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52話 魔物退治1

閲覧いただきありがとうございます。

仕事忙しくなり更新が遅くなりすみません。

2日おきには更新できるように頑張りますので、

応援よろしくお願いします(´-﹏-`;)

朝になり、アルトさんといっしょに山脈都市マトンの門を出た。


いよいよ魔物退治だ。仮面姿の時のような強力なスキルを使用すると、変なのに目をつけられてしまう可能性がある。冒険者ランクDのアルトさんの戦い方を観察して、参考に出来るといいな。



「アルトさん、魔物退治頑張りましょうね」


「こちらこそよろしく、スグルくん」



私たちはまず森エリアに向かった。事前に調べた通り、山道に注意しながら進んでいった。前にアルトさん、後ろに私の配置だ。


スキル《索敵》を使用して周囲を警戒していると、さっそく魔物が引っかかった。アルトさんは気づいているのだろうか。



「アルトさん、前方に魔物の気配がします。気をつけてください」


「えっ、全然気づかなかった。ランクアップ試験のときもそうだったけど、スグルくんって何かスキルをもっていたりするの?」



この切り返し、どうしよう。冒険者のスキルを聞くのは御法度の場合があるけど、仲の良い仲間内なら連携のために知っておくほうがいいこともある。この世界の一般常識がまだわからないから、当たり障りのない返答をするか。



「周りの気配が少しわかる感じですね。そろそろ遭遇します!」


「よし、まずは俺に任せてくれ」



出てきたのはホーンラビット、魔物ランクFの小さな魔物だ。アルトさんは剣を使って危なげなく退治した。まだまだ余裕がありそうだ。


その後はアルトさんと私で、出てきた魔物を交互に倒していった。倒した魔物はもちろんマジックバッグに収納していく。今のところ出てくるのは魔物ランクGやFだったので、2人とも順調に倒していった。





森の奥の方に進んでいくと、今度は前方から出てきたのはイノシシのような魔物だった。膝下ぐらいのサイズ感で、資料室で見たことのある魔物だ。


『ベビィボア ランクF』


この魔物は突進攻撃をしてくるが、直線的な動きなので避けやすく、カウンターを入れやすい。私達でも問題なく対処できる魔物だ。ただ、気をつけなければいけないことがある。この魔物の名前の由来にもなるのだが・・・



「ごめん、スグルくん!いきなりミスった」


「ぶほぉぉおおお!」



アルトさんは一撃で仕留めようと、首元を狙って剣を突き刺そうとしたが、足元のくぼみに足を取られてしまい、体制を崩して胴体部分を斬りつけるに終わった。絶命しなかったベビィボアは力いっぱいに叫び声を上げた。


名前に「ベビィ」がついているということは、親がいるというわけで、叫び声を聞いた近くの親がこの子を助けようとして、この場所に向かってくるそうだ。この親と子に血の繋がりがあるかどうかは関係ないらしい。


アルトさんはベビィボアに止めを刺し、これ以上助けを呼べないようにした。そうしている間に、地響きが聞こえてきた。



『ママボア ランクE』



高さは腰上ぐらいだろうか。ガタイの大きいイノシシのような魔物が息を荒らげて近づいてきた。そして、ベビィボアが殺されているのを見ると、怒りだし、勢いよくこちらに向かって突進してきた。



「アルトさん、突進きます!」


「剣術スキル 《スラッシュ》」



アルトさんはママボアの突進を避けると同時にスキルを打ち込んだ。ベビィボアと同様に首元を狙ったが、分厚い筋肉に阻まれて致命傷にはならなかった。



ベビィボアの突進の場合、正面から切りつけて倒せないことはない。しかし、ママボアの場合は別だ。度重なる突進により、ママボアの顔面は鋼鉄の強度を誇る。レベルの低い剣術では弾かれてしまうのだ。


じゃあ顔面ではなく他のところを狙えばいいのかと思うかもしれないが、体が大きくなったお陰でところどころ筋肉が発達しているのだ。特に首の部分は肉の鎧で覆われている。


資料室の本には、「この魔物の驚異は突進だ。まずは足を狙い、突進できない状態にするのが倒すコツだ」と書いてあったはずだけど・・・


アルトさん、たぶん読んでいないな。魔物の急所は首であることが多いから、今回もそこを狙ったのだろう。



私も戦闘に参加しようと、ナイフを手にしてママボアに近づこうとした。するとこちらの気配に気づいたママボアが突然悲鳴を上げた。


「ぶるふぉぉおおお!ぶるふぉお!」


怯えた顔をしたママボアは、力いっぱいに叫び声を上げた。



名前に「ママ」がつくとということは、もちろん「パパ」もいるわけで、叫び声を聞いた近くのパパボアがママボアを助けようとして、この場所に向かってくるそうだ。もちろん、この2体が本当の夫婦かどうかは関係ないらしい。



「次にくるボアは私が対処するので、アルトさんはママボアを仕留めてください」


「了解した、スグルくん」



森の中から地響きが聞こえてきた。スキル 《索敵》を使用すると、十匹近い数のボアたちが近づいてきていた。


資料室の本では一匹ずつやってくると書いてあったはずだけど、どういうことだろうか。このままここで迎え撃つとアルトさんに被害が出てしまう。仕方ない、別行動だな。


「アルトさん、では行ってきます」


「えっ、ちょっ!?どこ行くの!?」



ママボアの対処で手一杯のアルトさんをおいて、私は走り出した。

ちなみに魔物たちはこう話していたのかも、きっと(スグルの見解)。


ベビィボア「ぶほぉぉおおお(ママ助けてー)!」

ママボア「ぶるふぉぉおおお(なにこいつヤバい)!ぶるふぉお(皆集合)!」

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