物を避けるように進んでいった。移動距離は伸びたけど、これ以上の戦闘をせずに済んだ。
アルトさんは魔物に会わないことを疑問に思っているようだが、最初の方で「魔物の気配がわかる」と伝えているので、たぶん大丈夫だろう。
山脈都市マトンに着くと、時刻は夕方時だった。門を通り、冒険者ギルドへと向かった。
「アルトさん、魔物の素材はどうしますか?買い取りしてもらって、報酬を半分に分けますか」
「そうだね。今日の魔物だと装備に使えそうなのもなさそうだしね。あ、ボア肉!あれは美味しかったからまた食べたいな」
パパボアのお肉、お気に召したようだ。私たちは買い取りカウンターへと向かい、魔物素材を納品した。
「ママボアを倒したんですね。突進が危険な魔物ですけど大丈夫でした?」
「アルトさんが頑張って倒してくれました。冒険者ランクDの先輩は頼りになりますよ」
「たまたま上手くいっただけだよ」
アルトさんは謙遜していたが、満更でもなさそうだ。買い取りのお兄さんに素材を渡して報酬を受け取った。
盗賊の件については、まだ呼び出しはないみたいだ。さて、これからどうしようか。私からちょっと提案してみようかな。
「アルトさん、これから装備品を見に行きませんか?」




