表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

57/109

49話 事情聴取1

閲覧いただきありがとうございます。

仕事忙しくなり更新が遅くなりすみません。

2日おきには更新できるように頑張りますので、

応援よろしくお願いします(´-﹏-`;)

「アルトさん、おはようございます」


「おはよう、スグルくん。今日は忙しくなりそうだね」



昨日は時間がもう遅いということもあり、衛兵からの事情聴取は明日行うことになった。終始、副隊長の笑顔が怖かった。今日のお話しはお手柔らかにしてくれるといいけど・・・



山脈都市マトンの門を通過したあと、私たちは急ぎ冒険者ギルドへ向かい、今回の依頼について受付の方に説明した。詳しくは内容を精査してからということになり、こちらも明日対応することになった。こちらの事情聴取は衛兵との対応が終わってから行うことになった。


冒険者ギルドで宿屋情報を仕入れ、手頃な宿屋に急ぎ移動した。どこも混雑していたが、ちょうど2部屋空いていたところがあった。野宿にならなくてよかった。


夕飯は宿屋に併設している食堂でいただいた。山脈都市なので、山の幸を使った料理が出てきた。きのこの炒めもの、山菜の天ぷら、山オークの香草焼きなど。子供みたいな感想になるが、すごく美味しかった。まぁ実際13歳の子供だし、これで良しとしようじゃないか。あとは体を拭いて、寝て起きて、今に至る。




「アルトさん、まずは衛兵のところからですね」


「そうだね。じゃあ詰め所に行こっか」




宿屋から移動した。山脈都市マトンは朝から人通りが多かった。すでに営業しているお店もあり、手頃な朝食を買って食べながら詰め所に向かった。今日の朝食はサンドイッチだ。


こちらの世界に、柔らかいパンはあまりないらしい。あるとしても貴族とかが食べる贅沢品になるそうだ。サンドイッチの場合は持ち運びのときに型くずれしないという利点があるので、固いほうが冒険者的には助かっている。


ちょうど食べ終わるころに衛兵の詰め所に着いた。別室へ案内され、しばらくすると副隊長のニグルがやってきた。



「朝からすまないね。早速だが昨日の盗賊の話を聞かせてもらおうか」


「了解しました」



私はニグルさんに今回の内容について説明した。初めての護衛任務、盗賊襲撃、商人から聞いた話、過去の出来事、『暴風』のパーティについてなど。途中、アルトさんが説明で足りない部分を付け加えてくれたので、きっと漏れはないはずだ。



「なるほどね。こんな怖いことが起きていたのか。冒険者ギルドは今まで何をしていたんだ!盗賊たちが冒険者として街中を自由に行き来していたということだぞ」


「なりすましは悪質ですよね。元の街にいれば、周りの人たちが気付くでしょうけど、違う街ではほとんどが初対面なので、なかなかバレないんでしょうね。怖い話ですね」


ニグルさんの眉間にシワがよった。威圧的な表情が怖いが、無理もないか。街の治安を脅かす事態が起きてるのだから。


ニグルさんはこれから街中での冒険者が関わった事件について調べなおすそうだ。人物像に不自然な点が見つかれば、余罪の洗い出しを行う。これから忙しくなるであろうニグルさんに挨拶をして、私たちは衛兵の詰め所をあとにしよう・・・としたら、止められた。



「ところで、昨日の人だかりはなにをしていたんだ?」


「えっと・・・みんなでじゃんけんしてました」



興味ありげな表情だったのでニグルさんにじゃんけんのルールを説明した。言葉だけではわかりにくいので、実際にやってみることにした。最初は私とニグルさんで勝負した。



「「最初はグー、じゃんけんポン!」」



私はパーを出して、ニグルさんはグーを出した。負けたのを理解したのか、悔しい顔つきになってしまった。次はアルトさんとニグルさんだ。



「「最初はグー、じゃんけんポン!」」



アルトさんはパーを出して、ニグルさんはチョキを出した。勝ったことがわかったニグルさんのニヤリとした表情は見なかったことにしよう。


それから何度かじゃんけんの実演をして、ニグルさんは満足したのか事情聴取は終了となった。




次に私たちは冒険者ギルドへ向かった。もうすぐお昼時なので、出店で昼食を買って食べながら歩いた。お昼は肉の串焼きだ。もちろん冒険者ギルドに入る頃にはちゃんと食べ終わった。


冒険者ギルドの受付の方に事情を話すと、ギルドマスターの部屋に通されることになった。かなり大事になっているようだ。アルトさんと緊張しながら受付の方の後ろをついていき、ドアの前につくと受付の方はノックをした。



「アルトさんとスグルさんを連れてきました!」


「入れ!」



部屋に入るとそこには背の低いおじさんがいた。お髭がもじゃもじゃの顔立ちだ。ひょっとしてひょっとするかも。



「俺はこの山脈都市マトンのギルドマスターのダンテスじゃ。見ての通りドワーフ族だ。おまえら、昨日の話を詳しく聞かせてくれ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ