37話 独自調査9
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「スグルくん!大丈夫だった!?」
夕方時に冒険者ギルドに入ると、魔物騒動も収束したこともあり、昼間の慌ただしい雰囲気は落ち着きを取り戻していた。受付で仕事をしていたミレイさんが私を見つけて声をかけてくれた。
「大丈夫でしたよ。街で魔物が出てきたり、今日はビックリしましたね」
「そうなのよ!スグルくんから『小さな魔石』について教えてもらっていたし、今日何かが起きると情報提供もあったから心の準備は出来ていたけど、まさか街中で魔物が出るとはね・・・」
数日前、街の掃除の依頼をこなしていたときに『小さな魔石』を見つけた。最初は「この魔石、何だろうか?」と思ったけど、今となれば、あの日辺りから誰かが街に魔石をばらまき始めたのだろう。
「『小さな魔石』を回収した場所には魔物が現れなかったみたいですね。魔物の出現はやっぱり『小さな魔石』が原因で、そこから魔物が現れたと考えてもよいのでしょうか」
「スグルくんもそう思う?今回の件に関して後で発表があるんだけど、ギルドの見解としても、今回の魔物騒動は『小さな魔石』が原因だと考えているの」
『小さな魔石』から魔物が現れた、というのは衝撃の事実だ。この魔石を悪用すれば、街中を混乱に陥れることが可能になるということだ。
しかし、『小さな魔石』を元に魔物が形成されたのか、『小さな魔石』に封じられた魔物が解き放たれたのか、『小さな魔石』を通じて魔物が転送されたのか、魔物が突然現れた理由は不明だ。この謎については、今後の冒険者ギルドの調査できっとわかることだろう。
「そういえばお渡ししていた『小さな魔石』はどうなりました?」
「魔物騒動が起きてから心配になって見にいったけど、何もなかったのよね。調査していた人の机の上にそのまま置いてあったわ。今後は管理を気をつけないといけないけどね」
魔物が現れた『小さな魔石』と、現れなかった『小さな魔石』の違いはなんだろうか。私の《アイテムボックス》に入っている魔石も特に異常はなかった。もしかして、屋外にあった魔石とそうじゃない魔石で違いがあるのかな。
「ひとまず冒険者ランクBのステリアさんが待機していたんですよね。街中の魔物騒動が落ち着いてよかったです」
「それがさぁ、魔物騒動は落ち着いたからよかったけど、ステリアさんでも対処できない魔物ランクAが出たらしくて焦ったわ〜。ギルドマスターが対処に向かおうとしたところで、仮面の人が倒してくれたらしく、助かったわ。仮面の彼?彼女?は、いったい誰なのかしら・・・」
街中に現れた魔物ランクAのレインボースネーク。属性を3つ持っていたので、相性によっては苦戦する魔物だ。仮面姿に変装して倒したけど、冒険者ギルド的にも助かったらしい。よかった、よかった。かわりに素材回収しちゃったけど別にいいよね。ただ、仮面の姿のままで売りたいけど、どこで売ればいいんだろうか。
「そういえば、素材の買い取りって冒険者ギルドに登録している人じゃないと出来ないんですか?」
「別に登録していなくても売れるわよ。ただ、冒険者ギルドに登録していると常設依頼として集計されるからいいけど、登録していない場合、他よりも買取額は安いし、売りにくる人は少ないわね」
登録してなくても売れるのか。高ランクの魔物はスグルの姿で売ると悪目立ちするだろうから、仮面姿で売りたい。買取額は安いみたいだけど、素材の数には困っていないから、ここで素材を売るのもありだな。
「ちなみに素材の買い取りは、他ではどんなところで出来るんですか?」
「そうねぇ、直接お店に売ったり、商業ギルドに売ったりするかな。ただ、商業ギルドは信用が命だから会員登録が必要だけどね」
会員登録が必要ならきっと顔出し必須だし、仮面姿じゃ利用できないな。お店も仮面のままだと怖がられるだろうし。今回の魔物素材を売るなら冒険者ギルドかな。
「いろいろお話ありがとうございました。また明日から頑張りますね」
「今日の魔物騒動で掃除の依頼も増えるだろうし、明日からよろしくね!疾風の掃除屋さん」
ミレイさんに挨拶をして、冒険者ギルドをあとにした。




