33話 独自調査5
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「ビー!ビー!ビー!」
『ポーション屋 キールのお店』から出ようとしたら、突然警報音が鳴り出した。一瞬、自分が何かやらかしてしまったのかもと冷や汗が出たが、どうやら違うようだ。店内もざわつき始めた。
「警報音がなるのっていつ以来だ?」
「なんだなんだ?」
店員やお客さんが警報音について話している。私はそのままお店を後にした。フロンダの街に突然警報音が鳴り響いたが、いったい何が起きたのだろう。もしかして、『小さな魔石』関連の出来事なのだろうか。お店の外に出ると、少し離れたところから叫び声が聞こえてきた。
「魔物だー!逃げろー!」
「キャー!助けてー!」
街中に魔物が現れたらしい。スキル《索敵》を使用すると、確かに魔物がいた。その数、20体はいるだろうか。どうやら突然現れたようだ。でもどうして・・・。考えるのは後にして、まずは魔物を倒さないと。
ただ、今の姿のままで魔物を倒すと変に目立ってしまうかもしれない。急ぎ変装をしよう。裏路地に入り、人目がないことを確認して、昨日の仮面姿に変装した。お面をかぶり、黒のローブを来て、光魔法《変色》で髪の毛を赤毛に変えた。念のため、闇魔法《気配遮断》も忘れない。
よし、近場の魔物から倒していこう。スキル《身体強化》を使用して、逃げ出す住民を避けながら魔物のいる方向へと走りだした。街道を走って角を曲がると、さっそく魔物を発見した。
『ライトスネーク ランクC』
住民たちは我先に逃げていたが、一部の人は武器を持って魔物と戦っていた。魔物との戦闘で割り込むのは気が引けるが、街中での戦闘において長引いて良いことはないだろう。住民や建物の被害が増える前に急ぎ対応していこう。
さて、どうやって倒そうかな。周りへの誤射がないスキルはやっぱり体術なんだろうけど、近づかないといけないのが手間だ。ここは殲滅速度重視でいこう。もちろん、周りへの被害を最小限にすることも忘れない。
「空間・闇魔法《黒球滅》」
魔法を唱えると握りこぶしぐらいの黒い球体が2つ、私の周りに出現した。空間魔法と闇魔法の複合魔法だ。出現させる球体が多くなるほど消費MPが多くなり、制御も難しくなる。今回は2つなので、両手の如く操ることが可能だ。
黒い球体を上空に上げ、他の人に当たらないように注意しながら移動させ、魔物の頭上から落下させた。
「シャァ!?」
ライトスネークは黒い球体の存在に気付き、避けようとしたが、私は黒い球体を素早く操作してライトスネークの胴体部分へと着弾させた。
黒い球体が魔物に当たると、触れた部分が抉れたようにキレイになくなり、球体の形をした空白のスペースが出来上がった。そして黒い球体が消滅すると、血が吹き出してライトスネークは反撃すら出来ずに倒れた。
その場で戦っていた住民は「何が起こったんだ?」と周囲を見回していたが、私は気にせず彼らの脇をすり抜け、魔物に手を触れて《アイテムボックス》へと収納した。戦闘後の魔物の片付けの手間が減るし、かわりに素材はもらってもいいよね、きっと。
ライトスネークを倒すとそのまま通りを走り抜け、次の魔物がいる方向に向かった。今度はどんな魔物かな。スキル《探索》を使用して進んでいく。おっと、目の前で魔物が倒された。冒険者なのかな。5人で声をかけあいながら連携して倒していた。ここは大丈夫そうだ。このままいけば、魔物騒動も早く終わるかもしれない。期待に胸を膨らませながら、次に向かった。
その後、移動しながら魔物を数体倒していった。魔物の素材は回収したりしなかったり。頑張って戦っている人たちから、素材をすべて奪うのは心苦しいのだ。もちろん、少しはいただくけどね。
これであらかた魔物は倒し終わったかなと思ったが、1つだけ、ずっと《探索》に引っかかっている場所があった。私は急ぎそちらに向かった。
現場に着くと冒険者たちがすでに戦っていた。負傷して戦線離脱している人もいて、状況は芳しくないようだ。今回相手をする魔物は・・・
『レインボースネーク ランクA』
おっと、これは冒険者ランクSの案件じゃないか。あれ?、冒険者ギルドに待機していたのは確かランクBだったはず・・・ランク足りてなくない?




